被害者扱いで援護してた人を手のひら返して加害者扱いして総攻撃。それを鵜呑みにして同調する人たち。
怖い、とっても。
あの歌舞伎役者には興味がない。好意も悪意も抱いてない。ホントに興味がないから意見を言いたくない。どうでもいい。
でも相手がジョンとなると話は別だ。
俺の愛してやまない“あの”日本の産んだ偉大な男に対してもそういう傾向あるけど、生前、人騒がせな、人を困らせて顰蹙かうようなことも沢山やったのは棚に上げて(少なからず批判もあびた筈だ)、やたら神格化されてる。
愛と平和の伝道師?
愛と平和?
笑わせんなよ。
だってこの男は、誇大妄想で酒グセ悪くて女性に暴力ふるって、おまけに被害妄想で淋しがり屋なダメ野郎だったんだぜ?
でも同時に心やさしくて音楽で世界を変えられると信じてた、とても人間くさい純粋な“愛と平和の伝道師”でもあったんだよ。
矛盾してるって?
この世に矛盾してない人間なんて果たして居るのか?定規で測ったみたいに「この人はこういう人です」って言い切れる人なんて居るんだろうか?
多面的なんだよ、そんな単純な人じゃなくて。
もうひとつ。ここが一番肝心。
素敵なロックン・ローラーだった。“偉大な”でも“素晴らしい”でもなく。勿論、偉大で素晴らしかっただろうけど“素敵な”。

ようやく聴き始めたリマスター音源(Pクンに大感謝!)の所為もあって、このところビートルをよく聴いてる。
いろいろ好きなのあるけど、やっぱり、俺、『ホワイトアルバム』が大好きだ。
少しづつ出てきてたメンバーの自我がここで大爆発。やりたい放題。全員が。他のメンバーのことは自分の曲のバック・ミュージシャンぐらいにしか思ってない趣。他のメンバーが全く参加してない曲すらある。
てんでバラバラ。でもビートルズ。まだ。
他の3人の急激な進化っぷり(『サージェント・ペッパー』の約1年半後のリリースだ)も凄いけど、とりわけジョン。
『ラバー・ソウル』あたりから(意識的に)チョロチョロ出してた本性、全面展開。
「ディア・プルーデンス」、「グラス・オニオン」、「バンガロー・ビル」、「アイム・ソー・タイアード」、「ジュリア」、「ヤー・ブルース」、「ミー&マイ・モンキー」、「セクシー・セディー」、そして「レヴォリューションNo.9」
見事なまでの剥き出しっぷり。そして分裂っぷり。
ジョンの曲に限らず、このアルバムへの思いを綴り出すとキリが無さそうなんで、今日はこの1曲だけ。
「HAPPINESS IS A WARM GUN」
「銃の雑誌がその辺にあって、表紙が発射直後の銃の写真だった。記事のタイトルが“HAPPINESS IS A WARM GUN”。何て素敵で狂ったことを言うんだろうって思ったよ。だってあったかい銃というのは、たった今何かを撃ったってことだろう?」
3つの曲を繋げた目まぐるしく変化する構成。抑制を効かせた導入部、ドスの効いた低音の中間部、思いっきりシャウトするラストパートと聴き応え満点なジョンのヴォーカル。そして性的な意味とヘロイン使用も喚起させる(ジョンは否定してたけど♪I need a fix’cause I’m going down♪って唄ってるからね・笑)トリプル・ミーニングの歌詞。
“愛と平和”の人、やさしいラヴ・ソングを唄う人、単なるロックン・ローラーと思ってる全ての人に聴かせたい、イカレた美しい曲。
陳腐な物言いだから書くのよそうとも思ったんだけど。
今日で30年だって?
てことはジョンが殺られちまった年に産まれた人が30歳ってことだろ?当たり前だけど。
信じられないな、そんなに時間が経ったなんて。
最近のコメント