未来はいやでも必ずやってくる
月曜から狂ったように聴き続けてるのがこの2枚。
MOSTの1st、『MOST』と2nd、『MOST MOST』
ツィッターのフォロワーさんに刺激されて3rdのライヴアルバム『NOTORIOUS!』を(遅ればせながら)聴いたのが3週間ほど前。
金銭的事情で1枚しか購入しなかったんだけど、やっぱり他の2枚も聴きたくなって。記事でそう書いたら、心ある方が聴かせてくれた。半ば、いや、完全におねだりしたみたいなもんだけど(笑)
したら、予想どおり、いや予想以上にスゲー!何コレ?身体中に電流流された気分。“背中に電気のショック”(BY FRICTION)。ビリビリしちゃうよ。
当たり前の日常の風景に全く溶け込まない異形の音。聴いてると空間に亀裂が走り、歪みが生じる。
かといって、アバンギャルドで難解かというと全然そんなことはない。誤解を怖れずに言うとポップだし、ある意味。
オーソドックスなフォーマットの演奏。歌詞も抽象的なモノではなく判りやすく日常的。けど何かが違う。この曲調、演奏と歌詞でこれだけアクというか個性が出るのがスゴイ。酷く匿名的。
残念ながら動画サイトでは見つけられなかったので歌詞だけでも・・・
ミニマル・パンク-MOST
電話をしたり本を読んだり 仕事をしたり音楽聞いたり
ただそれだけの夜 たったそれだけの毎日
忙しそうに暇つぶしをして
とりあえず笑いとりあえず怒り
なにもたいしたことじゃない
面白くもなんともない
なにひとつなにひとつ なにひとつなにひとつ
出番待ちのエキストラみたいに
目の前の出来事をただ眺め
誰も彼もがひとりごとを喋り
時間ばかり何も残さず無駄に過ぎていく過ぎていく
一日なにをしていたのか
思い出せないおぼえられない
なにひとつやりとげられない
なにひとつ手にいれられない
なにひとつなにひとつ なにひとつなにひとつ
誰にもわからない言葉でなら
思いきり言いたいことが言えるのに
誰にも見えない姿でなら
自由自在に走り動き踊り飛び跳ねられるのに
なにひとつ面白くない なにひとつ大切じゃない
なにひとつ手につかない なにひとつ気にいらない
コレを尋常じゃないぐらいの疾走感溢れるパンクな音に乗せて唄う。凄い、凄すぎるよ!
斉藤和義の「後悔シャッフル」、グループ魂の「男、腐りかけ」に続く、俺のテーマソングに決定(笑)
こういうアッパーなのばかりじゃなく、「いくらでも」(ギターのフレーズがPILの「ポップトーンズ」みたいでカッコイイ!)のような、サイケデリックに揺らぐ曲があるのが個人的にはたまんない。この手には目がないからね(笑)
しかし、ホントにスゲーな、このバンド。
仕事帰りの電車で聴いてると思わず、絶叫しながら車窓に頭をガンガン打ち付けたくなる(笑)
こうなるとライヴが観たいな、どうにも。
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