I LIE THERE STARING IN HER EYES
先週から何故かRICHRAD HELLを聴き続けてる。
日常のふとした瞬間に頭の中で音楽が鳴るってことは誰しもあると思う。普通は“前の夜に聴いた”とか“朝、携帯プレイヤーで聴いた”とか“さっき入った店でかかってた”曲だよね。俺もそうだ。
でもやたら何度も鳴り続ける曲が何曲かある。HELLの「STARING IN HER EYES」もそんな1曲。一番好きな曲って訳じゃないのに不思議。
今の職場、8年目ぐらいだけど、仕事中に鳴った回数、間違いなくこの曲が一番多いと思う。頭にきた時、動揺した時、悲しい時・・・。思えば、無意識にコレ鳴らして気を沈めて落ち着こうとしてるのかもしれない。俺にとってのヒーリング・ソングか?まさかHELLの曲で癒されてたとは(笑)
俺はNY PUNKが大好き(まぁ、そう呼ばれる中の6~7組のアーティストだけだけど)で、この人のミーハーなんだけど、代表曲の「BLANK GENERATION」や「LOVE COMES IN SPURTS」も勿論好きだけど、こういう曲の方に“らしさ”を感じるね。NY PUNKと言ってニュアンスが違うならNYアンダーグランドというか。
倦怠感、徒労感、退廃、悲哀、諦め、滑稽さ・・・。なんかニューヨークの饐えた匂いを感じる。
なんてニューヨーク行ったことないから判んないけど(苦笑)
でも、もう20年以上前の、今のところ唯一の、“あの”悪夢の来日公演でアンコールで、この曲演った時のことも鮮明に憶えてる。本人も思い入れあるのかな?と思わせる印象に残る唄いっぷりだった。
ちなみに、そのライヴで1曲目だった「IGNORE THAT DOOR」の唄い出しの歌詞。
♪こんなかったりぃ見知らぬ土地じゃ
もう遅いし とにかく人恋しくてよ
で やっと人らしい奴が現れたと思ったら
なんだ 腐った淫売かよ♪
初めての日本で待ちわびたファンに向けた第一声がコレだよ?
カッコイイよなぁ。
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コメント
ずいぶんコレクションされてますね。Hellは1stよりやはり2ndですよ!THE KID... GOING... TIMEの3曲が特に好き。あと、RIPに入ってるI'M YOUR MAN(そういえば斉藤和義が日本語詞つけてカヴァーしてたな・・・)もイイ。ギターのRobert Quineが亡くなってかなり経つけど、確か自殺だったのかな(Lou Reed : LIVE IN ITALYは名演!)。 Hellの来日はボクもチッタに目一杯キメた格好で観に行きましたよ!
投稿: @koakyana | 2011年2月16日 (水) 03時11分
>@koakyana様
もうちょっとだけあります。出し忘れあり(笑)
それはまた後日。
「TIME」、NY PUNKのカテゴリーにそのものズバリのタイトルで記事書いたことあるんで読んでいただけると嬉しいです。
斉藤和義の「I'M YOUR MAN」は本家、クワインが弾いてるのがスゲーなぁと。
クワインのことも記事書いてますよ、そういえば。
“脳ミソに直接シールドが繋がってるギタリスト”というタイトルで。
ルーのクワイン参加作なら俺は『ブルーマスク』かなぁ。
おぉ!チッタ居ましたか!
すれ違ってるかもしれませんね。
俺もキメて行きましたよ(笑)
この日はカッコイイ人が多かったなぁ。
投稿: LA MOSCA | 2011年2月16日 (水) 23時48分