誰もが口々に自分の誕生日について叫んでる/29年目の12月8日に
打ちひしがれているとき、誰も愛してはくれない
有頂天になっているとき、誰も見てはくれない
誰もが金もうけにアクセクしているとき
僕たちはおたがいに背中をかきあおう
僕は向こう側にも行ってきた
君には僕のすべてを見せた
もう隠してることなど何もないよ
なのに君はこう尋ねるー愛してる?
何故、何故なんだ
僕に言えることは唯ひとつ
この世はショービジネスさ
打ちひしがれているとき、誰も愛してはくれない
有頂天になっているとき、誰も見てはくれない
誰もが金もうけにアクセクしているとき
僕は君の背中をかき、
君は僕の背中をナイフで傷つける
僕は今まで海を何度も越えてきた
片目の魔法使いが盲人を導いているところも見てきた
なのに、君はこう尋ねるー愛してる?
何だって、何だって?
指を触れるたびに、それはすり抜けていく
指を触れるたびに、それはすり抜けていく
朝、まだ暗いうちに僕は起きだし
鏡を覗くーooo wee!
そして、再び暗闇に身を横たえる
もう、とても眠れそうにないーooo wee!
年をとって白髪になったとき、誰も愛してくれない
気が動転しているとき、誰も君を必要とはしない
誰もが口々に自分の誕生日について叫んでる
そして、君が地下深く眠るとき
皆は初めて、君を愛してくれるだろう
-JOHN LENNON「NOBODY LOVES YOU(愛の不毛)」-
(対訳:山本安見)
http://www.youtube.com/watch?v=OYLdmi_U99w
昨年の今日もこの曲について触れたけど、ホントに大好きなんだよ、この曲が。
ヨーコに追い出されて、ロスで“失われた週末”(酒場で生理用品を頭に乗せて暴れて店から追い出されたりしてたらしい・・・)を過ごしてる時期の、赤裸々な、あまりにも赤裸々な歌詞もさることながら、ニッキー・ホプキンスのピアノ、ジェシ・エド・デイビスのギター、リトル・ビッグ・ホーンズ(ボビー・キーズ!)のホーン、そしてジョンの唄。すべてがイイ。
「シナトラに唄ってほしい」とか言ってたりもしたね、ジョン本人が。
“誰もが口々に自分の誕生日について叫んでる”か・・・。
ホントだよな~、さすがはジョン、こんな言葉出てこないよね、普通。
それにしても29年とはね・・・。
ジョンより4つも年食っちまったよ。
| 固定リンク
「BEATLES」カテゴリの記事
- スピーカーのなか居るような あなたの声はとてもやさしい(2017.10.09)
- ALL THINGS MUST PASS(2017.10.06)
- CITY SLANG(2017.07.12)
- I KNOW YOUR NAME(2017.07.09)
- WITHIN YOU WITHOUT YOU(2017.05.21)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
今年もこの日が来てしまいましたねぇ。
自分もついにジョンより歳をとってしまいました。
もし生きていたら69歳、どんな音楽をやっていたのかをいつも考えてしまいます。
投稿: hiroumi | 2009年12月 8日 (火) 21時49分
LA MOSCAさん、こんばんは。
僕もこの曲は大好きです。「心の壁、愛の橋」のもいいけど、ジョンの死後に出たデモテープ集(?)「Wonsaponatime」ってのに入ってる弾き語りヴァージョンがめっちゃかっこいいです。
最後のフレーズのとこ、死んでしまった後、ジョンはどう思ってるんでしょうね。
投稿: goldenblue | 2009年12月 9日 (水) 01時04分
こんばんは!
僕は昨日、「ロックン・ロール」聴きました。
最初のビー・バップ・ア・ルーラから痺れてました。
(* ̄ー ̄*)
投稿: ちゅう吉 | 2009年12月 9日 (水) 16時44分
>hiroumi様
hiroumiさんも超えちゃいましたか。
この日だからどう、ってこともないんですが
やっぱりね、なんか思うところありますよね。
うん、どんなにボロボロでもいいから69のジョンの唄
聴きたかったですよね。
>goldenblue様
「Wonsaponatime」って、4枚組で出たヤツの抜粋盤でしたっけ?
俺は4枚組で聴いたけど、良かったですね、確かに。
そう、この曲や「GLOW OLD WITH ME」なんか聴いて、その後のこと考えると、なんかなぁと思いますね。
>ちゅう吉様
「ロックン・ロール」!!!
俺もジョンのソロ作では「ジョンたま」と並ぶくらい好きです!
歳を重ねるごとに判ってきたとこもあったりして。
うん、「ビー・バップ・ア・ルーラ」からきますよね~。
投稿: LA MOSCA | 2009年12月 9日 (水) 21時43分