一昨日に手に入れた、この写真集を繰り返し眺めてる。
有賀幹夫って、大好きでさ。この人の名前をはっきり認識したのは、89年、ストーンズのSTEEL WHEELS TOURの写真を見てから。もう、カッコよくてね、写真が。
翌90年の初来日から、日本人初の、そして唯一の“ローリング・ストーンズのオフィシャル・フォトグラファー”となった人だ。
80年代後半~90年代半ばぐらいまで、ストーンズの日本のファン・クラブの会報『STONE PEOPLE』を結構、読んでたんだけど、写真のみならず、彼のインタヴュー記事なんかも載ってて。
本人が大のロック・ファンで、シナロケ、冨士夫、ブルーハーツ、ツネマツマサトシ、ルー・リード、ジョニー・サンダース等、俺が嬉しくなっちゃうような人たちをたくさん撮ってたことも知った。当時、ブルーハーツだったマーシーと友だちだとも言ってたし、もう、大好きにならざるをえないよね。
そんな彼が思い入れを込めて撮り続けてたアーティストの中に、RC、そして清志郎もあった。
今回の写真集を見て、“コレも有賀さんだったのか”と思わされた、見覚えのある写真も少なくなかった。
有賀氏の写真って、ファン目線ありきなトコがあって、それがとてもいい。なので、ファンが見たい瞬間を見たい角度から見れるのが嬉しいね。この写真集でも、そんな彼の良さが遺憾なく発揮されてる。
RCのライヴをはじめて撮ったという、86年、あの『the TEARS OF a CLOWN』の野音の「打破」の1シーン。ファンにはお馴染みの清志郎がチャボの肩に手を乗せてジャンプしてる場面。コレなんか額に入れて飾りたくなるほどカッコイイ。
この写真に対する本人のコメントが奮ってる。「清志郎さんが後ろ向きじゃないかって? そんな意見の人とは友だちになれないぜ、Baby・・・」だって。サイコーでしょ?
そうそう、巻末に掲載されてる本人の写真解説と、清志郎ファンにお馴染みのスタッフ、高橋ROCK ME BABYとの対談が、またいいんだ。
“コレはあの曲を演奏してるところ、こっちはあの曲を演奏してるところ”ってカンジで、20年以上前のことなのに、よく憶えてるなぁって。いや、見てて俺も判ったりするけどね(笑) “コレは何年のどこそこの、rockin’onに載ったヤツだ”ってね。
あと、写真の並べ方ね。なんかね、ストーリー性があるんだよ。最後の、清志郎とチャボの2ショット、そしてページをめくってホントの最後に“あの”テレキャス。
とてつもない愛情と敬意に溢れてる。相当、思い入れが無いとこうはいかないと思うな。
もう全てのショットが素晴らしいのだけど、俺がグッときたモノ。
渋公での、「THE COVER」イベント出演後、クロコダイルに移動して、TEARDROPSのライヴに飛び入りした時の、ジョニサンとの2ショット。
rockin’on JAPANの追悼号にも掲載された、照れながらも誇らしげなミックとの2ショット。
憂いを帯びたブルースマンの様な表情の99年のショット。
『COVERS』レコーディング時の少年みたいな数々の写真。とりわけ、卓の前で、冨士夫が弾いたギターに大喜びしてるチャボとの2ショット。
そして勿論、それも含めた、RC時代のチャボとの膨大な数の写真。
おそらく、いや絶対に、有賀氏は、チャボが隣りに居る清志郎が一番好きなんだろうな。
判るよ、俺もそうだから。
写真展にはどうしても都合つかなくて行けなかったけど、こんなに素晴らしいんなら、是が非でも行っておきゃよかったなぁ。あと、未だ未入手のストーンズの写真集も絶対、欲しい!
ミュージシャンではないけれど、有賀幹夫って、本人がロックン・ロールしてるな、とつくづく思わされたね。
サイコーだな!
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