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いつもながらの斉藤和義 2011・秋

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火曜の夜に届いてからずっとコレを聴いてる。

斉藤和義のニューアルバム『45STONES』

“あの曲”以降、せっちゃんに付いたイメージ。メディアでのこのアルバムの伝えられ方。

“怒りの”“反骨の”“メッセージメーカー”“アジテーター”的な。

そういう部分もあるのかもしれないけど、なんか腑に落ちない気がしてた。「違うと思うんだけどな~」って。

て言うか、“あの曲”で無闇に盛り上がった人、逆に重箱の隅突くみたいな批判した人のどっちにも共感出来なくてモヤモヤしてた。「そんな一面だけの単純なヤツじゃねーぞ!」って。

で聴いてみて。

やっぱり違うよ。いつもながらの斉藤和義じゃん。

その時その時の自分の気持ちを、自然体でありのままに(時には惚けてぼかしながら)唄うという意味でいつもどおり。

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“あの曲”のように単純明快な曲(アレはアレで意図的にそうしたんだろうけど)が無かったことにホッとした。(強いて言えば達也と作った「オオカミ中年」がそんな曲かな?)こうしてパッケージングされた作品として残すならその方がいいような気がする。

でも、「ウサギとカメ」、「桜ラプソディー」、「猿の惑星」(コレにも達也参加)、「雨宿り」とかだけじゃなく、全編に、「おとな」や「ギター」、本人の詞じゃなく2年前に映画主題歌としてキョンキョンに提供したモノのセルフカバー「虹が消えるまで」辺りにも、もしかすると詞も曲もシンプルなロックン・ロールの「ボクと彼女とロックンロール」でさえも、311以降の彼の気分が反映されてるのかもしれない。そんな気もする。今現在の自分にウソを吐かず、タブーを設けずに書くとこうなるんだろうな。

あの日以降、特にに顕著に感じたのであろう、俺のような“個人情報の傘に隠れた名無しの卑怯者”への批判も歯に衣着せぬ言いっぷり。公けの場で、これだけ名も顔も知られてて堂々と自分の言いたいこと言ってる人からしたらそうだろうね。ごめんなさい!ってカンジ(苦笑)

曲はどれもスゴイいいけど、タメの効いたハードロック(ギターがメチャ、カッコイイ!)に挑発的な歌詞が乗る「桜ラプソディー」、本人の歌詞じゃないのに思いっきりしっくりくるアコギ弾き語りの「虹が消えるまで」、“聴いてると凹んじゃうかもしれないけど、こんな気分だったんだから仕方ない”という本人のコメントもあった切ないピアノ弾き語りの「雨宿り」、チャック・ベリー、エルヴィス、ヒロトにマーシー(!)、チャボに清志郎(!)と嬉しくなっちゃう固有名詞の登場するストレートなロックン・ロール「ボクと彼女とロックンロール」(まるでストーンズの「リップ・ジス・ジョイント」のよう。ということはチャック・ベリーだな、結局)辺りは特にいい。

そして、中村達也の、いつものように人を高揚させるドラム&雄叫び入りで、歌詞、曲、演奏、どれをとっても“311”以降の正しいホンモノのロックな「猿の惑星」。もっかのところ、コレがベスト・フェイバリット。

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4月からスタートしたUSTREAMライヴ音源を中心とした初回限定のディスク2がまた素晴らしい。ホントは“アレ入れてほしかったな~”って曲が他に何曲もあるんだけどそれは贅沢ってもんだよね。

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アルバム発売に伴う雑誌登場にもいくつか目を通したけど、JAPANのインタビューがとても良かった。“あの曲”以降、俺が勝手に感じてたモヤモヤをせっちゃん本人の言葉ですっきりさせてもらえた。

最初にこのアルバム聴いた時、“コレ売れるだろうなぁ”と漠然と思っては居たものの、今週のustで本人言ってたけど、オリコン初登場2位だって?“あの曲”に狂喜してそういうの期待した人が多いのかな?「そういうのばっかりじゃなくてがっかりしたか?ざまーみろ!」ってカンジだな。

俺みたいに“そっち方面オンリー?”と不安を持ってまだ聴いてない人。

安心して大丈夫。いつもながらのせっちゃんだよ。

早くライヴ観たい!

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コメント

世間はなんやかやと賑やかですが、基本せっちゃんは何も変わってないですよね。この人は飄々としてとぼけたことばっかり言ってるくせに、やってることは無茶苦茶ロックだと思います。JAPANのインタビュー、読まなきゃ!

投稿: Y.HAGA | 2011年11月 2日 (水) 11時18分

>Y.HAGA様

うん、変わってないと思う。
たまたま、今唄うとこうなる、ってだけで。
JAPANのインタビュー、スゴイ良かったですよ。

投稿: LA MOSCA | 2011年11月 2日 (水) 21時49分

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