ツィッターのフォロワーのテルミーさんて人が先日、ザ・スターリンの極私的10曲というのを書いてて大変興味深く読ませてもらった。
俺、昔からこういう、人が選んだのを読むのが大好きで。紙媒体でもよくある、●●が選んだ何たらベスト10みたいなのに目がない。
お気に入りの人が自分と近いの選んでると嬉しかったり、“へ~、そうなんだ?”とか“俺だったらそれじゃなくこっちだなぁ”とか思うのも楽しい。
今までココでそういうの何度か書いてきたけど、今回はザ・スターリンだ。テルミーさんにそそのかされたし(笑)「楽しみです!」と言ってくれた方も何人か居るので早速やらせていただきます。「人の好きな曲なんかどうでもいいよ」と言う方はこの先読まない方がいいです(笑)
では題して、“LA MOSCAが選ぶTHE STALINの10曲”
年代順。順位はつけられない。
「電動コケシ」
「肉」
1stリリースのソノシートは両方とも落とせないな。そう考えると平口広美・画のジャケも含め完璧な1枚とも言える。
「電コケ」の方は、イヌイジュンの独特な変則ビートがとにかく耳にこびりつく。金子あつしのフリーキーなギターもカッコイイ。ボックス『飢餓飢餓帰郷』のDVDで観れる、ニューイヤーロックフェスでのサックス入りバージョンも凄かった。あとブートテープで聴いた81年12月のロフトでの『trash』発売記念GIGの、ミチロウが唄う後ろで延々ジュンちゃんが喚いてるバージョンも忘れられないね(笑)今でもアコースティック・ソロで唄われてるけど、元々はそっちのスタイルがオリジナルだってね。「大人のおもちゃ屋でバイトしながら『ホテルカリフォルニア』みたいな曲作ろうと思って」というミチロウの名言が残されてる(笑)
「肉」はピストルズみたいでカッコイイ。ジュディマリがTV番組『LOVE LOVE 愛してる』でカバーしてるの観た時は衝撃だったなぁ。10年ぐらい前だっけ?ミチロウも言ってたけど、俺も昨年のトリビュート作ではyukiはこの曲だと思ってた(笑)
「猟奇ハンター」
「アーチスト」
『スターリニズム』もレコード自体が完璧だね、アートワークも含めて。
「猟奇~」は、ライヴでも定番だった、後期まで。全盛期のイントロなしで始まるバージョンも、近年のM.J.QやTOUCH‐MEのアコースティックバージョンもとてもいい。
「アーチスト」は個人的に一番スターリンらしさを感じる曲。赤い拡声器でアジテーションするミチロウ。『trash』のタムがギターを弾くライヴバージョンがまたいい。昨年の還暦ライヴで久々にコレ聴けたのはスゲー嬉しかった。「マリアンヌ」とメドレーじゃないのもよかった。
「解剖室」
「溺愛」
「解剖室」は、ストレートなパンク曲の中では一番。ギターリフと歌詞がいい。ライヴでのドラムから始まるバージョンもいいね。ミチロウが♪ホラ、ホラ、ホラ、お前の番だ~♪ってトコで客を指さしてくのもカッコよくてね~。あと『爆裂都市』での印象強い、この曲。あの場面はサイコーにカッコよかった。
「溺愛」は、タムのギターだね。“ノイジーにディストーションがかかって尚かつマイナー”。それとミチロウのあの気持ち悪い唄い方。後年のミチロウ・ソロ(というか本当はパラノイアスター)の『TERMINAL』のバージョンも甲乙つけがたい。
「ワルシャワの幻想」
やっぱりコレは外せない。ミチロウが拡声器でサイレンを鳴らしてドラムが入ってきて爆竹が鳴り響き・・・。何度体験しても興奮しちゃう。いろんなバージョンあるけど画像の紙ジャケCDにボートラで収録された野音の『五烈』でのライヴバージョンがベストテイクかな?ジュンちゃんのドラムが神がかり的に決まってる。あと近年だとTOUCH‐MEで聴いたのと、ついこないだの小川屋で聴いたのも心に残ってるね。

「水銀」
「泥棒」
「虫」
「水銀」は、87年の暮れにビデオ・スターリンのリクエスト・ライヴってのが新宿ロフトであって。俺、整理番号1番でミチロウのまん前に陣取って観てたんだけど、数曲演奏した後にリクエストタイムが始まって、ステージ後方に貼ってあったデカい紙に書かれた中から曲を選べってことでミチロウが客席にマイクを向けてきて、マイクを鷲掴みして「スイギン!スイギン!」と叫んでいの一番に演奏してもらったこともあって(笑)思い入れ深い曲。後に、ココにコメントくれたりもする古い友人、ロンちゃんのバンド、ポーセリンのソノシートにスペシャルサンクスで“スイギン●●●●”(本名)とクレジットされたこともあったな(笑)。コレもタムのギターかなぁ。特にイントロの音色。とても「この曲入れたくない」と言った人が弾いたとは思えない気合の入ったプレイ。ミチロウの歌詞もサイコーだ。究極のラヴソングだと思う。
「泥棒」はハードコアっぽい曲の中で一番の出来じゃないかと。一行ごとに人称が変わる歌詞が斬新だった。前曲もそうなんだけど、当時、ロキノンで間室まむたって人が書いたレビューも秀逸だった。“曲を聴く度に事件が起きる”とかいうヤツ。
「虫」は前に記事にもしたけど、ライヴの印象が強いね。二度の後楽園ホール、解散GIG、ビデオスターリン、ザなしスターリン、そして近年のM.J.Q。どれも強力だった。音源化されてるのでは『行方不明』のバージョンが一番だと思う、今でも。歌詞に関しては「“お前なんて知らない”っていうのを言いたいために唄ってるのかもしれない」という昔の発言が全てを象徴してる気がする。「頭の中、一点集中、“皆敵だ”って気持ちで唄ってる。だからステージで使うエネルギー、99%使い果たして、ヘロヘロになるっていうのがよくあった」とも言ってた。本質でしょ?この人の。
もう10曲?
『Fish‐Inn』の曲、入れられなかった・・・。あのアルバムだと、レコーディング前のコンセプト、“タンクロック”を唯一感じる「バイバイ“ニーチェ”」(オリジナルの方)とタイトル曲(こっちはビル・ラズウェル版の方がいいかな?)だね。
遠藤みちろう名義なんで外した『ベトナム伝説』だとジャックスのブッ壊れたカバー「割れた鏡の中から」とやっぱり「お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました。」だな。
他に落としたのは「Bird」、「GASS」、「MISER」、「LIGHT MY FIRE」、「365」・・・。
やっぱり10曲は難しいね、選ぶの苦労したし、時間かかっちゃった、書くのに。
でも楽しかった・・・。
順不動とはいっても「水銀」、「アーチスト」、「虫」がベスト3かな?
そして最後に順位はつけられないこの曲。
こういうの入れるとミーハーでカッコ悪いから外すなんて俺はしないぞ!
大好きだ、コレ。
THE STALIN - ロマンチスト
*「虫」に関する記述を書き忘れたので加筆しました。5/5、20:53
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