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汚れなき十代の魂

昔、20歳位の頃、“もし別な時代の別な場所に別な人間として行けるとしたら・・・”と夢想したことがある。

73年のニューヨークに18歳位で居るってのが俺の理想。コレがベストだな。

73年といえば、俺の生涯No,1アルバム(たぶん)、ルー・リードの『ベルリン』が出たし、NYドールズもエアロスミスもデビューしてるし、前年の、ストーンズの『ならず者』のツアーも17歳で観れてるだろうし、20歳になるとNYパンクの時代だし、サイコーだな。我ながら、馬鹿な妄想、無駄な想像だとは思うが(笑)

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先日、無事、デラックス・エディションを入手できた、IGGY&the STOOGESの『RAW POWER』も73年のリリース。

何度も書いてるが、ストゥージズなら前ラインナップの2nd『funhouse』の方が好きだけど、コレも十二分にスゴイ。

ロン・アシュトンのギターもサイコーにカッコイイけど、ここから参加したジェイムス・ウィリアムソンのキャッチーで鋭いギターと作曲センス。間違いなく代表的なパンクの雛形だろう。

今回のデラックス・エディションは画像で判るとおり、ミーハーな俺なんかなら眺めてるだけで幸せなモノ(「淫力魔人のテーマ」のシングルのレプリカ!)だけど、聴いてビックリしたのが、ディスク3、アウトテイク集の「I Got A Right」

初聴きの、ちゃんとした音で録られたテイク。こんなのあったんだねぇ。出来は聴き馴染んだ“あの”テイクの方がいいと思うけど、驚いたな、これには。

ディスク1の『RAW POWER』本体は、現在廃盤らしいオリジナルのデヴィッド・ボウイ・ミックスのリマスター盤。まぁ、俺はこの程度の耳なんで違いはよく判らないけど(苦笑)

ディスク2は73年10月、アトランタでの未発表ライヴ。予想はしてたけど、音質はよくあるセミオフィシャルやブート・レベル。カッコイイけどね。ボートラの未発表曲「Doojieman」のスタジオ・テイクが貴重だね。

DVDも予想どおり、字幕無いんでちょっとキツイけど、なんとなくフィーリングはつかめるしまぁまぁ面白い。ただ、昨年のウィリアムソン復帰後のライヴ映像観てたら、“ストゥージズは、もうやらなくてもいんじゃないか?”と思ってしまった。昨年リリースされたソロアルバムのような無理のない、現在のイギーならではの作品を聴いてみたいところ。

ヘンリー・ロリンズ、ジム・リード、ペリー・ファレル、チーター・クローム(!)、ジム・ジャームッシュ、レニー・ケイ、マーキー・ラモーン、スラッシュ、トム・モレロ、ジョーン・ジェットといった錚々たる顔ぶれのコメントの掲載された48ページに亘るブックレット。最後を飾るのはこの人、ルー・リード。

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俺の拙い読解力でも愛情込めて褒めちぎってるのが判る。

I have always loved Raw Power,I like the sound(中略)

inspiration for youngmen this day(中略)

The purity of teenage soul

だって。嬉しくなっちゃうね!

そうそう、ルー・リードといえば、ヤツとも名演を残した故ロバート・クワインの『RAW POWER』に対するコメント。

「僕が最後に気に入ったレコード。僕にとってのロックは、あそこで終わりだ。あのレコードでなし遂げられたものに付け加えることなんて、そうはないからね」

コレ、サイコーの褒め言葉だろ?

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コメント

俺もこれ注文したよ~!
すんげえ楽しみさ。

投稿: hiroumi | 2010年5月26日 (水) 09時36分

>hiroumi様

もしアレだったらご協力しようかなと思ってたんだけど。
やっぱり買いますか。
だよね!

投稿: LA MOSCA | 2010年5月26日 (水) 21時21分

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