キリストの瞳は何故 悲しみにくれているの?
三度、ブランキー。今日は昨日紹介した5thアルバムに続くオリジナル・アルバム『SKUNK』 95年11月のリリース。
昨日も書いたけど、この時期ならではの雰囲気が今の俺にはしっくり来る。前作以上にジャケは下品でサイテーだけど(笑)いや、冗談。ホントは、この良識派を挑発して敢えてやってるカンジが大好き。プラケースにステッカー貼ってあって肝心なトコは店頭では見えないようになってたけどね。そういや、このジャケと同じデザインの店頭掲示用ポスター持ってたな。たぶんO氏に貰ったんだと思う。アレ、どこ行ったんだろう?
肝心の中身。前作でソフティケイテッドされたブランキーが、コレでは初期の激しい音楽性に戻った、的な意見があったけど俺は違うと思う。確かに前作と比較するとワイルドさは増したと思うけど、初期とは微妙に違う。前々作『METAL MOON』と前作『幸せの鐘が~』で培った要素を踏まえたワイルドさがあると言うか・・・。
さっきから聴きかえしてるけど、俺、大好きだな、このアルバム。
ギターリフがカッコいいタイトル曲「Skunk」、達也のドラムに聞き惚れてしまう「Dynamite Pussy Cats」、“オレは愚かな人間 おまえと同じさ”という身も蓋もない歌詞がサイコーな「Hell Inn」(ホントはヘロインだろうね、コレ)、ベンジー節が炸裂の「Fringe」、狂いまくりのサイケデリック・チューン「Purple Jelly」、そしてたぶんNo.1フェイバリットの“鋭いマイナー・ソング”「斜陽」
だけど今夜の気分はコレ。
映像が浮かぶロード・ムービーのような歌詞、グランジっぽさも感じさせる叙情的でありながらワイルドな曲調。
この時期ならではの名曲だと思う。
そうそう、コレのリリース前の同年夏、代々木公園での“あの”伝説のフリー・ライヴ観に行ったな、Pクンと彼の友人Tクンと。
初っ端の「D. I .J. のピストル」で照ちゃんがキレて“ロックン・ロール!”って叫んでマイク投げてなぁ。
俺も後ろの方で興奮してたけど、前の方で血の気の多い若人が、開演前に無料配布されたコレ投げちゃってさぁ。まさか、CDは外したんだと思うけど、それ見て更に熱くなっちゃったっけ。
この日、新曲として演奏された『SKUNK』の曲でもとりわけ印象に残ったのが前述の「Dynamite Pussy Cats」
♪言いたい事なんてこれっぽっちもありゃしない
知っているさ皆ただの淋しがり屋♪
バンドのアンセム的なカッコいい歌詞の中でも特にこの部分がサイコーに好き。
俺も言いたい事のない淋しがり屋だからさ(照)
さっきから流してたらブランキーを大嫌いな嫁が「ベンジーって筋金入りの中2病だよね~」だって(笑)
一緒に笑ってた俺も一人でヘッドフォンして聴くと本気になっちゃう(笑)
中2病だから(笑)
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