« 2010年8月 | トップページ | 2010年10月 »

2010年9月の23件の記事

輝いてたあの頃へ、その後の話/DON’T LET ME DOWN

ひとつ前の一昨日の記事、今、読み返したんだけど気持ち悪いね(笑)

何が言いたいのかよく判らないし、まとまりなくて長いし、そして後ろ向きで湿っぽい(苦笑)

ホントはただ、あまり語られないこの時期が大好きだって言いたかっただけ。

と言いつつ、前回に引き続き、RC、そして清志郎&チャボの話。書き足りなかったんで(苦笑)

『ハートのエース』を聴いた当初は、“このままチャボ抜けちゃったりしないよな?”と心配になったりしたけど、ここから5年続くんだよね、RC。勿論、楽しい瞬間も沢山あったろうけど、煮え切らない複雑な思いを持ちつつ行動を共にしてたのかも。お互い、肝心なトコは語らなそうだしね。90年12月の最後の武道館の打ち上げで「俺は抜ける」と言ったチャボに“やっと言えたんだね”と思ったという清志郎。腹を割って話し合うとブッ壊れちゃうかもしれないから先延ばししてたのかもね、二人とも。

Dscn4342_2

この夏、ファンの間で大きな話題となったNHKの『ぼくはロックで大人になった~忌野清志郎が描いた500枚の絵画~』を少し遅れて俺も観た。(Kenboさん、サンクス!)なかなか丁寧に作られた良い番組だったと思うけど、例のチャボのインタビューは切なかった。「(RCが活動停止してチャボと別々に行動することになった時のことを)清志郎さんは“まるで失恋したみたいな気分だった”と言ったそうですよ」とインタビュアーに聞かされて、何ともいえない表情になってしまったチャボ。でも、「俺も同じだった」って・・・。

お互いに嫌いじゃないというか、大好きなのにちょっとした気持ちのズレで離れてしまった清志郎とチャボ。その後の『GLAD ALL OVER』を切っ掛けに(ここまでの4年弱はとても長く感じたなぁ)、少しづつ親密さを取り戻した二人。最後にはホントに近いトコまで来てた。“未だに言うのかよ”と思われるのを、後ろ向きなのを、百も承知で言わせてもらうとここで終わっちゃったのは本当に残念でならない。

Dscn4394

2年前のあの日、武道館で「君が僕を知ってる」のエンディングで、チャボの耳元に何か囁く清志郎。そして嬉しそうに思わず吹いてしまうチャボ。

Dscn4396

そして終演後、バンド・メンバー全員で肩を組んで客に頭を下げる恒例のこのシーンで、またもや耳元で清志郎に囁かれてこの表情のチャボ。

この続き、俺も観たかったけど、チャボも、そして清志郎はもっと無念だっただろうな。

でも、こんな幸せそうな、観てるこっちも幸せになれる時があって良かった。不本意ながらも疎遠なまま終わらなかったのがせめてもの救いなのかもしれないね。

ここ2~3日、頭の中で鳴りっぱなしだったこの曲の動画を観る。

忌野清志郎―THAT LUCKY OLD SUN

以前も紹介したことのある(清志郎が居なくなる前、最後に俺が書いた記事だ)、『LOVE LOVE あいしてる』に12年ぐらい前に出演してR&Bのスタンダードを唄った時のモノ。この曲を清志郎が唄ったのは音源化されてない。

素晴らしい、素晴らしすぎる。こういうの唄わせたら右に出るものなしだね。

昔、渋谷陽一との対談で、オーティスの最も魅力を感じるところは?と聞かれ

清志郎「メジャーな歌唄ってもどっかに哀しみがにじみ出ちゃうというかさ、そういうのがすごいなって」

渋谷「俺、それがダメなんだよ、にじみ出ちゃうのが(笑)楽しい方がいいじゃん。JBってにじみ出ないでしょう?」

清志郎「出ないね、あの人は」

渋谷「あれがいいと思わない?」

清志郎「・・・・・。子供の頃さ、綺麗なメロディーが聴こえてきて訳もなく哀しくなったりしなかった?なんかああいう感じがあるんですよ、オーティスの唄は」

という会話があったのを思い出した。

“貴方の唄も同じだよ、清志郎”と言いたくなる。

Dscn4420

次はコレ聴こう。忌野清志郎&仲井戸麗市名義のスタジオ音源としては唯一の曲。ホントに二人きりによる録音。

忌野清志郎&仲井戸麗市 Don't let me down

言わずと知れたビートルズの大名曲のカバー(俺の大好きなTHE GODもこの頃のライヴでやってたな、この曲)。89年、東芝EMIのアーティストによるトリビュート作に参加した時のモノ。

3分23秒あたりでの、清志郎の♪プリーズ!♪ってシャウト。

他の誰がこんなふうに唄える?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

輝いてたあの頃へ/85~86年のRCサクセション

ちょうど1ヶ月位前、ここで『THE 仲井戸麗市BOOK』や「海辺のワインディング・ロード」なんか取り上げて久々に聴きこんでから、この辺が出た時期、85年頃のRCのことをいろいろ思い巡らせる日々が続いてる。

80年の『ラプソディー』以降、どんどん上昇してった社会現象的なブームもミーハー人気も完全に沈静化したのがこの時期。その後、87年の清志郎の初のソロ・アルバム『レザー・シャープ』、88年の『COVERS』、89年のタイマーズ、90年の20周年とメンバー離脱の末の活動停止といった動きを思い起こすと、この85年~翌86年が一番、一般的には話題性に乏しい時期だったと思う。

でも、俺はこの時期に強力に思い入れがあるんだよ。85年に成人を迎え社会人となった自分の環境の変化も関係してたかもしれない。今まで判ったふりして聴いてた曲をもっと深い意味で聴けるようになったし、ワケあってダウナーになってた時にRCの曲に力を貰ったりもしたから。それと「未だにRCなんか聴いてんの?」みたいなこと言うヤツ(沢山いた)に対する反発心もあったと思う。「今もつうか前より良いんだよ、バカヤロウ!」とか言って。(こういうこと言ってるヤツって『COVERS』とかの話題になってる時期だけ戻ってくるんだよね。“戻って来んな!”って気持ちだった)だけど、それだけじゃなく、この時期ならではの独特のムードがRCにはあったと思う。

上昇期には一丸となってたメンバーの関係性も微妙に変化して。何枚もアルバムを出して、ツアーも沢山やって、TVやCMもこなし、チャック・ベリーやサム・ムーアとスタジアム・ライヴもやって。あつれきのあった所属事務所も独立。後は余計なこと考えずに自分たちの好きに活動にしてけばいいってカンジだったろうけど、この辺りからメンバー間の考え方に少しづつズレが出てきてたんじゃないだろうか?

85年初頭、独立後すぐの、ミイラの格好でのPARCOのCM出演。当時は知るよしもなかったけど、ここで清志郎とチャボがぶつかる。嫌がるチャボを説得する清志郎と途中で逃げたというチャボ。どの程度、揉めたのか判らないし、どちらにも言い分があっただろうし、どっちが良い悪いとは言えないけど、ひょっとするとコレが切っ掛けだったのかもしれない。以前から計画があったとはいえ、同年夏に『BOOK』が出たのも無関係じゃないのかも。

Dscn4409

11月には「ビートルズで言うと『ホワイト・アルバム』のような」と後に清志郎が言った『ハートのエース』がリリース。

チャボの唄う「GLORY DAY」は衝撃だった。俺は病的に深読みするヤツだけど、それにしてもコレはどう聴いても清志郎とのことを唄ってるとしか思えなかった。今回、聴きなおして初めて思ったけど、「海辺の~」の清志郎も、もしかしたらチャボに向けて唄ってんのかな?

♪BABY もう君のことを

 今までのようには見れない♪

そう考えると、この歌詞カードの清志郎の不機嫌そうな表情もチャボのサングラスも意味がありそうだ。

こんなことをつらつら考えてたある日、1枚のディスクが手元に届く。

Dscn4415

RCサクセション『the TEARS OF a CLOWN』

86年の、5年ぶりの日比谷野音でのライヴを収録したDVD

CROWNじゃなくCLOWNなのがいいよね。清志郎は「本当はCROWNだったんだけどスペルを間違えて」と嘘ぶいてたけどね(笑)

コレ、同名のライヴ・アルバムも出てて(収録曲が微妙に違う。CDの方が4曲多い)そっちもサイコーだけど、映像も負けず劣らずサイコーだ。

ずっとVHS(しかもコピーもの)しか持ってなくて、欲しい欲しいと思いつつ入手してなかったら、心優しい友人が送ってくれた(ちゅう吉さん、サンクス!)

今までに何十回、何百回観たか判らないけど、やっぱりいい、今観ても。

屋根裏時代に始まるブッ飛んでた上昇期。R&Bの影響もあり、芝居がかってるほどにショウアップされてた人気絶頂期。どっちの時期も大好きだけど、この時期も格別だ。

確かに上昇期の一丸となってた空気はあまり感じられない。クールというか落ち着いてるというか。余裕しゃくしゃくで自分の仕事をこなしてるカンジ。でも、それは言い方変えると、純粋に自分のパートに打ち込んでるってことだと思う。そんな中にも熱くなってる瞬間もあって。そこがまたいい。

あとさ、あったかいんだよ、雰囲気が。記事前半に書いたような事情もあってか、引っ込み気味に弾いてるトコに(ふざけて)思いっきり近づいて来て吹きまくる片山にチョップするチャボ(勿論、スゲー嬉しそうに)。ドラムセットに風船が飛んで来ちゃってコーちゃんが困ってるとすかさず(笑顔で)取り除きに来る梅津さん。

バラバラになりかけてるんだけど、ギリギリでまだ“ひとつ”だったんだと思う。清志郎とチャボだって、いろんな思いはあっても心の奥底じゃ繋がってたんだろうな。じゃなきゃ、後年に共演した時のあの幸せそうな雰囲気は出ないだろう。

俺はこの野音は残念ながら観てないんだけど、同年3月の地元公演でも「Sweet Soul Music」の挿入曲はコレと同じく「STRAWBERRY FIELDS FOREVER」だった。♪レノン・ガッタ・フィーリング・ナウ♪じゃなく♪ジョニー・ガッタ・フィーリング・ナウ♪って言ってた。そっちの方がカッコイイよね?

Dscn4340

この映像集のハイライトとも云える、6年ぶりに演奏された「ヒッピーに捧ぐ」での清志郎。“熱くなってる”というか完全に入ってて圧巻。こんなの毎晩、唄えないよね、そりゃ。

Dscn4339

以前、有賀幹夫の写真集を紹介した時に触れた、「打破」でチャボの肩に手を乗せジャンプする清志郎。うーん、カッコイイ!

そういや、この時期(86~88年)ってバンドの名義がRC SUCCESSIONからTHE GREAT RC SUCCESSIONに変わってたんだよね。リリースもののクレジットではコレだけだけどチケットにもそう銘記されてた。あれ何だったんだろう?

| | コメント (2) | トラックバック (0)

発泡酒&シガレット

レイニー・マンデー。やってくれるよなぁ。気が重くなることこの上ない。でも、めげずにマジメに働いてきたよ。

Dscn4413

先日、予約しておいたタバコを受け取ってくる。10月の値上がりを前に最後の悪あがき。9カートン。一日一箱ペースなんで来月から向こう3ヶ月、年内は持つな。

年明けたらやめるのかって?やめるワケねーじゃん!(威張)やめる時は自分の事情と意志でやめるよ。こんな不可抗力には屈しねーぞ!でも、一箱¥1000になっちゃったら考えちゃうかもね(笑)とりあえず今回は負けません!

タバコっつって思い浮かぶロック・ミュージシャンと言えば、キース・リチャーズ、トム・ウェイツ、ルー・リードなど、いろいろ居るけど・・・。

Dscn4414

今日は、俺が気違いみたいに愛してやまないTHE GOD、85年のデビュー・フル・アルバム、『speaker to animals

名コンビ、NON&良次雄が仲良くタバコを手にしたジャケ写真。

一体、今まで何度ココで取り上げてきただろう?そしてこれから何度取り上げるだろう?

死ぬほど好きです!

丁度、♪紙に巻いた煙草、吸えばおかしくなるのに♪と唄われる「FLOWER」も入ってるしねって、コレ、タバコのことじゃないけど(笑)

Dscn4412

今週の『銀魂』

先週の続き。そしてまだ続く。新八の見た“2年後の悪夢”。いろんなキャラのブッ飛びの2年後は予想範囲内だけど面白い。九ちゃんと桂が馬鹿だ(笑)山崎スゲー!そしてコテコテのバカイザー・ソーゴ(笑)一人、予想外な土方が今後、どうなってくのか楽しみ。そしてオチも。

タバコにまつわる曲を1曲。

Hanoi Rocks-Beer & a cigarette

アイスまんじゅう食いながら『銀魂』読んだあと、風呂入ってきて、俺も今、ビア&シガレット、と言いたいトコだけどビアじゃなくて発泡酒。ビンボーだから(苦笑)

でも旨いよ!

| | コメント (5) | トラックバック (0)

キリストの瞳は何故 悲しみにくれているの?

Dscn3266

三度、ブランキー。今日は昨日紹介した5thアルバムに続くオリジナル・アルバム『SKUNK』 95年11月のリリース。

昨日も書いたけど、この時期ならではの雰囲気が今の俺にはしっくり来る。前作以上にジャケは下品でサイテーだけど(笑)いや、冗談。ホントは、この良識派を挑発して敢えてやってるカンジが大好き。プラケースにステッカー貼ってあって肝心なトコは店頭では見えないようになってたけどね。そういや、このジャケと同じデザインの店頭掲示用ポスター持ってたな。たぶんO氏に貰ったんだと思う。アレ、どこ行ったんだろう?

肝心の中身。前作でソフティケイテッドされたブランキーが、コレでは初期の激しい音楽性に戻った、的な意見があったけど俺は違うと思う。確かに前作と比較するとワイルドさは増したと思うけど、初期とは微妙に違う。前々作『METAL MOON』と前作『幸せの鐘が~』で培った要素を踏まえたワイルドさがあると言うか・・・。

さっきから聴きかえしてるけど、俺、大好きだな、このアルバム。

ギターリフがカッコいいタイトル曲「Skunk」、達也のドラムに聞き惚れてしまう「Dynamite Pussy Cats」、“オレは愚かな人間 おまえと同じさ”という身も蓋もない歌詞がサイコーな「Hell Inn」(ホントはヘロインだろうね、コレ)、ベンジー節が炸裂の「Fringe」、狂いまくりのサイケデリック・チューン「Purple Jelly」、そしてたぶんNo.1フェイバリットの“鋭いマイナー・ソング”「斜陽

だけど今夜の気分はコレ。

BLANKEY JET CITY-Romance

映像が浮かぶロード・ムービーのような歌詞、グランジっぽさも感じさせる叙情的でありながらワイルドな曲調。

この時期ならではの名曲だと思う。

Dscn4411

そうそう、コレのリリース前の同年夏、代々木公園での“あの”伝説のフリー・ライヴ観に行ったな、Pクンと彼の友人Tクンと。

初っ端の「D. I .J. のピストル」で照ちゃんがキレて“ロックン・ロール!”って叫んでマイク投げてなぁ。

Dscn4410

俺も後ろの方で興奮してたけど、前の方で血の気の多い若人が、開演前に無料配布されたコレ投げちゃってさぁ。まさか、CDは外したんだと思うけど、それ見て更に熱くなっちゃったっけ。

この日、新曲として演奏された『SKUNK』の曲でもとりわけ印象に残ったのが前述の「Dynamite Pussy Cats」

♪言いたい事なんてこれっぽっちもありゃしない

 知っているさ皆ただの淋しがり屋♪

バンドのアンセム的なカッコいい歌詞の中でも特にこの部分がサイコーに好き。

俺も言いたい事のない淋しがり屋だからさ(照)

さっきから流してたらブランキーを大嫌いな嫁が「ベンジーって筋金入りの中2病だよね~」だって(笑)

一緒に笑ってた俺も一人でヘッドフォンして聴くと本気になっちゃう(笑)

中2病だから(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

はっきりしたのさ愛はいらない

Dscn4406

またもや、自分の記事の影響で今夜はコレ。BLANKEY JET CITY、94年5月リリースの5thアルバム『幸せの鐘が鳴り響き 僕はただ悲しいふりをする』

趣味の悪いサイテーなジャケット、タイアップ付きでヒットを狙ったリード・シングル「青い花」を含むそれまでのイメージを覆すような楽曲群。ブランキー史上随一の問題作じゃないだろうか?

俺も聴いた当初は戸惑いと失望が少なからずあった。でも、何度も聴くうちに不思議と悪くないと思えてきた。

それが何故なのかは上手く説明出来ないけど、1st~『C.B.Jim』の頃のガンガン昇って行くカンジとも『LOVE FLASH FEVER』以降のちょっと大物っぽいカンジとも違う、前作『METAL MOON』~次の『SKUNK』までのこの時期独特の雰囲気が今は一番好きかもしれない。

このアルバムの他の作品との一番の違いは、プロデューサー、土屋昌巳の意向だと思われるゲスト・ミュージシャンの多彩さ。

KYON、斉藤ネコはともかく、タワー・オブ・パワーをはじめとするジンガイが多数参加。3人のバンドのアルバムってカンジはあまり無い。

3人でやってたらどうだったのかな?という思いもありつつ、曲によってはバッチリな印象も受けるね。特に1曲目の「円を描く時」のクールなカッコよさ!

No.1フェイバリットはタイトル曲。

“それ言っちゃ身も蓋もないだろ?”な歌詞と管楽器含む前述のゲスト・プレイヤーの深みのある演奏。

明らかにそれまでとは趣が変わりながらも芯の部分は紛れもなくブランキー。

幸せの鐘が鳴り響き僕はただ悲しいふりをする

このライヴ・バージョンなんか聴くと、はっきり判るね、それが。今、言ったこと覆すようだけど(苦笑)3人でやるとカッコイイね、怖ろしく。

前記事でも触れた、NHKホールのライヴはコレが1曲目だったんだっけ。

中間部の♪平和のハトが・・・♪のくだりの、“いったい、何が正しいんだ?”的な部分はベンジーの真骨頂だよね。こういう、みんなが思ってても言わないことを敢えて、執拗に言うのがベンジーならでは。

「俺はマイナーなコードは暗いって言うより『鋭い音』に聴こえるんだわね。なんか、進んでいく強いものを感じる。だからマイナー・コードが好きなんだわ」

アルバム・リリース時のベンジーの発言。

スゴイ判るって言うか、本質だよね、ブランキーの。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

僕の手はとてもけがれているから、綺麗な目をした貴女でさえも儚い季節の太陽に見える

昨日の記事で“もう何年もまともに本読んでなかった”なんて書いたけど、じゃあ、昔は沢山読んでたかというとそうでもない。

気まぐれに思いついた時に読んでただけで。それも、自分のお気に入りのミュージシャンが好きだと言ってたとか、歌詞とかに引用してたとか、そういう理由で読んだモノが大半。理解出来なくて途中で投げ出したのもある。外国文学も一応、カフカ、カミュ、ラディゲ、ヘッセ、シリトーなんかも読んでみたし、詩集もヴェルレーヌ(トム・ヴァーラインの影響)、ランボー(パティ・スミスの影響)、シェリーやハイネあたりを読んだりしたもののイマイチ判んなかった(苦笑)

そんな中、これまで一番読んだのは村上龍の作品。切っ掛けは30年以上前にミュージックライフで読んだ村上氏とルー・リードの対談。最初に読んだのは勿論、処女作の『限りなく透明に近いブルー』

以降、全てじゃないけど、いくつか読んで、面白いのもあったりそうでないのもあったりしたけど、ひょっとすると唯一、好きな作家と呼べる人かもしれない。

Dscn4402

俺の年代のロック好きの人には人気のあった『限りなく~』も『 コインロッカー・ベイビーズ』(後者は昔は「俺のバイブル」と公言してた)も勿論、大好きだし『69』の甘酸っぱくも切ないポジティヴさもサイコーだけど、一番と言ったらコレかな?

94年3月刊行の書き下ろし、『五分後の世界』

5分ずれた世界に迷いこんでしまった主人公、片桐。その世界の日本は、人口26万人になって地下に追い込まれても連合国軍を相手に第二次世界大戦終結後もゲリラ戦を繰り広げてた。というのが舞台設定。

混乱と葛藤の中、日本国地下司令部の兵士と行動を共にし、「お前が出現した場所へ行けば、元の世界へ戻れるかもしれない」とそこへ移動しようとするのだが・・・というのがあらすじ。

途中、この舞台設定の緻密で執拗な解説があったり、“もし、沖縄を犠牲に日本が降伏していたら”(現実の今のことだ)というシュミレーションに込められた作者の現代日本への批判的なメッセージもリアリティーがあるし、物語の展開もスリリングで引き込まれる。

そして何と言ってもラスト。就寝前の時間に何日も掛けて読み進めて、ある日の深夜、このラストシーンを読み終えた時、あまりの興奮で眠れなくなってしまった。

あの高揚感は忘れがたいな。“興奮”という意味でなら読み物では過去最高だと思う。

Dscn4403

この記事書いてて思い出したのがコレ。BLANKEY JET CITYの93年12月リリースのミニ・アルバム『METAL MOON』

最後に収録されたタイトル曲といえる「鉄の月」

世界観が同じって訳でもないけど、発表時期が近いこともあって、この本読むと、あるいはこの曲聴くと頭に浮かぶ。もう片方が。

強いて言えば、ブランキーも片桐も、一般的な目で見ると不良というか、あまり善人とはいえない人間だけど、普通の人以上に純粋で誠実な心の持ち主ってとこが共通してるかな?

一度だけ生聴きしたな、この曲。

94年、次作『幸せの鐘が鳴り響き 僕はただ悲しいふりをする』のツアー“スージーの青春”@NHKホール。

アンコールで、ベンジーだけ先に出てきて曲が進むにつれ、照ちゃんと達也も出てきて。名演だった。

というか名曲でしょ?コレ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

終わりの終わりの終わりを終わらせちまいな

Dscn4400

伊坂幸太郎の最新刊、『バイバイ、ブラックバード』を読み終える。

斉藤和義の「ベリーベリーストロング」を聴き、映画の方で『FISH STORY』『ゴールデンスランバー』観て感銘を受けて、更に『アヒルと鴨のコインロッカー』、『重力ピエロ』もDVDで観て、本は『ゴールデンスランバー』『FISH STORY』に続き3冊目。

もう何年もまともに本なんか読まなくなってたけど、この人のはいい、読んだどれもが。

他の二つにも大いに言えることなんだけど、登場人物のキャラクター設定がとても魅力的。”自分と同じ”と共感できるというよりは、“こんなヤツ居たらいいだろうな”ってカンジ。全然、パーフェクトじゃなくて人が善すぎたりヌケてたり変わり者だったりするんだけど、憎めないキャラばかりで。そのうえ、ストーリーも怖ろしいほど緻密で丁寧で気が利いてて抜かりなし。

今回の『バイバイ、ブラックバード』は、ある事情により現在を清算しなくちゃならない主人公が、その事情に関係する人物とそれを実行していく、というのがおおまかな流れ。その過程が切なくもいい。主人公の星野一彦も行動を共にする繭子も魅力的ではあるものの“こんなヤツ、居ねえよ!”ってキャラだし、ストーリーもブッ飛んでるんだけど、細かいセリフ回しや描写は妙にリアル。そこがいいな。過程に登場する5人の女性も五人五様でそれぞれに魅力的。エンディングもあそこで終わるのがとてもいい。十回目のキックスタートを俺も信じたい。深い、心地良い余韻が残った。

Dscn4399

“何かを清算する、終わらせる”なんてことを考えながら聴いてるのはコレ。

80年代後半から90年代初頭まで活動した、山口冨士夫率いるTEARDROPSの91年のラスト・アルバム『Look Around』

純粋に勢いで「せーの」で作ったというより頭を使って作られたって印象の、いろんなタイプの曲が入ったバラエティーに富んだ作品。そういうトコが気に入らない人も居るかも知れないが俺はTEARDROPSではコレが一番好き

全部の曲がいいんだけど、アタマに入ってる「終わりのダンス」が強力にカッコイイ。

♪ヘーイ、ヘイヘイ♪ってコーラスが「ハーレムシャッフル」みたいでいいなぁ。

さぁどうすんのか見せてよ!これから

終わりのダンスってヤツを俺が教えてやりたいな

何かを終わらせるってことは、自分が傷ついたり人を傷つけたり、しんどくて勇気の要ることだと思うけどやらなきゃならない時もある。

俺はスゲー苦手だけど(笑)

俺にも教えてくれよ、冨士夫ちゃん。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

そのまま行方知れず、そのまま行方不明

Dscn4398

えーっと予想ついた人も居たと思うけど、ビル・ラズウェル・プロデュース作品第4弾はTHE STALINの『FISH INN』

84年11月に自分たちのレーベルBQよりリリースした最後のスタジオ・アルバムが、当時、入手不可だったこともあり(限定6,000枚だったらしい)、徳間ジャパンから再発することになった時、ミチロウがダメ元で「ビル・ラズウェルにプロデュースしてほしい」とオファーしたらOKが出てとんとん拍子で実現。オリジナルのリリースから約2年後の86年12月の発売。

ミチロウのラズウェルへの興味は勿論、PiLの『アルバム』。「ジョン・ライドンにあんなことをやらせたのはスゴイ」って。昨日、ちょこっと触れた坂本龍一の『NEO GEO』の前年、ラズウェルにとって初の日本人アーティストのプロデュース。単独ではなく、ロバート・ムッソ(よく判らないけどミュージシャンとしてトム・ウェイツの『レイン・ドッグ』に参加してた人)との共同名義。

ミチロウ曰く「最初の『Fish Inn』、自分で買って持ってるって言ってた。初期のスターリンも知ってたみたい。ストゥージズやリチャード・ヘルっぽいイメージ持ってた。だからあんまりズレは無かったと思う」

リ・プロデュースもともかく、元の音にラズウェル自身の6弦ベースとソニー・シャーロック(この人についても殆ど知らなかったけど、スゴイ古いジャズ畑の人。マイルスやドン・チェリーの作品にも参加したことあり。ジミヘンも影響受けたそうだ)のギターが全曲で追加レコーディングされてて、ほぼ別な作品と言えそう。

元のイメージと重なる部分も勿論多いものの、印象が変わったとこもある。変わったというより、より深化したというか。オリジナル・リリース時にミチロウの言ってた「水のイメージ。でも湿ってない」というのが強化されたカンジ。

実は個人的には、どちらかと言うとオリジナルの方が好みなんだけど、コレはコレでありだと思う、全然。曲によってはうるさく感じるトコもあるシャーロックのギター(「バイ・バイ“ニーチェ”」と「アクマデ憐レム歌」には要らなかったかな?)がハマってる曲はスゴイ。特にアタマの「廃魚」とタイトル曲「Fish Inn」。「Fish Inn」はグロテスク・ニュー・ポップって言葉が一番ピッタリくる仕上がりだと思う。

シャーロック、殆どの曲をワン・テイクで即興で録っちゃったんだって。スゲーなぁ。さすがジミヘンに影響与えた人。

画像下の紙ジャケCDにはボーナス・トラックで、「Fish Inn」ツアー最後の新宿LOFT3Daysの初日、84年12月29日の「ワルシャワの幻想」が入ってる。

85年2月21日の解散コンサート同様の長尺でヘヴィーなバージョン。コレはコレでカッコイイ。“サイテー!”を連発するミチロウがまたいい。この2日後のライヴの、この曲で“これでスターリンは終わりだ!”と言ったというミチロウ。この29日の段階で、既に解散を決めてたのだろうか・・・。

今日の記事タイトルは「廃魚」の歌詞より。お気に入りのセンテンスを多用する傾向の強いミチロウだけど、この“行方不明”ってのも、ザなしスターリンの「TVアニマル」にも出てきて、その後、ライヴ・アルバムのタイトルにも使ってた。好きなんだね、よっぽど。うん、カッコイイと思う。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

本能が俺を走らせる

Dscn4391

kzzttさん、正解です!違ってません、直球です(笑)

ビル・ラズウェル・プロデュース作品、第3弾はIGGY POP、88年の『INSTINCT』

“わざとだろ?”と言いたくなるようなダサダサのジャケット。まるでB級ヘビメタ(笑)イギーのアルバムじゃ、『PARTY』っつう、コレに勝るとも劣らないダサ・ジャケもあったね。ハートチップルの袋みたいなデザインの(笑)

中身も一歩間違えば、B級ヘビメタになりかねないトコを、そこはさすがイギー、ギリギリでカッコよく仕上げてる。

前記事のPiL『ALBUM』で意気投合したのか、翌87年に坂本龍一のソロ・アルバム『NEO GEO』をラズウェルがプロデュース。そこに1曲、ゲスト・ヴォーカルで参加したのがイギー。3人の合作で、シングル・カットされて自動車のCMソングにもなったんだった。

Iggy Pop/Ryuichi Sakamoto - Risky

どういう経緯でイギーが呼ばれたのか判らないが、ここでラズウェルと繋がって、翌年にリリースされたのが『INSTINCT』というワケ。

『ALBUM』とも共通する、当時のラズウェルの好みだったと思われるエコー感が今、聴くと少し古めかしいような気もするけど、リリース時は“イギーがストレートでハードな路線に戻った!”と興奮したな。低迷の80年代前半、そして3年間の沈黙を経て出た前作『BLAH BLAH BLAH』も悪くはなかったけど、少しばかりプロデューサー、デヴィッド・ボウイーのポップさ加減が鼻につく作品だったしね。

『BLAH~』にも作曲とギターでちょっと参加したスティーヴ・ジョーンズが全面参加してて約半数の曲をイギーと共作もしてる。このギターがまた、カッコイイんだわ。

当時は、かけ離れてて、絶対にもう繋がらないと思ってた元ピストルの二人がラズウェルと、近しい時期に別々に仕事してるのが今となっては興味深いね。

Iggy Pop - Cold Metal

アルバム1曲目にしてリード・シングル。ストレートな歌詞と一本調子なギター・リフがサイコーにカッコイイ!

コールド・メタル バンド始めたときから

コールド・メタル 掃き溜めの中でも

冷たい金属が俺の血の中を流れてる

こいつは俺の遺産となる歌さ

動画のPVには、スティーヴの代わりにツアーに参加したアンディー・マッコイも居るね。

Iggy Pop - Cold Metal

こっちはTVショウかなんかかな?初めて観た。スティーヴとキーボードのシーマス・ビーゲン以外は謎のメンツ。このノリノリのサイド・ギターは誰だ?

Dscn4397

ブートで持ってて、後に正規盤も出てそれも購入したCHANNEL BOSTON音源のREVENGEからのシングル。ジャケが欲しくて買ったようなもん(笑)A面は「KILL CITY」、B面が「COLD METAL」

この曲と同じくらいカッコイイのがタイトル曲。

Iggy pop-Instinct

ここから出してくれ

俺は本の中のような人生はイヤだ

本能が俺を走らせる

シカのように

悲しみが俺を清めてくれるところへ

ただひとつのチャンスを失わないために

リリース翌年の、マッコイも来た日本公演で、アフリカ原住民の唄みたいなパーカッシヴなS.E.に乗って飛び出してきたイギーが最初に唄ったのがこの曲だった。いや~、興奮したなぁ。

このライヴって中野サンプラザだったんだけど、当然、座席指定で警備も厳重で。俺の少し前に居たアメリカ人数名がアンコールのストゥージズ・ナンバー・オンパレードの時に席を離れて前に押しかけて、その後をついてった俺(とMクン)含む数名。警備の奴ら、ジンガイに言わないで俺らにばっかり「自分の席に戻れ」とか言うもんだから「アイツ等にも言えよ。アイツ等が戻ったら俺も戻るよ」と言い返して前に居座ったのも良き思い出だ。若かったな、俺も(笑)

ラズウェルといえば、日本のミュージシャンとも交流多いけど、そういえば、ついこないだ来日してナカタツともやったみたいだね。どんなだったんだろうなぁ。

つう訳で次回のネタもバレバレだよね?(笑)

Dscn4395

忘れるとこだった!

祝日繰上げで昨日出てたジャンプ今週号。“今週の銀魂”

先週休載したと思ったら、思いっきりそれにまつわるネタ。面白い!

続くみたいだけど、誰でも予想つくオチなのか?

どうなる?

| | コメント (2) | トラックバック (0)

I COULD BE WRONG,I COULD BE RIGHT

昨日、ミック・ジャガーの記事書いて、ビル・ラズウェルの名前を思い出して今日はコレ。

Dscn4390

Public Image LTDの86年リリース、『ALBUM』 ラズウェル・プロデュース作。

重要なオリジナル・メンバー、ジャー・ウォブル、キース・レヴィンが次々と離脱し、途中参加ではあるものの、2度目の来日公演までは居たマーティン・アトキンスも抜けて、実質、ジョン・ライドン一人になってしまった当時のPiL。

初期の前衛的というかアバンギャルド路線も行き詰まり、レコーディング途中でのレヴィン脱退で開き直って思いっきり、ポップ路線に突っ走った前作『This Is What You Want,This Is What You Get』

コレやっちゃって、一人きりになっちゃって次は一体、何やるのかと思ったら、ラズウェルと組んでハード・ロック。“あの”「ロックは死んだ」発言があまりにも有名なライドンが。しかもジンジャー・ベイカー(元クリーム)、坂本龍一、スティーヴ・ヴァイ(フランク・ザッパ~アルカトラズ~デイヴ・リー・ロス、この後にはホワイト・スネイクにも参加)、バニー・ウォーレル(P-ファンク)などという無茶苦茶なメンツで。

この情報だけだと話題性先行という気もするけど、実際、作品もいい。確かにハード・ロックのフォーマットに則った演奏なんだけど、この一癖も二癖もあるメンバー、そしてライドンのあの声でまったく違う独自の音楽になってる。

賛否両論あったようだけど、俺は肯定派。聴いてて気持ちいい。

しかし、前作の仮タイトル(後にレヴィンがブートレッグとしてリリースしたけど俺は未聴)『COMERCIAL ZONE』(売れ線)、本タイトルの『This Is What You Want,This Is What You Get』(お前の欲しいのはコレ、お前の手にするのはコレ)もそうだけど、この『ALBUM』ってのもさすがなタイトルの付け方だよな。当時、MTVで観たけど、宣伝用のポスターにはジャケットと同じデザインで“POSTER”と書いてあるのみのモノだった。CDも後のプレスでは『COMPACT DISC』というタイトルの時もあったし、カセットには勿論、『CASSETTE』と書いてあった。このネーミング・センスに日本で双璧出来るのは町田町蔵ぐらいだろう。

PUBLIC IMAGE ltd  FFF

冒頭を飾るヘヴィー・チューン。最初に聴いた時の衝撃を思い出す。圧倒的にカッコイイ!ライドンの存在感ありまくりの唄。

Public Image Ltd - Rise

そして「Video」

シングルにもなったね。

昔、「結婚式にはこの曲流すんだ。歌詞は全然違うかもしれないけど、なんか結婚式のイメージなんだよね」と言ってたYちゃんって娘が居たけど、実際、この曲流したのかな?

昨日~今日の流れで次回のネタ、判った人、居る?

| | コメント (4) | トラックバック (0)

WANDERING SPIRIT

ストーンズといえば、日本じゃ圧倒的にキースの方が人気あるよね、きっと。まぁ、俺も断然キース派なんだけどさ(笑)キースの最初のソロ『トーク・イズ・チープ』はストーンズ関連の最後の傑作だと思うし。

でも、ストーンズよりキースかと言うと、そうじゃない。ビートルズ・ファンの人は怒るかもしれないけど、昔、渋谷陽一が「ありえない話だけど、ビートルズとジョン・レノンとポール・マッカートニーのコンサートが同時にあったら、ジョン・レノンに行く。でも、ストーンズとミックとキースだったらストーンズに行く」と言ってたのにとても納得したこともあるしね。

Dscn4388

みんなが「ジョンがジョンが」って言うと「ポールもスゲーよ」と言いたくなる捻くれ者の俺、ストーンズに関しても同様。なんだかんだ言ってソロも聴いてる。

この1stと2ndはストーンズが険悪というか微妙な時期に出された2枚。

1stはビル・ラズウェルが6曲、ナイル・ロジャースが3曲をプロデュース(どちらもミックと共同)。ジェフ・ベック、ピート・タウンジェント、ハービー・ハンコック、スライ&ロビー、アントン・フィグなどミュージシャンも錚々たる顔ぶれ。

2ndはキース・ダイアモンドが5曲、デイヴ・スチュワート(ユーリズミックス)が4曲、これもミックと共同でプロデュース、ミック単独が1曲。ミュージシャンは前作と比較するとバンド形式っぽくて、ジェフ・ベック、サイモン・フィリップス、ダグ・ウィンビッシュなどが全面参加。ゲスト・プレイヤーが少々といったカンジ。

どちらも今、聴くと当時は最先端だったであろうサウンドが若干、古めかしいものの、曲もいいし、ミックのヴォーカルも生き生きしてて悪くない。個人的には2ndの方が好きかな?ストーンズっぽいリフが楽しい「THROWAWAY」や、キースのことを唄ったと思われるカントリー「PARTY DOLL」とか良かったし。

Dscn3679

2ndの後、ミックとキースが和解してストーンズも大々的に復活。大規模な世界ツアーを終えての休息期間に出されたソロ3rd。プロデュースはリック・ルービン。前2作もそうだけど、トレンド好きなミックならではの人選だね(笑)

コレが前2作程度のモンだろうとたかをくくってたら、とんでもなく良かった。「なめててスイマセン」と謝りたいぐらいに。

意識的にストーンズっぽさを排除してたような前2作と違い、吹っ切れたような雰囲気。素直で正直なミック・ジャガー。

参加ミュージシャンはフリー、レニー・クラヴィッツ、コートニー・パイン、ジム・ケルトナー、ビリー・プレストンなどの有名プレイヤーが少々。後は固定のバンド形式。ソロ・ライヴにも参加してる、トム・ヴァーラインの相棒、ジミー・リップ含む。

「MISS YOU」みたいな曲があったり、「無情の世界」みたいな曲があったりもするけど、全然気にならない。

特にカッコイイのは初っ端のワイルドなロックン・ロール「WIRED ALL NIGHT」、泣けるメロディーのカントリー「EVENING GOWN」、ロカビリーとゴスペルが混ざったようなタイトル曲「WANDERING SPIRIT」あたり。この当時、あまり聴けなかった、あの“ニチャッ”とした下品で粘っこいヴォーカルが復活してる。これぞ、ミック・ジャガー!

Dscn4389

ところが次の、もっかのところ最新作のコレは全然つまらなかった。またまた複数のトレンディーなプロデューサー、豪華な参加ミュージシャン(ジョー・ペリー、レニー・クラヴィッツ、ピート・タウンジェント、ボノetc)を迎えて製作されてるがひとつも“来ない”

このアルバムの4年後、8年ぶりにリリースされた本体、ストーンズのアルバム『ア・ビガーバン』もピンと来なかったし・・・。

最近はアーカイブものばかり出てくるし、ここで終わっちゃうのか?と少し心配。

ヨレヨレでもいいから無理のない今のストーンズを聴きたいんだけど、その望みは叶うのか?

頼むよ、ミック。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

STRREET FIGHTING MAN

例によって例のごとく、昨日からの流れでストーンズの『BRUSSELS AFFAIR』を聴きまくる。

カッコイイ。あまりにもカッコイイ。

ラストの「STREET FIGHTING MAN」がスゲーなぁ。

曲によってはちょっとうるさく感じるミック・テイラーのリード・ギターもこの曲はずっパマり。

Dscn4381

で、思い出したのがコレ。結成40周年を記念して2002~2003年に行われたLICKS TOURを、ツアー同様、スタジアム、アリーナ、シアター公演別にディスク分けして4枚組で出されたDVD。もう1枚はドキュメンタリー。これがまた秀逸だった。

アリーナの1曲目でも収録されてる「STREET FIGHTING MAN」のスタジアム公演後半、センター・ステージでのバージョンがなかなか面白い。

Dscn4387

メイン・ステージから客席中央の小さいセンター・ステージへ移動して、サポート・メンバーも最小限(ベースのダリル・ジョーンズとキーボードのチャック・リーベルのみ)のシンプルな演奏。

イントロから唄に入るタイミングを顔を近づけ向き合って確認するミックとキース。

ここでもう俺なんか鳥肌立っちゃうね。

Dscn4386

後半の、1コードで延々続くとこでエンディングの合図をキースに出すミック。それをシカトすること3回のキース。明らかにイライラするミック。チャーリーの方を向いて黙々とリフを刻み続けて、おもむろに前に向き直って曲を終わらせるキース。いやぁ、サイコーだなぁ(笑)

89年のSTEEL WHEELS TOUR以降、照明や仕掛けとの兼ね合いもあって、秒単位で曲の演奏時間が決まってるらしいストーンズのライヴだけど、こういう人間くさいトコが堪らないな、俺は。

あっ、レココレ、全然読んでねえや。今から読もうっと。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

真夜中の放浪者

Dscn4376

今日はレココレ最新号を買ってきた。特集は“1972年のローリング・ストーンズ”

いよいよ、72年の北米ツアーを収めた映画『レディース・アンド・ジェントルメン』がDVDでリリースされて、翌73年にほぼ同じ内容で行われるはずだった日本公演の会場、武道館で23日に上映されるからな。

Dscn4379

画像はボブ・グルーエン撮影の写真集の付録だった“幻の”73年初来日公演のチケットのレプリカ。

同誌の今年1月号の『ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト!』の拡大盤特集の時も雑誌は買ったものの、肝心の盤を入手しなかった俺、今回もDVDは買わないかもしれないけど、とりあえず読みたくて購入。

この時期のストーンズが怖ろしく素晴らしかったのは否定しない。でも、あんまり皆が言うもんだから(この時期のブート、気が狂ったように集めてるヤツも居るよね)、持ち前の天邪鬼さで「ホントにその時期が一番かぁ?テイラー、弾きすぎでウルセーじゃん?75~76年の方がいいぜ」とか言いたくなっちゃうんだよね。

ストーンズって“いつも同じ”って思われがちだけど、意外と時期によって変化が激しい。同じ曲やってても全然違ったりして。どの時期にもそれなりの良さがあると思う。

72~73年独特の“異常”なカンジは認めるけどね、俺も。まぁ、間違いなく絶頂期だよね、バンドの。

Dscn4377

『NASTY MUSIC』を筆頭に、数多く出てて人気のこの時期のブート。俺が盤で持ってるのは、この『NASTY~』の抜粋盤的な1枚のみ。人に聴かせてもらったりで『WELCOME TO NEW YORK』や『PHILADELPHIA SPECIAL Ⅱ』や『HAPPY BIRTHDAY NICKEY』なんかも聴いたけどね。

以前、チラッと紹介した時にも書いたけど、コレに入ってる「MIDNIGHT RAMBLER」は数多いバージョンの中でも間違いなくベストだと思う。怖ろしいぐらいに。

元々がラジオ音源なので日本でも何度か流されてるけど、俺も高校の時に初めてFMで聴いて、ちょっと怖かったもん(笑)

凄まじいテンポ・チェンジとはみ出してどこかに飛んでっちゃいそうな演奏。

あとラスト3曲(「RIP THIS JOINT」、「JUMPIN’ JACK FLASH」、「STREET FIGHTING MAN」)の怒涛のメドレー。

全員一丸となって、どこまでも昇りつめてくようなカンジ。

今のストーンズも嫌いじゃないけど、このカンジはどう頑張っても出せないだろう。

とはいえ、2003年、30年の時を経て、ようやく実現した武道館公演での「MIDNIGHT RAMBLER」は、今が2003年だというのを忘れさせてくれる演奏だった。もう、ミック・テイラーはおろかビル・ワイマンも居なかったけど、無理なくストーンズだった、本物の。

そういえば、こないだココでちょっと触れた斉藤和義の人生に影響を与えた45曲に入ってたね、「MIDNIGHT RAMBLER」

ヒロトはストーンズ初来日の時、「この曲を聴く為に東京ドームに10回通った」と言ってた。

判ってるな~、二人とも!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

They go on with or without you there

昨日の夕方、地元の伝統のお祭り、よかっぺ祭りに顔を出すべく現地へ出向いたのだけど・・・。ちょっとした事情があり、素通り。例年、ダンスで参加してる娘も今年は不参加だし、友人のMクンもPクンも都合で来られないしだったけど、思い入れのある祭りだし、おそらく出演してたであろう、ふくちゃん&ひろたかのバンド、SICK BABIESを観たかったのに残念。まぁ、でも仕方ない。来年はまた行こう。

夜は予定通り、Mクン家に宿泊して呑む。前回以降にやたら音源を仕入れたのは聞いてたけど、ジェフ・バックリィはともかく、まさかマイルス・デイビスをあんなに入手してるとはなぁ。15~16枚ぐらいあったんじゃないかな?「ロザリオスみたいでカッコイイんだよ」って逆だと思うけど(笑)確かにカッコイイ。俺も殆ど知らないからな。今度、貸してもらおう。あと、5月にSense of Wonderで観たmi-guも聴かせてもらって、それも良かった。かなりデキあがった状態で観てたライヴだったのに、音源聴くと意外と演った曲憶えてたな。

ここ1年ぐらい、Mクンに延々と聞いてもらってる俺のグジュグジュ。「もう聞いてらんねぇ」って言われちゃって前回は口にしなかったんだけど、その後、電話で話した時に「我慢してるカンジがまた辛そうで話してても楽しくない」とか言われて(苦笑)昨夜はここ最近思ってたことを腹を割って話させてもらう。したら判ってくれたみたいで。でも、ホントにいくら俺がグズでもさすがに限界だ。これ以上、行くとヤバイ。いきなり180度は無理だけど、少しづつでも前向いてかないとな。

Dscn4370

半音たりない不安定な音楽、第3弾。レッチリを再脱退しちゃったJOHN FRUSCANTEの3rdソロ。レッチリに復帰して『カリフォルニケイション』を作り、ツアーをした後に出されたアルバム。例によって俺はこれしか知らないけど、もう魂剥きだしなカンジで無茶苦茶、切なくて良い。リズムマシーンをバックにギターを弾き語るだけの完全に一人きりの作品。なのにおそろしく胸を打たれる。バンドに復帰以降の(特に若いファンによる)熱烈なジョン支持みたいなのには抵抗のある(つっても、バンドの核はフリーだろ?って)俺だけど、こうして聴くとどうにもスゴイ、やっぱり。

John Frusciante-How deep is your love(fuji rock 06)

こんなの観ると、勿論ビージーズのオリジナル自体も名曲だけど、ジョンのカラーが思いっきり出てて、尚、良くなってる気がする。やっぱり、何をやってるかじゃなく誰がやってるかだと思う、ロックは。

Dscn4372_2

二週間前に注文してきたTVが本日、配送されてくる。早速、PS3を繋ぎ、画像の美しさに興奮する母娘。

Dscn4373_2

周辺機器接続変更に伴い、俺の部屋にビデオ・デッキが。どうせ俺はアナクロだよ(笑)でも、膨大なVHS、全部変換するのめんどくさいし、丁度いい。

Dscn4375

そして今朝、Mクン家からの帰り道に立ち寄った本屋でコレを購入。shinさんに「悩めるパンクおやじにオススメかもよ」と言われて(笑)“悩めるパンクおやじ”っつうのが気に入ってプロフィールの1行紹介のトコに追加させてもらった(笑)

今夜から読み始めようかな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Wouldn't You Miss Me?

Dscn4083

半音たりない不安定な音楽と言って俺が真っ先に思い浮かべるのはコレ。

ピンク・フロイドの初代リーダー、SYD BARRETTの1stソロ。

ピンク・フロイドは67年のデビュー時、彼のワンマン・バンドだったにもかかわらず最初の2枚を残し、クスリの影響もあったのか、精神に変調をきたし脱退。70年にフロイドのメンバーなどの協力を得て、今作と2nd『BARRETT』を発表するも、更に精神状態が悪化して以降、完全に隠遁してしまう。

俺は、この1stしか聴いてないし、フロイドも初期2枚の他は『原子心母』しか持ってない。あとは断片的に数曲聴いたのみ。

でも、サイケデリック・フォークだかなんだか知らないが、この怖ろしく哀しい不安定な歌声には聴く度に持ってかれちゃう。聴いてると自分がどうにかなってしまいそう。

しかし、誰が付けたのか知らないけど、この邦題も秀逸だな。

昔の洋楽の邦題はこういう気の利いたの多いよね。

病気で死んじゃったのって2006年だったっけ?享年60歳。最後まで“こちら側”に帰ってくることはなかった。その30余年の間、彼は何を思って生きていたんだろうね?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ただ うろたえる

相変わらず、自分で書いた記事に刺激されて所有音源を聴き返すことが多いんだけど、今夜は『LA MOSCA的“日本のロック 80年代ベストアルバム”』で紹介した1枚のコレ。

Dscn4362

あぶらだこ、85年、メジャー・リリース第一弾の通称『木盤』

これより以前にADKからソノシート(’83)、12インチ(’84)の2作品が出てて、個性的ながらもハードコアの範疇で認識されてたあぶらだこ。実際にライヴもハードコア系のバンドとの共演が多かった。

この『木盤』の製作前に、メンバー中、もっとも他のハードコアのバンドと交流のあったドラマーのマルが脱退し、ラフィン・ノーズに加入。正式加入ではなくサポートではあったが、レコーディング及びその時期のライヴには、当時パイディア(ポジティヴパンクのバンド)で後にYBO2、ルインズなどで活躍する凄腕ドラマー、吉田達也が参加。対バンもポジパン系が増えた。

そういえば、84年の後半(11月ぐらいだったかな?)、現JIG HEADのリョータさんや現ピロウズのしんいちろうさんなんかに連れられて高円寺のつぼ八で呑んだ時、ヒロトモ、イズミ、吉田の3人と出くわしたことがあった。一番端っこで上手く混ざれてなかった俺の隣りにヒロトモが居て、なんだのかんだの話しかけられた。まぁ、からかわれてたんだと思うけど嬉しかったな。よそ見してた俺の酒、取ろうとしてたけど(笑)

話を戻そう。

確かに、初期2枚にあった、どこかコミカルな要素は後退し、シリアスさというかダークな部分が目立つようになったのはここからだ。

ここでディープなパンク・ファンが結構離れたのは、お決まりの“メジャーに行ったから”という理由だけでなく、この音楽性の変化が大きく影響してたと思う。

勿論、根っからダウナーな俺(笑)は逆にここから更にハマッたんだけど。

重苦しい祭り太鼓のようなドラムで始まる1曲目の「FARCE」から最後まで、全部の曲が、その流れも含めて良いのだけど、いつものヒロトモの怪鳥ヴォイスじゃなく、不安定な震える声で珍しくメロディーを唄う9曲目の「PARANOIA」が取り分け印象に残る。その後、ポツポツと顔を出す、日本のアングラ・フォークにも通ずるような叙情性を持つ曲の奔りじゃないかな?この半音たりないというかずれてるカンジがたまらなくいい。

というか、コレの前、アルバム中、一番、分裂症的な8曲目の「BUY」からコレ、そしてラスト10曲目の“あの”空恐ろしい「翌日」の流れがスゴイ。

あぶらだこ―PARANOIA

あぶらだこー翌日

うーん、やっぱり「翌日」スゴイなぁ。

頭から聴いてくと、全ての曲がこの曲の前フリというか、全部がここに繋がる為のモノって気さえしちゃうぐらいスゴイ。7分半の曲中、ヒロトモのヴォーカルが出てくるのは、後半2分ぐらいだし、歌詞は青い太陽はどこにでもいるし 宇宙のように生きたいと思うしだけなんだけど、圧倒的な存在感。

もっと紹介しちゃおう。

1曲目の「FARCE」

4曲目の「象の背」

以前、ここで触れたこともある(異常な期待は羞恥の念)5曲目の「生きた午後」

スゴイね!怖いくらいに。

あっ、そうそう、「翌日」の曲名の由来って“あまりの過剰な曲調に、メンバーがレコーディング翌日、筋肉痛になったから”って話を何かで読んだことがあるんだけど、コレ、信じていいのかな?ホントだとしたらこれまたスゴイ(笑)

| | コメント (5) | トラックバック (0)

The Holy or the broken Hallelujah

昨夜、Mクンと電話で久々に話す。何やら、最近、いろいろ音源を仕入れてるようで、次回、遊びに行った時、聴かせてもらうのが楽しみ。仕入れた中にJEFF BUCKLEYが2枚あるって言うんで「何で今?」と聞いたら、かれこれ5年ぐらい前に俺が廻してあげた1stを今になって聴いたらしい。遅いよ!(笑)

Dscn4359

俺は、この人の父親、ティム・バックリィも聴いたことないし、このアルバムしか知らないけど、コレは大好き。何っちゅうか、1stにして熟成されてるというか完璧。圧倒的なヴォーカリゼーション。

この人のこと、俺も最近、思い出したなぁと思い返してみたら、コレだった。

俺は観れなかったんだけど、こないだTV番組で紹介された斉藤和義の人生に影響を与えた45曲。俺が所有してる曲は18曲。知ってる曲入れるともう少し。“やっぱり!”とニンマリするものから、“へぇ~”な意外なものまで。興味深かった。

で、この中にあるんだよ。JEFF BUCKLEYの「ハレルヤ」が。

ずっと前に記事にしたことあるけど、このレナード・コーエンのカバーが大好きで。ギター1本でひっそりと唄われてるけど、なんか訴えてくるものがある。

Jeff Buckley-Hallelujah

記事にした時に「聴きたい」って言ってたオリジナルはまだ買えてない。でもyoutubeでは聴いた。

Hallelujah - Leonard Cohen

いやぁ、コレもいいなぁ。渋みと哀感とやさしさがあって。

ついでにもうひとつ。

John Cale- Hallelujah

Dscn4360

俺の持ってるコレに入ってるのと同じバージョンかな?コレもサイコーだな。

ついでのついで。

JEFF BUCKLEYの動画観てたら、似たような質感のモノ、すごく知ってるなぁと思い出したらコレ。

好きな人の手 ~青春ブルース完結編~ 斉藤和義

音声のみなのが残念だけど、同じくテレキャス1本による弾き語りの音のみならず、蝋燭を灯して、静かに唄われる雰囲気も近いと思う。

この透明感はスゴイ。

更に。

前に記事にした時にも書いたけどしつこくもう1回。

Dscn4361

このパティ・スミスのアルバム、2曲目の「南十字星の下で」にトム・ヴァーライン(あのいつもの変な(笑)ギター)と共に、ジョン・ケール(オルガン)とジェフ・バックリィ(ヴォイス、おそらく最後のファルセットのコーラス)が参加してるんだよ。

Patti Smith - Beneath The Southern Cross

度々、言ってるけど、こうして脈絡なく好き勝手に聴いてきたアーティストが繋がってくのはとても嬉しい。俺の聴き方はスジが通ってるぞ、とも思えるし。

Mクンが仕入れたブツには、ジェフが亡くなった後にリリースされたヴァーライン・プロデュースの幻の2ndもあるようなので楽しみにしてよう。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

STOP GAP(笑)

家族全員が殆ど観ないとはいえ、いくら何でもそろそろってことで地デジ用TVを注文してきたのが先週の日曜。

そして昨日、「エコポイント還元分に少し足すと買えるよ」と言って嫁が俺の部屋用のTVを買ってくれた。

Dscn4348

電機屋じゃなく、ホームセンターで。無名メーカーの19インチ。19800円也。俺の部屋にはコレで充分だろう。

でも、それでなくとも部屋から出ないで引きこもりがちの俺、これでますます出なくなりそう・・・。

嫁の考えは大体判る。リビング用のソニーの32インチで思いっきりゲームやるつもりだ(笑)で、俺に邪魔されないように、というか、後ろめたくて買ってくれたんだ、きっと(笑)まぁ、でも、ここは素直に喜んでおこう。ありがとう、嫁。

Dscn4357

今週の『銀魂』

予想どおり、将ちゃん、もとい、将軍が大活躍。

さびしんぼう将軍!ポロリ!(笑)

下品でスケベな銀魂節、炸裂。

思いっきり笑わせてもらったよ。

笑ったといえば、昼間、Pクンから来た写メ。

仕事中、ちょっと怪我して近くの某・病院へ行ったら、病院の売店の店名が・・・。

201009061306000

アハハ!コレはウケた。

♪STOP GAP、STOP GAP 潰してしまえ、潰してしまえ♪

つう訳で、さっきからコレ聴いてる。

Dscn4358

そして、この後は昨夜に続き、原爆スター階段のDVDを観よう。

The Stalin - Stop Jap

 

| | コメント (4) | トラックバック (0)

我が国のすべての過剰なロック文化を愛する人々に捧ぐ

発売日より2日ほど遅れて、本日夕方ようやくウチにも到着。

昨年10月、新宿ロフトでの原爆スター階段のDVD。

当日も思ったけど、今になって自分の部屋で観ると尚、思う。

ザ・スターリンの全盛期や、あの伝説の(観てないけど)スター階段のような殺伐とした空気は全くないって。

でも、メンバー皆、嬉しそうに生き生きとしてる。特にミチロウとJOJO。無理に演技して当時の再現しようとしてるんじゃなくて、2009年の自分たちなりのパフォーマンスをしてるということなんだろう。

このライヴの後、ネット上でいろんな人のレポを読んだ。臓物やらの投げ込みを“まるで節分の芸能人豆まき大会のよう”と言ってる人が居て、俺も納得しちゃったけど、それでも問題ないよ。だって、楽しかったもん、このライヴ。

Dscn4353

とは言いつつ、この時のミチロウの目つきは尋常じゃなかった。あんなミチロウ観たの、いつ以来だろう?この日の前半に久土‘N’茶谷を従えて登場した時(それもスゴクよかったんだけど)とも別人だった。なんかスィッチ入っちゃってるカンジで観てるこっちも興奮したね。

Dscn4354

Dscn4355

もう一人の主役、30周年を迎えた非常階段のJOJO広重の嬉しそうな勇姿。

Dscn4349_2

そして、豚の頭を持ち出して、それにキスするミチロウ。

50代のいい大人がすることじゃないよね(笑)

でも、この世代独特の、この過剰さがいい。とても。“そこまでやるか?”ってカンジで。

今日の記事タイトルに使わせてもらった、DVDのパッケージ裏面に書かれたコピー。

そう、過激というよりは過剰なんだよね。やり過ぎというか。

サイコーだ。

よし、もう1回、観よう。

Dscn4352

| | コメント (4) | トラックバック (0)

LA MOSCA的“日本のロック 90年代ベストアルバム”

先日、書いたLA MOSCA的“日本のロック 80年代ベストアルバム”。アルバムをあーでもない、こーでもないと選ぶ作業が楽しくて、秘かに第2弾を計画してたら、またしてもgoldenblueさんに先を越された(笑)でも、彼は70年代をやったけど、俺は70年代はあまり知らないし、後追いのモノが多いから、俺は90年代をやるよ、レココレに先駆けて、と書こうと思って今、彼のトコ覗いたら、90年代以降の記事。完敗だね(笑)

めげずに行きます(笑)前回同様、25枚、順不同。

Dscn4338

―1990年―

RCサクセション『Baby a Go Go』

仲井戸麗市『絵』

THE GOD『LOVE IS GOD』

花田裕之『Riff Rough』

―1991年―

麗蘭『麗蘭』

真島昌利『HAPPY SONGS』

TEARDROPS『Look Around』

フリッパーズ・ギター『ヘッド博士の世界塔』

―1992年―

町田町蔵『腹ふり』

―1993年―

BLANKEY JET CITY『C.B.Jim』

BLUE HEARTS『STICK OUT』

シオン『I DON’T LIKE MYSELF』

スチャダラパー『WILD FANCY ALLIANCE』

遠藤ミチロウ『死目祟目』

―1994年―

早川義夫『この世で一番キレイなもの』

小沢健二『LIFE』

―1995年―

FRICTION『ZONE TRIPPER』

STREET SLIDERS 『Wreckage』

―1996年―

THE MAD CAPSULE MARKET’S『4 PLUGS』

ホフディラン『多摩川レコード』

―1997年―

CORNELIUS『FANTAZMA』

ギターウルフ『狼惑星』

―1999年―

椎名林檎『無罪モラトリアム』

UA『turbo』

忌野清志郎Little Screaming Revue『冬の十字架』

何かありきたりだね。しかも80年代に登場したアーティストの再登場率が高い(苦笑)

でも素直に選ぶとこうなんだから仕方ない。

コレ選ぶ前は、80年代より思い入れ多いの少なくて苦労するかなと思ったら、結構あるね。逆に絞るのに悩んだよ、80年代同様。

ブルーハーツ、シオン、ブランキー、町蔵あたりは他にも選びたいアルバムがあったし、エレカシやボアダムスあたりも入れたいアルバムがあった。

選んだモノはどれもこれも多大な思い入れがあるけど、強いて1枚選ぶとブランキーかな。多分、この中じゃ一番聴いた回数多いと思う。GODはNONが復帰して大興奮した1枚。町蔵のはひよっとすると『メシ喰うな!』より好きかもしれない。ミチロウと早川義夫は改めて“この人スゴイ!”と思わされたし、林檎ちゃんやギターウルフも衝撃的だった。それに・・・。キリがないね(笑)気が向いたら個別に書くこともあるかも。

90~99年、俺は25歳~34歳。結婚したり子供が産まれたり親が死んだり妹が死んだりと、前の10年以上に激動の10年だった。

ここに紹介した1枚、1枚が日々の悲喜交々と共にあった。

shinさんロック仙人TFさんおーやさんもまたやってくれるかな?秘かに期待してます!

2000年代もやろう、そのうち。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

Do You Wanna Get Heavy?

今日、仕事中にマジギレ。

怒鳴りちらしたり暴れたりはしなかったけど(腕力弱いんで、ハハハ・・・)かなりカ~っと来る。

今日に関しては俺は悪くない、と思う、絶対。

自分のことを棚に上げて言わせてもらうと、アイツのガキさ加減にうんざり。いくら我慢強い俺でも笑って聞き流せない時もあるんだよ!判ったか?このバカ野郎!

Dscn4336

昨日、テレヴィジョン聴いてて思い出したのがコレ。

the Jon Spencer Blues Explosionの98年のアルバム。

リリース時の雑誌レヴューで、4曲目の「High Gear」を“テレヴィジョンとストーンズがセッションしてるかのようだ”と書いてあったのを読んだのを思い出したのだ。確かにそんな感じもする。

オルタナとかガレージとか形容されることの多かったジョンスペだけど、俺はNYのあの辺の流れを汲んだバンドという印象が強い。このアルバムだと3曲目の「Do You Wanna Get Heavy?」の唄い出しなんかルー・リードを彷彿とさせると思うし。

無秩序に曲ごとにバラバラにプロデュサー/ミキサーを起用した本作はあまり評判良くなかったようだけど俺は好き。

ウィノナ・ライダーがジョンスペ役を演じたPVが話題になった「Talk About the Blues」なんかもカッコイイ。

スティーヴ・アルビニがプロデュースしてアレック・エンパイヤーがミックスした「Attack」もいいなぁ。

Dscn4337

久々に引っぱり出してみたら、帯がステッカー仕様だった。忘れてた。

カッコイイけど勿体なくて貼れなくて(笑)たぶん死ぬまでどこにも貼らないんだろうなぁ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

異形の人たちによる、異形の人の為の、異形の音楽

仕事先の某・大学のバンド・サークルの子が“データを消してしまってTELEVISIONが聴けなくなった”と言うもんだから、半ば押し付けがましく音源を提供する。

11月のTOM VERLAINEの来日情報もあり、 少し前にTOMのソロ作を聴き返したりはしたけど、TELEVISIONをまとめて聴いたのはホントに久しぶり。

Dscn4332

昔、“『MARQUEE MOON』より『ADVENTURE』の方がいい”とか言うヤツが居て、捻くれた天邪鬼なヤツだな、と思ったことがあったけど、今、聴くと『ADVENTURE』も悪くないなと思ったりして。まぁ、それでも圧倒的に『MARQUEE MOON』なのは間違いないけどね。コレ、ホントに文句のつけようがない名盤だもんなぁ。特にA面。息つく暇もない怒涛の4曲。

普通に撮った写真をゼロックスコピーしてわざとザラついた感じに仕上げたジャケット(撮影はロバート・メイプルソープ!)も秀逸。もの凄い印象に残るよね、コレ。とりわけ、VERLAINEとRICHARD LLOYDの目つきは怖い(笑)

ミーハーに好きなアーティストに対して、強力に活字情報を求める俺が印象に残ってるTELEVISIONの活字情報をいくつか。

「俺たちの演奏は“書かれた”ものだった。ギター部分にはパートAとパートBがあり、それはスタジオのジャムから生まれたものを上手く組み合わせて出来上がったものなんだ。“今週一週間は俺がAを弾くから来週はお前が弾け”と交代して演奏してたこともある。お互いにパートAとパートBをそれぞれ弾いてみて、どちらが弾いた方がいいのか相談し合うこともあった。だから僕たちはお互いのパートを弾くことが出来た」

RICHARD LLOYD、2000年頃のインタビューでの発言。あのギターの完璧な絡みを思えば納得だね。

「こうなりたいっていうひとつのヴィジョンを持ったヤツなんて居なかった。誰もパティにはなれないし、トム・ヴァーラインにもなれない。あんなヘンテコなヤツになりたいヤツなんて居なかった(笑)」

NY PUNK時代を振り返った、レニー・ケイ、2001年のインタビュー。コレも納得。確かに居なかっただろうな。

「10代の後半、入り浸ってるレコード屋で“ヴェルヴェットが好き、ソニック・ユースが好き”とか話してたら“お前はNYパンクを聴いたのか?”“テレヴィジョンを聴かずにソニック・ユースを語るなかれ”と言われた(笑)」

当時、ナンバーガールの向井秀徳の2000年のインタビューより。コレも納得。つうか俺も言うね、きっと。「真ん中が抜けてるよ」って(笑)

しかし、改めて聴いても、オーソドックスなロック的な部分もありながら、つくづくヘンテコなバンドだね。全員(特にVERLAINEとドラムのBILLY FICCA)のプレイが何か変。でも合わせるとバッチリで。これぞ、バンドだろう、本物の。

異形の人たちによる、異形の人の為の、異形の音楽。

Dscn4334

この、ライノ・ハンドメイドから2003年に限定で出たライヴ盤を聴くと尚一層、思う。おかしな演奏だよ、コレ。でもカッコイイ。

そういや、「MARQUEE MOON」(曲の方)の演奏時間って、今じゃ10分47秒の完奏バージョンが当たり前なんだろうけど、オリジナルのアナログでは9分58秒のフェイド・アウト・バージョンなのをCD世代のお若い諸君はご存知だろうか?

と言っても、最早、俺もすっかり完奏バージョンに慣れちまったけどね(笑)

久々にレコード引っぱり出して聴いてみようかな?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

TONE TWILIGHT ZONE

コレばっかり口に出しても仕方ないけど。

暑い。暑すぎる。異常だよね。ホントに10月頃まで暑いの?もうやだよ。

とは言いつつ、夕方になると涼しげな秋の虫の声が聞こえる。

となると思い出すのはコレ。

Cornelius - Tone Twilight Zone

お~!外から聞こえるリアルな虫の声と一体化して聴こえるよ。なかなか心地良い。

Dscn4333

このアルバム、最初に聴いた時は戸惑った。前作の『ファンタズマ』こそが最高傑作で、“コレを越えるのは難しいだろうなぁ”と思ってたら、真逆のような作品だったから。

『ファンタズマ』が、フリッパーズ・ギター時代の『ヘッド博士の世界塔』、コーネリアスの2nd『69thunder96』を継承した、というか進化させた、あらゆる要素をブチ込み、小山田流にブレンドした足し算型のアルバムだったのに対し、この『POINT』は、隙間の感じられる、思いっきり引き算型の作品。

「音が鳴ってないところを意識することで、より鳴ってるっていうところを意識することができる」

「スネアが鳴ってる時はスネアしか鳴ってなくて、ギターやベースは鳴ってないとか、順番に音が出てくるような構成が多い。それだと、ひとつひとつの音によりフォーカスできる」

ともにリリース時の雑誌インタビューでの小山田本人の発言。

納得。

ここまで音数が絞り込まれると、全ての音に必然性や意味を感じるというか、あるべき音があるべきトコにあるってカンジだね。

ついでにもう1曲。

Cornelius - Brazil

今でいうボーカロイド(ウチの娘もハマってる、初音ミクとか)の走りみたいな、ヴォーカルライダーというソフトに唄わせたスタンダード。不思議な郷愁感があってとてもいい。

先日、レココレに刺激されて書いたこの記事の続編というか、レココレの先手を打って、“LA MOSCA版 90年代、00年代の日本のロック・アルバム・ベスト”的なのを近いうち書こうと計画してるんだけど、前回同様、順位は付けられないなと思いつつ、でもコレは00年代の1位だね、確実に。

コレの後、06年に出た『Sensuous』もスゴイいいけど、ここが現時点での頂点じゃないかな?個人的には小山田の最高傑作だと思う。

いつになるか知らないけど、次作はどうだろう?

楽しみだな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年8月 | トップページ | 2010年10月 »