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2010年9月30日 (木)

輝いてたあの頃へ、その後の話/DON’T LET ME DOWN

ひとつ前の一昨日の記事、今、読み返したんだけど気持ち悪いね(笑)

何が言いたいのかよく判らないし、まとまりなくて長いし、そして後ろ向きで湿っぽい(苦笑)

ホントはただ、あまり語られないこの時期が大好きだって言いたかっただけ。

と言いつつ、前回に引き続き、RC、そして清志郎&チャボの話。書き足りなかったんで(苦笑)

『ハートのエース』を聴いた当初は、“このままチャボ抜けちゃったりしないよな?”と心配になったりしたけど、ここから5年続くんだよね、RC。勿論、楽しい瞬間も沢山あったろうけど、煮え切らない複雑な思いを持ちつつ行動を共にしてたのかも。お互い、肝心なトコは語らなそうだしね。90年12月の最後の武道館の打ち上げで「俺は抜ける」と言ったチャボに“やっと言えたんだね”と思ったという清志郎。腹を割って話し合うとブッ壊れちゃうかもしれないから先延ばししてたのかもね、二人とも。

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この夏、ファンの間で大きな話題となったNHKの『ぼくはロックで大人になった~忌野清志郎が描いた500枚の絵画~』を少し遅れて俺も観た。(Kenboさん、サンクス!)なかなか丁寧に作られた良い番組だったと思うけど、例のチャボのインタビューは切なかった。「(RCが活動停止してチャボと別々に行動することになった時のことを)清志郎さんは“まるで失恋したみたいな気分だった”と言ったそうですよ」とインタビュアーに聞かされて、何ともいえない表情になってしまったチャボ。でも、「俺も同じだった」って・・・。

お互いに嫌いじゃないというか、大好きなのにちょっとした気持ちのズレで離れてしまった清志郎とチャボ。その後の『GLAD ALL OVER』を切っ掛けに(ここまでの4年弱はとても長く感じたなぁ)、少しづつ親密さを取り戻した二人。最後にはホントに近いトコまで来てた。“未だに言うのかよ”と思われるのを、後ろ向きなのを、百も承知で言わせてもらうとここで終わっちゃったのは本当に残念でならない。

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2年前のあの日、武道館で「君が僕を知ってる」のエンディングで、チャボの耳元に何か囁く清志郎。そして嬉しそうに思わず吹いてしまうチャボ。

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そして終演後、バンド・メンバー全員で肩を組んで客に頭を下げる恒例のこのシーンで、またもや耳元で清志郎に囁かれてこの表情のチャボ。

この続き、俺も観たかったけど、チャボも、そして清志郎はもっと無念だっただろうな。

でも、こんな幸せそうな、観てるこっちも幸せになれる時があって良かった。不本意ながらも疎遠なまま終わらなかったのがせめてもの救いなのかもしれないね。

ここ2~3日、頭の中で鳴りっぱなしだったこの曲の動画を観る。

忌野清志郎―THAT LUCKY OLD SUN

以前も紹介したことのある(清志郎が居なくなる前、最後に俺が書いた記事だ)、『LOVE LOVE あいしてる』に12年ぐらい前に出演してR&Bのスタンダードを唄った時のモノ。この曲を清志郎が唄ったのは音源化されてない。

素晴らしい、素晴らしすぎる。こういうの唄わせたら右に出るものなしだね。

昔、渋谷陽一との対談で、オーティスの最も魅力を感じるところは?と聞かれ

清志郎「メジャーな歌唄ってもどっかに哀しみがにじみ出ちゃうというかさ、そういうのがすごいなって」

渋谷「俺、それがダメなんだよ、にじみ出ちゃうのが(笑)楽しい方がいいじゃん。JBってにじみ出ないでしょう?」

清志郎「出ないね、あの人は」

渋谷「あれがいいと思わない?」

清志郎「・・・・・。子供の頃さ、綺麗なメロディーが聴こえてきて訳もなく哀しくなったりしなかった?なんかああいう感じがあるんですよ、オーティスの唄は」

という会話があったのを思い出した。

“貴方の唄も同じだよ、清志郎”と言いたくなる。

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次はコレ聴こう。忌野清志郎&仲井戸麗市名義のスタジオ音源としては唯一の曲。ホントに二人きりによる録音。

忌野清志郎&仲井戸麗市 Don't let me down

言わずと知れたビートルズの大名曲のカバー(俺の大好きなTHE GODもこの頃のライヴでやってたな、この曲)。89年、東芝EMIのアーティストによるトリビュート作に参加した時のモノ。

3分23秒あたりでの、清志郎の♪プリーズ!♪ってシャウト。

他の誰がこんなふうに唄える?

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