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60年目の11月15日に

15日っても2日も経っちゃったけど。

遠藤ミチロウ生誕祭 『Roll Over 60th』 ~還暦なんかブッとばせ!~

ド平日で休み取りづらかったけど、28年間、夢中で追っかけてきたミチロウだ。終演時間予測して当日は帰れないだろうと、頭下げて2日間有給取って行ってきた。一人で。

この日、観たことをどう書けばいいものか・・・。

もうさ、俺が観て思ったことを書き連ねてくととんでもなく長くなってしまいそうだけど、順番に思い出していこう。

冷たい雨の中、気も逸り開場の1時間前に大嫌いな渋谷に到着。“まだ、あんまり人居ないだろうなぁ、恥ずかしいなぁ”と思いつつ、30分以上前にO‐WESTへ。そしたら沢山の人。俺だけじゃなかった、皆、待ちきれなかったんだね。

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早速、物販でコレを購入。やっぱりコレは欲しかったからね。

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あと、先行販売されてたコレも。還暦&30周年トリビュート、北極バクテリア盤。昨日からずっと聴いてるけど、ココに入ってるアーティストに疎い俺でもスゴイと思うテイクの目白押し。特にさすが!のエンケンの「午前0時」、頭のイカレた女が延々呟いてるみたいで怖いふちがみとふなとの「お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました」(そういえばこの曲やんなかったな)が凄い。メジャー盤の方も早く聴きたい。

話を戻そう。入場する時、場内から聴こえてきたのはじゃがたらの「でも・デモ・DEMO」。中に入ると楽しそうに廻してるいぬん堂社長の姿が。以降、あまりにツボな選曲に唸らされる。外道、INU、リザード、ギターウルフ、三上寛、P‐モデル、あぶらだこ、ウィラード、肉弾、VID‐SEX・・・。個人的にはこの凄いメンツに混じって茨城の若手、悲鳴がかかったのに思わずニヤリ。時折、唐突にかかるご本家の曲中、「包丁とマンジュウ」にもニヤリ。やっぱり、今聴いてもカッコイイ。

社長ご指摘のとおり、“あの”後楽園ホールを思い出させるラビッツの「バイバイ」の後、お馴染みドアーズの「THE END」に乗ってM.J.Qが登場。ミチロウが嬉しそうに笑ってる。後楽園と同じく「虫」でスタート!最初からこんなに飛ばして大丈夫か?ってぐらいテンションの高い演奏。やっぱり、このやるせない突き放したマイナスの歌があってこそのミチロウ。以降、飛ばしまくってあっと言う間に終了。正味30分ぐらいか?久土のブチ切れぶりも凄かった。今日、出演の三つのユニット中、一番、バンドっぽいのがコレだと思う。編成がアコースティックなだけで完全にパンク。

セット・チェンジ後、これまたお馴染み、ふたたびドアーズの「TOUCH ME」に乗ってTOUCH‐ME。達也モヒカンだ!そして噂どおりのメイク姿!「オデッセイ・2010・SEX」でやかましくスタート。いつもながらの達也の感情爆発の賑やかなドラミングに笑みがこぼれる。達也の大河出演に絡めた掛け合いのMCも挟みつつこれもあっという間に終わる。何故かM.J.Qではなくこちらでやった「限りある限り」、達也の派手なドラムでより切なさの増した「午前0時」が印象に残る。M.J.Qが調和するバンドならこっちはタイマン張ってるみたいな趣き。完全にお互いに刺激されてテンション上がってた、二人とも。

三度、ドアーズ(ミチロウにとってドアーズがどれほどデカい存在なのか痛感。昔、LA MOSCAで買った晋太郎も付けてたジムモリのバッヂ付けてってよかった)の「ALABAMA SONG」で3番手、NOTALIN’S登場。俺は初見。コレが前ふたつと打って変わってダウナーでサイケデリックな演奏。『Fish‐Inn』、パラノイア・スター、コマンタレブ的な世界。というか言ったらジャックスだ、思いきり。「マリアンヌ」やってたし。「カノン」にジーンときてしまう。ひょっとするとこの日、一番グッときたかもしれない。♪ああ、もう嫌だと思うことだけがまだこうして居れる力なのです

そして最後の、この日限りのスペシャル・ユニット、THE STALINISM。

俺はずっとミチロウが大好きだけどTHE STALIN至上主義者ではない。この日もコレ目当てで行った訳じゃなく、還暦を記念するバースデイ・ライヴで、今やってる三つのユニットが一度に観れるから行ったのだ。よくココに書いてるけど、今現在、スターリンの曲を聴くなら、こういうエレクトリック編成の“スターリンごっこ”じゃなく、今の三つのユニット、もしくは弾き語りの方にリアリティーを感じる。

とは言うものの、観ちゃうとダメ。M.J.Qの時に後楽園思い出したけど、ルースターズの「LET’S ROCK」の後に拡声器でサイレン鳴らしながら赤のS字Tで登場したミチロウに『爆裂都市』を思い出す。マッド・スターリンか?あっ、赤Tは還暦だからか?(笑)

さっきまでの最近のメイクじゃなくスターリン時代まんまのメイク。他のメンバーも目のトコ、黒く塗りつぶしたメイク姿。達也は蝶メイク!これで興奮すんなっつっても無理な話。ただ、お約束の爆竹(2階席まで飛んでた)、発炎筒噴射より、ミチロウ含めたメンバーの異様なまでの熱、コレにグッときた。達也だけじゃない。kenken含めた全メンバー。まぁ、達也が一番嬉しそうだったけど(笑)ホント、子供みたいな笑顔で叩いてた。堪えきれずにバスドラの上に立っちゃったりもして(笑)この人、元ブランキーだったとか、どメジャーだったとか全然関係なくなってるね。戻ってきたんだと思う、こっち側に。一回りも二回りも大きくなって。最近の活動や言動見てるとつくづくそう思う。「俺は生涯パンク・ドラマー」とか「元スターリン」とか平気で言うしね。

ミチロウもそうだけど、今やってることが全部、直接的にパンクかって言うとそうじゃない気もするし、ノスタルジーと思われてしまいそうなこの日の演目だけど、今、自分がやってることに自信があって迷いがないから平気なんだろうな。もう歳食って、試行錯誤の時も経て、やるだけやってきて“何でもあり”の領域に達したというか。

そう考えると、この日、ミチロウの発した「歳をとるのは楽しいよ~」の言葉も俄然、リアリティーを増す。あれ、本音じゃないかな?

THE STALINISMの演目。こういう趣旨のライヴの定番のメニューの中、「アーチスト」が入ってたのが個人的には嬉しかった。一番、スターリンを感じる曲。拡声器でアジテーションするミチロウ。

あと、この日、場内にあったあたたかい雰囲気。これがよかった。イカレた演奏にイカレた反応の客だったけど、ステージ上も客席も妙にあたたかかった。

達也の音頭で始まった“ハッピー・バースデイ”の合唱。イマイチ揃わないトコがまたイイ(笑)

久土が言いだしっぺで客席からも飛んでた「さっさとくたばれ」という言葉も、昔のツバの掛け合い同様、屈折した愛情表現なんだろう。

しかし、ミチロウ、マジで嬉しそうだったな。「これで心おきなく死ねる」って言ってた(笑)アレもアイロニーだろう。まだまだくたばるつもりないよね、この人。

俺が出かけてる間、ヤボ用で連絡よこしたオフクロにライヴ観に行ってて不在だと説明した嫁に「いつまでそんなことやってんだっぺね~」と返したというオフクロ。

そんなの俺じゃなくミチロウに聞いてくれ!

年明けにSTALIN Z?

どうするよ?俺。

まだまだミチロウに心踊らされる日々が続きそうだ。

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コメント

なんか読んでるだけで体が熱くなってきた~
行きたかった~w

投稿: 支笏湖 | 2010年11月19日 (金) 20時55分

>支笏湖様

スゴイよかったですよ!
「羨ましいだろう~」ってんじゃなく
“観て欲しかった”、“観せたかった”
ってカンジです。

投稿: LA MOSCA | 2010年11月19日 (金) 21時37分

長年ずっと追い続けてきたLA MOSCAさんならではの渾身のレポですね!
わたしも読んでいて熱くなってきました。行ったのに(笑)
ほんとメンバーもオーディエンスもミチロウを中心に一体となったとても温かいライブでしたね。
そしてわたしはあれからずーっと達也らぶ♡です(笑)

投稿: shin | 2010年11月19日 (金) 21時55分

>shin様

いやいや、ずっと聴いてりゃ偉いってもんでもないしね(苦笑)
俺よりディープな人が居るのも知ってるし。
でも思いの深さじゃ負けないつもり。
深すぎるぐらいだから(笑)
1月のEAST、チケット明日からだっけ?
たぶん行けないなぁ・・・。
記事に書いたように俺は“ザ・スターリン”ごっこが観たい訳じゃないから。
ってのは自分に対する言い訳だよなぁ。
ホントはスゴイ観たい。
ギター、モーサムの百々だし(好きです)、ドラム、達也オンリーだし。
俺も達也らぶ♡だよ(笑)

投稿: LA MOSCA | 2010年11月20日 (土) 21時37分

ラモさん、この度は有り難う御座いました!

まだゆっくりじっくりとは堪能出来てませんが、率直な感想として何かスゴい良かったです(涙)

俺、スターリン解散以降のミチロウはラモさん程全然詳しくないですけど、今のミチロウ(って言っても2年前みたいですが 笑)をマジマジと感じれて何か感慨深かったり、驚嘆したりの連続で。

近い内、ブログに綴ってみたいなぁって思ってます。

ほんと、有り難う御座いました!

投稿: みん | 2012年12月14日 (金) 22時11分

>みん様

喜んでもらえてよかったです。
ホント、この日は感慨深くて感動的でした。
ブログ、是非!
スゴイ楽しみにしてますので!

投稿: LA MOSCA | 2012年12月15日 (土) 22時05分

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