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魔法と損失

今日は近しい人の一回忌法要。

仕事が緊急アクシデント対応真っ只中で(年内中に解決か?)休み取り辛い状況だったけど、コレは仕方ない。頭下げて行かせてもらった。

ホントに近親者のみで小じんまりと。葬儀の時からそうなんだけど、それが故人の希望でもあったから。

結果、気を使わずに故人の話に花を咲かせた和やかな法要だった。故人の実兄からびっくりするようなエピソードも飛び出して爆笑になる場面もあったりして。

暗くなったり悲しくなったりな雰囲気にはあまりならなかった。1年経って、みんな、あの人の不在を少しは受け入れられるようになってきたのかな?

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なんとなく聴いてるのはコレ。

LOU REED、92年作 『MAGIC AND LOSS』

2人の近しい友人の死を切っ掛けに作られたコンセプトアルバム。

勿論、テーマがテーマなだけに、聴いてて楽しいアルバムじゃない。でもただ重苦しく暗いトーンかと言うとそうではない。と俺は思う。

親しい人を失って、悲しみの果てに、その先へ進んで行く気持ちが唄われてる気がする。

Lou Reed Magic And Loss

♪炎を通り抜けるとき、君は右手を振っている

 投げ捨てなくてはならないものがあるんだ

 ゼロから何度も何度もやり直すには

 とても強くならなくちゃ駄目だ

 すべてを知る力を持つとき

 過去を笑えるようになり

 自分自身の戦いを生き延びさせてくれた

 魔法を味わえるようになるとき

 その炎こそが情熱で

 目の前にあるのは壁ではなく扉だということが判る筈

 炎を振り払ってはいけない

 すべてに少しばかりの魔法があるのだから

 均合いを取るために

 ちょっとした損失もあるわけだ♪

アルバム最後を飾るタイトル曲。

曲調は決して明るくないけど、ポジティヴな曲だと思う。ルーならではの辛辣さと残酷さも含めて。だからこそのリアリティー。

同年夏の来日公演はアルバムの曲と過去の曲が交互に出ててくる、何ともちぐはぐなモノで(来日前の欧米ツアーではアルバム曲の後に過去曲の構成だったらしいけど)イマひとつだったんだけど、この曲は凄かった、今思い出しても。

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歌詞がプリントされたツアーTシャツ。もうテロテロになっちゃって外では着れないけどまだ捨てないよ(苦笑)

アルバム・リリース時のインタビューで「きっと貴方の代表的なエレジーとして後世に語り継がれていく作品だと思いますよ」と言われ、「いや。俺が死んだらどうせ皆は『ワイルド・サイドを歩け』をかけるんだろうよ」と返してたルー。

まぁ、そうだよな(苦笑)

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コメント

ラモさんこんばんは!
法事だ、葬式だって似たような感じですね。
で、このアルバムすごく興味あります。
いい歌詞ですね。
ワイルドサイドって、どこかで見たことある(笑)

投稿: megumick | 2011年12月 3日 (土) 22時47分

この頃のルーのアルバムをいちばん真面目に聴いていた気がします。Songs For Drellaといい、やたら人死に関係のアルバムが多い時期でしたね。ところで、新譜聴きましたよ。確かに退屈な曲もあって酷評されるのもわからなくはないけど、僕もあれは気に入りましたよ。

投稿: yas | 2011年12月 4日 (日) 08時09分

>megumick様

まぁ、ウチは故人の意思を尊重してこじんまりやってるんで
ある意味、気楽だけどね。
megumickさん、自分が参らないようにしてね。

このアルバム、重いっちゃ重いけどリアルでいいよ!

ワイルドサイドね(笑)
自分はワイルドサイダーじゃないから、つい使いたくなるんだよね(苦笑)


>yas様

あぁ、俺もこの時期が一番聴いてたかなぁ。

『ニューヨーク』も『ドレラ』もすごい良かったですもんね。
新作は今、記事アップしたけど、俺も気に入ってます。
皆が何と言おうと。

投稿: LA MOSCA | 2011年12月 4日 (日) 21時34分

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