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2011年3月21日 (月)

もしも音楽が語ることができるなら

前々記事の続き。

地震翌朝の10時頃、なんとか家にたどり着き、家族の無事を確認し、無残な部屋に落胆(笑)した俺は、隣町とそのひとつ先の町に一人づつ居る親の安否を確認する為、その辺のモノをテキトーに腹に流し込んで嫁と一緒に家を出た。最悪の事態も想定して“それは見せたくない”と思い、娘は仲良くしてるアパートの同じ棟の人んちに預ける。

行き進むにつれ、怖ろしい光景が目に飛び込んできた。道路の亀裂、倒壊した街灯や建物、津波の爪跡。

おふくろが一人で住む実家が近くなるにつれ、どんどん酷くなる。

国道から実家に入る路地に見た事もない大きな亀裂。ちょうど真ん中あたりで高さのずれて傾いた家が視界に入る。

半壊。もう絶対に住めない。俺が12歳~24歳まで今は亡き親父や妹と過ごした家が壊された。この辺は地盤が緩いとはいえここまでとは思ってなかった。

靴も脱がずに中に入って呼んでもおふくろは居ない。たまたま近くに居た同級生に聞くと「多分、小学校に避難してると思う」との答え。家を出て駆けつけると近所の人と一緒に居た。とりあえず怪我などもなく無事なのを確認して、急いで今度は嫁の実家へ。

更に酷い状況の周辺をよそに嫁の実家はほぼ無傷だった。80を過ぎて一人で居る義父も元気でひと安心。

帰り道、当面の食料確保の為、比較的空いてたコンビニに寄って買い物して(停電でレジが使えず電卓で計算するバイトの娘を激励する。可愛かったからね・笑)帰宅。

その日から数日間、電気、ガス、水道のない日々を過ごす。食事は菓子ばかり、風呂も入れず、トイレは川から汲んで来た水(川へ降りずに水が汲めるよう、近所のおじいさんが作った竹棒にバケツを結わいた道具を借りて。おじいさん、ありがとう!)。夜は1本の懐中電灯で家族3人、ひとつの部屋に固まる。することないから喋る喋る。こんなに娘と話すのいつ以来?ってぐらい。なんか家族の絆が深まった気がする。

数日を経て、電気、ガス、水道の順で復旧。水道は一昨日に復旧したばかり。普段、当たり前に使ってたけど、それぞれにとてつもなく有り難味を感じた。

常磐線もウチの方は甚大なダメージを受けたようで未だ復旧のメドが立ってないらしい。

電車通勤の俺は、最初は仕事休んでる嫁に車で送迎してもらってたんだけどガソリンの問題もあるし、ここ数日は会社の自転車借りて片道25キロを1時間ちょっと掛けてチャリで通勤してる。今日、現在、おふくろがお世話になってるおふくろの実家へ顔を出した時、電気自転車を貸してもらった。これで明日からちょっと楽かな?

停電だったり、バタバタしてたりでまともに聴いてなかった音楽をチャリ通の際、ウォークマンで聴き始めた。力をもらえるようなモノを、って気はするんだけど、日本語の、言葉が意味を伴ってダイレクトに耳に入ってくる音楽は今は聴く気がしない。理由はよく判らないけど。

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3日ぐらい前、行き帰りで聴ききったのは大好きなコレ

初期と違って、叫ばずボソボソと呟くように唄うジョー・ストラマー

それは倦怠や徒労感も感じる。でも、諦めず前を向いてるトコが強力にリアリティーを感じさせる。

If Music Could Talk - The Clash

聴いてて意味が頭に入らなくても、訳詩読んでもイマイチ、ピンとこなくても、CLASHは俺に力をくれる。

そうだ、俺にはパンクが、ロックが、音楽がある。

ていうかコレしかない。

ジョー、あんたが30年前に書いた曲に、セコイ島国に住むチンケな俺は励まされてるよ。

意味なんか判んなくても、貴方の音楽は俺に語りかけてくるよ。

おふくろの今後、仕事の方の今後。考えなくちゃならないこと山積みだけど、明日からの6タテ勤務も乗りきるぞ!

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