帰ってこいよ
正月とは関係なく普通に土日休んで、今日からまた一週間が始まった。つっても学生がまだ冬休みなんで静かなもんだけど。
この休みにウォークマンの中身を大幅に入れ替えた。しばらくやってなかったんで飽きてきてたし、新たに購入したモノや貰いモノの音源なんかも結構あったんでね。画像下の『LET IT BE...NAKED』も、なんか聴きたくなって入れてみた。
このアルバム(特にオリジナルのフィル・スペクター・プロデュースの方)って、バンドの人間関係が険悪になってて出来も散々だというのが定説で、俺もひと頃は、そんな意見に流されてそういう風に思ってたけど、悪くないな、と思う。勿論、スペクター版の方も。「THE LONG AND THE WINDING ROAD」は確かに酷いと思うが・・・。
とにかく「GET BACK」が大好きでさぁ。曲のカッコよさもさることながら、ジョンの軽快なとぼけた味のあるリード・ギターとダルそうなコーラスがサイコーだな。勿論、ポールのスウィングするベースと軽やかながら力強いヴォーカルも、ジョージとリンゴのタイトなリズム・セクションもいい。そして、これはアルバム全体に云えるけど、ビリー・プレストンのファンキーなエレピがまたいいんだ。この曲でのプレイはプレストンの3本の指に入るぐらいの名演じゃないかと。
ジョージ・マーティンのプロデュースしたシングル・ヴァージョンとスペクター・プロデュースのアルバム・ヴァージョンは好みが分かれるとこだけど、俺はポールの唄とジョンのギターがクリアなスペクター版の方が好きだな。
実際、人間関係は良くなかったんだろうけど、そんな状況でよくこれだけのモノ作れるよなぁ。メチャ、まとまったバンド・サウンドだよな、コレ。
「GET BACK」だけじゃなく、「TWO OF US」、「I’VE GOT A FEELING」、「DIG A PONY」など、ほとんどの曲がいいなぁ。あっ、「ACROSS THE UNIVERSE」と「THE LONG AND WINDING ROAD」は、あまり加工されてない「ANTHLOGY」ヴァージョンが断然いいけど。
ちなみに画像上のオリジナルLPは、俺が高校に合格した時、大のビートルズ・ファンだった叔父(オフクロの弟)がくれたモノ。よく見るとジャケ(リンゴの写真のトコ)に、ボールペンで“S46.1.3.”と買った日付が書き込まれてる。貰ってから30年経つけど、ずっと大事に聴いてる。
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