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2009年2月10日 (火)

1年目の2月10日に

Dscn1668 あの日から1年。あの後、まさかの心配なニュースがあり、またしてもの克服を経て、再度の復活へ向けて療養中の清志郎。

あの日は、オープニングでMCの人が言ってたように、終盤で清志郎本人も言ってたように、特別な“素晴らしい夜”だった。

日本のロック史に残る歴史的なライヴ。清志郎の音楽人生における記念すべきライヴ。それは確かにそうだろう。でも、俺が言いたいのはそういうことじゃなくて、もっと個人的に思ったことだ。

15の時に清志郎(RC)を聴き始めて、約28年。さすがに近年はそれ程でもなくなったけど、一時はとても生活に密着した聴き方をしてた。若い頃にディープに沢山聴いた曲を時間が経ってから聴いて、聴いてた頃の風景が蘇る感覚って誰もが感じたことがあると思うんだけど、そんなカンジがあったね、あの日は。

だけど、それだけじゃない。“あの頃”から長い年月を経た、今(2008年)でしかありえない雰囲気もあった。

清志郎、チャボ、コーちゃん、梅津&片山、それから厚見麗に三宅。そして、俺や嫁を含む客。みんな確実に年をとった。RCが活動停止した90年から18年。コレは決して短い時間じゃない。80年代には、RCの水戸公演を、お互いを知らずに同じ会場で別々に観てた俺と嫁も、小5の娘を置いて一緒に観に来てる。

56歳の清志郎が、57歳のチャボや53歳のコーちゃんを従えて唄うのを観てる42歳の俺と43歳の嫁。こんなの、90年は勿論、94年のGLAD ALL OVERの時や、2000年のRESPECT!の時ですら、想像しえなかった。

Dscn2654 この日のパンフに掲載の清志郎との対談で、RC停止後、清志郎と共演する時、『君が僕を知ってる』を演ることが多いのは何故か?と聞かれ

「俺が好きだから。RCのベスト3に入るね。曲はもちろん最高なんだけど、自分のギタープレイもちょっと好き。凄く好きなんだけど、音色とフレーズの粒を、実は一度もちゃんと弾けたことがない。自分の作ったフレーズを(笑) まだ納得したことがないから、これは死ぬまでやる!」

と語っていたチャボ。DVDでこの曲のシーンを観ると、嬉しそうではありながら、真剣に、ちゃんと弾こうとしてるチャボが確認できる。

この発言を読んで、あの日のライヴが、よくありがちな“過去の再現”じゃなかったんだってことを痛感させられた。

そして、活動停止前にRCを脱退したコーちゃん。脱退までの経緯を考えると、コーちゃんが参加したことの意味は大きいと思う。これは時間が経たなきゃ絶対、実現しなかったと思うな。

終わってしまった物語の再現じゃなくて、物語はまだ続いてる。清志郎たちのも、俺のも。この先、話はどう続いていくのか?それは誰にもわからない。

って、ことを明日書くんだよ、と昨夜、嫁に話した。そしたら嫁は

「私はそうは思わなかった。確かにお互い(清志郎たちと自分たち)年はとったけど、私があの日のライヴで抱いた感情は“あの頃”と同じモノだった。そう、“同じ”だったんだよ」

と言った。うーん、なるほど(笑)そう言われるとそんな気もしちゃうな(笑)

いや、でもやっぱり、俺はいい意味で時間の経過を感じられた。ROCKを、RCを、清志郎を、長いこと好きで良かった!って思った。だって、あの日、俺は今までに感じたことがない種類の幸福感でいっぱいだったから。

Dscn1670 2008年2月10日、武道館での俺。

開場まで2時間くらいあるのに、既にデキあがってる(笑)

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RC SUCCESSION」カテゴリの記事

コメント

こんにちは!

この写真 前にもみたけど
やっぱり オレ 当日すれ違ってますよ
たぶん。

九段下から武道館へ向かう道で。

ラモスカさんの黒皮にバッチスタイル見て
なんだか「80年代」のあの空気を感じて
ひとりニヤニヤしながら門をくぐって あの大きな玉ねぎを見上げてました。

オレは もうずっとLIVEから離れてましたんで
あの日は ラモスカさんのような気分でもあり
奥様と同じような気分でもあり 感慨深かったです。

君僕は・・・

最近は 昔のバージョンのほうがいいなぁ
と感じている今日この頃です。

投稿: KENBO | 2009年2月10日 (火) 22時15分

あの日のライブ独特の物がありましたね~
それが何であるか、はっきりとは分からないのですが、RCの様でありまたそうでもない様な・・・
兎に角異質な何かがあったのは間違いありません。
無理して観にいって本当によかったと今になって思います。

投稿: マイト | 2009年2月10日 (火) 23時27分

こんにちは!
清志郎、チャボ!2人の雰囲気が素敵な
写真ですね。

チャボが自身のギタープレイについて話す内容は
ホント真剣で大好きです。
いつかは6弦全てをきちんと鳴らして弾きたい
みたいな事言っていて、僕も多少かじっただけに
この言葉を重さをひしひしと感じたこともありました。

あっ、RCの写真といえば屋根裏で清志郎?チャボ?が実習生と書かれた腕章を付けて怪獣みたいな顔(顔の表現については写真の説明にこのように書いてありました(笑))をして写っているのを見て衝撃を受けました。

それから素晴らしい作品を沢山聴いて
現在にたどりつきました。
昨日はシングルマンを聴ききながら歩いてました。


そういえば僕、RC関連のライブ観た事無いのです。
チャンスは全て逃しました。(泣)

LA MOSCAさんや皆さんが羨ましいです。
でも今後もあるのだから、いつかきっと行きます。
きっと最初から終わりまで泣いていると思います。

今回のLA MOSCAさんの写真!
以前の記事で拝見してはいましたが
いいですねーー。かっちょいいです。

投稿: ちゅう吉 | 2009年2月11日 (水) 10時40分

>KENBO様

KENBOサンのトコのコメ返を読んで、ずっと考えてて
さっき思い出しました。
俺、飯田橋から歩って武道館に向かったんで
一旦、武道館を通り越して九段下駅に行って
帰りの切符を買ったんですよ。
たぶん、俺ですね、それ。
いや~、面白いですね。

革ジャンにバッヂの格好。
意地になってるワケじゃないんだけど、
“流行遅れだろうが、オッサンのクセに、と言われようが
コレが俺のスタイルだっ!文句あるか!”
って、カンジです。
やっぱり意地になってますね(笑)


>マイト様

独特、うん、とても特別な空気感みたいなのありましたよね。

マイトさん、大阪からですもんね、考えたら。
遠いよな~。でも、ホント、観てよかったですよね!
次、お会いできるとイイっすね!


>ちゅう吉様

≫いつかは6弦全てをきちんと鳴らして弾きたい

いかにもチャボなカッコイイ言葉!

実習生の腕章は清志郎ですね。

そうか、ちゅう吉さん、観たことないんですか。
RCが盛り上がり始めた頃のとがったカンジとは随分違う、あったかい空気感がありましたよ、昨年の武道館には。

写真ね(笑)
煽てたって何も出ないので、そういうふざけたこと言わないように!(笑)

投稿: LA MOSCA | 2009年2月11日 (水) 20時45分

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