オデッセイ・1986・破産
少し前に、いぬん堂さんのトコで知って、こちらのブロガーさんのトコでも話題になってたコレ。
蜷川幸雄との繋がりは、古くからのミチロウ・ファンには、対談集『バターになりたい』でお馴染みだと思う。この対談で蜷川氏は「これから日本のロック・ミュージシャンも老いを迎えていくでしょ?50、60歳になった時の末路を見たいな(笑)」なんて言ってたけど、実際、59になったミチロウと共同作業してるとは夢にも思わなかったなぁ。
その後、蜷川氏の舞台にミチロウの「カノン」が使われたりして、86年に実現したのが『オデッセイ・1986・破産』
残念ながら俺は観てないんだけど、当時、ミチロウのファンジンに掲載されたレポート読んだら、相当ぶっ飛んだモノだったみたいだね。今回の話 題が出るまで忘れてたけど、ホント行っときゃよかったなぁ。
芝居のシナリオは無く、ミチロウの唄う楽曲(バンドは居なくてカラオケだった模様)に合わせて、役者が演技をするってカンジだったらしいけど、それだけじゃ想像つかないよね。どんな雰囲気だったんだろうなぁ?
この2点の画像は1曲目の「オデッセイ・1985・SEX」
たくさんの役者達が曲の間中、食事とSEXを交互に繰り返したらしい。いろんな家族設定があり、一人暮らしの人はSEXシーンも一人で・・・ってことだったようだ(笑)食事のシーンではミチロウが唄いながらつまみ食いしてたりして(笑)
コレは「ジャンキーパニック SEXY STAR」
この曲は役者さん無しのミチロウの独り舞台で、普段のライヴに近いノリだったとか。
コレは「ゲイノー・ブラザーズ」
赤い薔薇を付けてトップをちょん切ったソフト帽がカッコイイ!大勢の女子高生が“ミチロウ!”と黄色い声を上げる中、♪私の名前を呼ばないで♪と唄い出したという。
前述のファンジン。ちょっと見辛いかもしれないけど画像載せときます。コレが1~2ページ目。
こちらが3~4ページ目。
コレが5~6ページ目。
で、最後の7ページ目。
今度の舞台、V6の森田クンの効果かチケット完売なんだってね。寺山修司・作のストーリーも面白そうだし、ミチロウがどんな芝居するのかちょっと観てみたかったなぁ。
残念・・・。
youtubeにて、オデッセイ・1986・破産についてのミチロウ・インタヴュー動画を発見したので追記します。観たことない方は是非! 12月30日・追記
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コメント
これは興味深いですね~
当時僕も見てませんが、そういえばそんなことやってたな~程度の記憶はあります。
寺山修二もすきなんで、どんなものか見てみたいですね。
投稿: マイト | 2009年12月10日 (木) 00時55分
>マイト様
こういう舞台モノって映像作品になったりするんですかね?
蜷川氏は役者にかなり厳しいらしいけどミチロウも怒られたりするのでしょうか?
気になります(笑)
思い出して後悔してます。
もう23年も前なのに!(笑)
投稿: LA MOSCA | 2009年12月10日 (木) 21時31分
反応遅くてすみません。一生懸命目を凝らして(200パーセント似拡大して)読んでます。60人もの俳優さんが出演したんですね。ベニサンピットってキャパ150くらいじゃなかったっけ?スタンディングだったならもっと入っただろうけど。
蜷川さんがカノンを使った舞台は2004年の「シブヤから遠く離れて」でした。すっごい音楽はまってて良かったですよ。これも嵐の二宮くんが主演でチケットは即日完売だったのだけど、運良く抽選に当って当日券をゲットすることが出来たので。今回も当日券でなんとかするつもりです。
投稿: yukodokidoki | 2009年12月14日 (月) 18時39分
>yukodokidoki 様
画像アップが下手でスイマセン!
読み辛かったですよね。
「カノン」は84年にも「タンゴ・冬の終わりに」で使われたようです。
戸川純の「蛹化の女」と一緒に。
お~!観に行かれる予定なんですね?
レポ記事期待してますね!
投稿: LA MOSCA | 2009年12月14日 (月) 20時40分