唯一無二の孤高のあぶらだこ
ユニークな、アクの強いバンドをいくつも輩出してきた日本のパンク・シーンの中でも際立った個性を持ったバンドだよね。もう、唯一無二の孤高の存在というか。しかし、83年デヴューだから、もう25年(休止期間もあったが)もやってんだね~。
最初のソノシートから今回のアルバムまで、10枚の単独作品をリリースしてるけど、ドラムが、マル~吉田達也~伊藤健一に、ギターが、あぶらだこ以前より長年ヒロトモと行動を共にしてきたイズミから、他のメンバーより、うんと若そうな大國正人に代わろうとも、若干の変化はありつつも基本的なトコは全然変わらないのがスゴイ。イズミが抜けて最初の2000年リリース「月盤」を初めて聴いた時、ギター代わってどんなもんかなと身構えて聴いて、“全然一緒じゃん!”と笑っちゃったからな。それだけヒロトモの意思が音に反映されてるってことなのかなぁ、今にして思うと。
アルバムとしては、04年の「トンネル盤」(穴盤?)以来4年振りの今回の「舟盤」
初のフル・アルバム、85年の「木盤」の頃から少しづつ出てきた、どこか昔のアングラ・フォークの雰囲気もする叙情的なメロディーを持った曲が増えてきたような気がする。あと、ヒロトモが楽器を扱う曲が増えたね。
最終曲「入港」が、曲調も唄い方も、これまでに無いパターンで印象に残った。
2004年のフジ・ロックで一度だけ観たライヴ、スゴかったんだよな~。特に最後の「翌日」でヒロトモの出してたオーラは尋常じゃなかった。
また観てみたいな。
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コメント
小町君は昔馴染みですよ~
リザードとかで一緒でしたよ。
最初のアルバムとかリザードの影響ありましたよね。
投稿: TK | 2008年7月 2日 (水) 20時01分
>TK様
お~!スゴイっすね!
ベース、カッコイイですよね~。
確かにリザードっぽいトコあったかも。
投稿: LA MOSCA | 2008年7月 2日 (水) 21時03分