「変わらなきゃいけない」なんてたぶん誰かのウソだな
実は正直、そんなに期待してなかった。
斉藤和義のニューアルバム『ARE YOU READY?』
HPなんかで知った事前情報。
いつになく華やかなゲスト陣(リリー・フランキー、大森南朋、妻夫木聡、真島昌利、スチャダラのボーズ、濱田岳、そして中村達也etc)、既発シングル(しかもこれまでで一番ヒットしたんじゃないか?と思われるCMソング「ずっと好きだった」)、既発シングルのカップリング曲の再録、タイアップ曲2曲の収録。
まとまりの無い、とっちらかったアルバムなんじゃないかと危惧してた。
すいません。ナメてました。スゲーいい。さすが。
全10曲というコンパクトさも功を成してると思う。曲はバラエティーに富んでるけど流れも良く一気に聴けちゃう。やっぱりアルバムの長さってアナログ時代の40~50分ぐらいがいいのかもね。
やっぱりあった子供の歌、「罪な奴」。いい歳したオッサンたちによる♪おぎゃぁおぎゃぁ♪ってコーラスとせっちゃんらしい歌詞が微笑ましい。
ボーズのラップと唐突に出てくる「幸福な朝食、退屈な夕食」の歌詞の導入、そしてツボ入りまくりの、偉人の羅列の歌詞(ジョン、コッポラ、手塚治虫、ジミヘン、キース、スコセッシetc)がサイコーにいい「いたいけな秋」。こういうのにホントに弱い。麗蘭の「今夜、R&Bを・・・」とか。つうか昔、Pクンとかと、よくこいうこと言ってた。「『アビイ・ロード』の時、ジョン、まだ30前だぜ?スゲーよなぁ」って。
あまりの“らしさ”に聴いてると笑っちゃう達也がドラムの「黒塗りのセダン」。人のレコーディングで(イントロで)曲名を言うな!(笑)最後に雄叫びを挙げるな!(笑)
エコーのたっぷり効いたイントロのカウントで既にやられてしまう、エコー感とホーンの雰囲気がジョンの『ロックン・ロール』みたいでもあり、自身もカバーした南佳孝の「スローなブギにしてくれ」のようでもあるラストの「Don’t Cry Baby」。これにも人名、列挙されてるね。古今東西のカップルたち。ジョンとヨーコ、ボニー&クライド、優作と美由紀、あたるとラム、ペーとパー子(笑)、ロッキーエイドリアン、シドとナンシー、達郎まりや、愛と誠、ダニエルとメロディ、そしてきみとぼく。
この辺の曲は特にいい。
そしてもっかのところ一番のお気に入りは「Small Stone」
よく知らないけど、もしかすると今のJ‐ROCKっぽいような気もするギター・リフ(スゴイいい音してんだ、コレが)と効果的な派手なシンバル・ワークのドラムに、いかにもせっちゃんなメロディと歌詞が乗る。
この曲から次の、軽快な中に切なさの漂う「表参道」の流れがサイコーだなぁ。
いいよ、このアルバム。
ネットで画像拾って作った自作ジャケ。我ながらいい出来栄えだと思う(笑)
つうかいい加減、原盤買えよ!って話だね(苦笑)
でもマジメな話、何でこの人、盤で買わないか判った。
ミーハーじゃないからだ。TV出た時やライヴのMCとかで垣間見れるキャラも素敵だとは思うけど、せっちゃん個人にそんなに感情移入してないんだと思う、清志郎やミチロウと違って。
純粋にこの人の作る音楽が好きなんだな、きっと。
それって俺みたいな思いいれしまくりの音楽の聴き方からしてるヤツからするとスゲーことだと思う。
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コメント
遅ればせながら、自ブログの「お気に入りリンク集」というのをようやく張ることができました。LA MOSCAさんとこも入れさせてもらいました。これからもよろしく!!
「ずっと好きだったんだぜ」のPVをたまたま見たら、「ルーフ・トップ・コンサート」のパロディになってて、意外な感じしたんだけど面白かった。
投稿: ロック仙人TF | 2010年12月15日 (水) 15時57分
>ロック仙人TF様
リンクありがとうございます!
こちらからも貼らせていただきました。
斉藤和義、一見、フツーのJ-POP風に見えてなかなか奥深いモノがあります。いいですよ~。
投稿: LA MOSCA | 2010年12月16日 (木) 22時01分