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2008年9月 3日 (水)

夏の終わりにマシュー・スウィート

Dscn2170 一昨日にようやく届いたマシュー・スウィートの新作『SUNSHINE LIES』を聴き倒している。

随分前からアナウンスされながらリリースが延び延びになっていて、待ちくたびれた感もあったが、やっと聴くことが出来た。

実は、my spaceで聴いた3曲の出来栄えにちょっと不安になってたのだけど、要らぬ心配だったようだ。3曲中2曲は(個人的には)収録曲中、ワースト1位2位だったりして・・・。オレの感覚がずれてんのか、マシュー本人が自分の良さを分かってないのか・・・。『マジカル・ミステリー・ツアー』期のビートルズを思わせるようなメロトンのイントロに導かれて「TIME MACHINE」が始まった瞬間、“コレはスゴイかも”と思わされた。

前作の『LIVING THINGS』も結構気に入ってたんだけど、今思えば、曲自体の良さというよりも、スティール・パンやヴァン・ダイク・パークスの鍵盤を使った、アレンジで聴かせる作品だったかも知れない。しかし今回は、編成はシンプルながら(とは言っても4ピースで『GIRLFRIEND』を単純になぞったような作品ではない)久々に、粒揃いの曲が目白押しだ。

マシューと云えば未だに“『GIRLFRIEND』の人”と思われてるようだけど、それは絶対に違う。アレは確かに名盤だけど、それだけじゃないんだよ。その後の作品が全て傑作とは言わないが、99年にリリースされた『IN REVERSE』なんかは、『GIRLFRIEND』の呪縛をようやく逃れた全然違うタイプの、個人的には『GIRLFRIEND』と同じ位、ヘタするとそれ以上の傑作じゃないかとも思う。

でも熱心なファン以外には、強力に一発屋的なイメージがあるだろうから、新しい作品は、中々聴いてもらえないかな。ホントにイイんだけどなぁ。

マシューのコトをパワー・ポップとかギター・ポップとかよく言う人がいるが、俺はあまりそういう風には思わないんだよね。確かにビートルズやビーチ・ボーイズっぽいトコはあるけど、それよりもロバート・クワイン、リチャード・ロイド、アイヴァン・ジュリアン、フレッド・マーなどのNY PUNK人脈を起用するセンス(ちょっとルー・リードっぽい?)、それからニール・ヤング的なトコに惹かれちゃうからな。ちょっとウエスト・コーストっぽさも感じるし、歌声もどことなくドン・ヘンリーに似てる気がするんだけどね。

そう、あの声がイイなぁ。明るいメロディーを歌っても、切なさ、哀しさが滲み出てるカンジが堪らないんだよね。

新作は、国内盤の予定が発表になってないので輸入盤で買ってしまって、歌詞わからないけど(まぁ、新作に限らないが)今くらいの、夏の終わりにピッタリの音楽だと思うな。

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コメント

LA MOSCAさん、先日はうちのブログにコメントありがとうございました。ちょっとバタバタしていて返事が遅れてしまっていて申し訳ありません。代わりにといってはなんですが、こちらに先に書き込ませてもらいます。

『In Reverse』最高傑作説、大いに賛成です。あれだけの作品を出し続けているのに、どうしてこの人がもはや過去の人みたいな扱いをされるのかが不思議でなりません。やっぱり変わってしまった体型のせいでしょうか(苦笑)

ほぼ毎日ブログ更新されていてすごいですね。ゆっくりですが、過去記事にさかのぼって読ませてもらっています。今後ともよろしくお願いします。

投稿: yas | 2008年9月20日 (土) 15時29分

>yas様

コメントありがとうございます!
『In Reverse』イイですよね、絶対!
賛同者がいて嬉しいな。

体型は「ガールフレンド」の来日の頃には
既に結構、大変なことになってたので(笑)
人気にはあまり関係ないかと。
確かにいまだに進行中で、ますますスゴイことに
なってますけどね(笑)

こちらこそ今後もよろしくお願いしますね。
俺もまたお邪魔させてもらいます。

投稿: LA MOSCA | 2008年9月20日 (土) 20時11分

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