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2011年2月10日 (木)

3年目の2月10日に

2008年2月10日(日)

その夜、俺は、久し振りに本格的に人前で唄うその男を真後ろ1階スタンドのてっぺん辺りで観ていた。

俺が“彼”を観たのは4年ぶり。一緒に行った嫁は10年ぶり。

“彼”の隣りに“あの”愛すべき相棒が立つのを観たのは、二人が袂を別った90年の夏以来18年ぶり。

18年の間に二人の共演は何度かあったけどことごとく見逃してきたのだ、俺は。

5~6曲終わったとこで、さりげなく登場した相棒は、ごく自然に当たり前に“彼”と1本のマイクを分け合ってあのコーラスを唄った。まるで昨日までもそうしてきたように。

♪金が欲しくて働いて眠るだけ♪

二人の後ろ(俺から観りゃ前だけど・笑)には、相棒よりひと足先に“彼”の元を去った、髪が白くなった“あの”寡黙な男が。あまり後味の良い別れ方じゃなかったこの二人だけど、見る限り、全くわだかまりは無さそうだった。

そして勿論、“あの”愉快なとっつぁん二人、“彼”のバンドの末期に参加したロン毛のピアニスト、相棒のファンで手紙のやりとりをしたところから始まり“彼”のボーヤを経て結果的に“彼”の最長のパートナーとなったナイスガイなギタリストを含むバンドも居る。

この夜、場内には1万3千人の、“彼”と自分の物語を持った人々の幸福感に満ち溢れていた。

“彼”本人、相棒、寡黙な男、そしてバンドのメンバーを含めた、ここに居たみんな。あんなに笑顔だらけのライヴは未だに経験したことがない。

この1年後に最悪の結果が待っていようとも、この夜には悪い予感のかけらもなかった。本当に素晴らしい夜だった。

あの夜、あそこに居れてよかった。

そして、今年の5月2日、俺はあそこへは行かないと思う。いろいろ理由はあるが今夜は書かないでおこう。

はしゃいだような“彼”の名を呼ぶ声がやっと聞かれなくなったと思ってたのに、“彼”の不在をあらためて実感させられた夜に・・・。

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コメント

こんばんは。
LA MOSCAさんはあの日“あの場所”で“彼ら”の素敵な瞬間に立ちあわれたのですね。あの日が奇跡のひとときになってしまうなんて思いもしませんでした。

自分の場合、トリビュートライブ的なイベントというのは、“彼”の不在ということをよりいっそう際立たせるだけという感じが強くて、結構つらいです。
これだけのメンツが揃っているけれど、肝心の“彼”がいないじゃん…何で!? みたいな感じで。
5月2日は、多分、メンタル的な要素で行けそうにないなと思っています。

LA MOSCAさんならきっと行かないだろうとおもっていました。
月見夜さんも然りです。
まぁ僕は当日東京にいることもあり参加しますが、
肝心の“彼”がいないじゃん…
と、これに尽きると思うんですよね~
どんな演出があるのか分かりませんが、
居ない
ことは確かです。
やめときゃ良かった、なんてことになるかもしれません。
でも、とりあえず行ってきます。

>goldenblue様

俺もね、夢にも思いませんでした。
物語の続きを楽しみにしてたから・・・。
ソレを思うと無念です、今でも。


>月見家様

全く同感です。
30周年の時の『RESPECT!』
映像で観ただけですが最後に出てくるでしょう、本人。
アレがあるから観れるけど、今度のはね・・・ってカンジです。


>マイト様

あっ、バレました?(苦笑)
まぁ、俺は根性なしなんで今回もパスです。
いつか、あと10何年か経ってまだこういうのがあれば行けるかな?
俺はマイトさんのように行く方を批判はしません。
それは個人の思いの違いだし、行ける勇気もいいと思います。
楽しんできてください!

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