ロックン・ロールの未来だった
こないだ、こんなの書いて、ディオンなんか聴いてたら無償に聴きたくなって、実に久々にコレを聴いてみた。
俺、全然、この人の熱心な聴き手じゃない(今、手元にあるのはコレを含めて、アナログ3枚のみ)けど、未だにこのアルバムは好きだなぁ。
“ボブ・ディランのような詩、フィル・スペクターのようなサウンド、デュアン・エディーのようなギター、ロイ・オービソンのような歌唱”というキャッチ・コピーも狙ってるとはいえ、とても良い例えで、納得させる作品になってるトコはさすが。1975年という時代背景考えると“ロックン・ロールの未来”と絶賛されたのも頷ける。
このすぐ後に、更に生々しいパンクが登場し、スプリングスティーンの存在は若干、色あせてしまったのかもしれないけど、パンクが浮上してくる為の足がかりというか、刺激になったのは否めない事実だと思うし、その後も良質の作品をいくつも生み出してるとも思う。
パティ・スミスと「ビコーズ・ザ・ナイト」共作したり、ルー・リードの「ストリート・ハッスル」に(ノン・クレジットで)ゲスト参加したり、あの「ハングリー・ハート」は元々、ラモーンズの為に書いた曲だったり、と実際、パンク・シーンとも接点があったし・・・。
つうか、聴きたいなぁ!「ハングリー・ハート」
俺、持ってた筈だけどなぁ、『ザ・リバー』
こないだ中古屋で見つけた¥980の『グレイテスト・ヒッツ』やっぱり買えば良かった・・・。
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コメント
LA MOSCAさん、こんばんは。
ちょっと忙しくしている間に更新の嵐ですね。
スプリングスティーンのこの盤は、僕的には生涯のベスト5に必ず入る大好きな盤で、高校生の頃初めて『THUNDERROAD』聴いたときのゾクゾクした感じは今も忘れられない衝撃でした。ただ、思いいれがありすぎるので逆にめったに聴きません(笑)。
投稿: goldenblue | 2009年7月 8日 (水) 02時56分
>goldenblue様
俺はこの人に関して全然詳しくないんですが、
このアルバムは大好きです。
「THUNDERROAD」はスゴイですよね。
思い入れがありすぎてめったに聴かないのは
俺の場合、ルー・リードの『ベルリン』ですね。
たぶん、生涯No,1。
投稿: LA MOSCA | 2009年7月 8日 (水) 21時22分