♪フッ、フー♪
週イチ休み、あっと言う間にこの時間。
雑用に追われて一日過ぎてしまった・・・。
でも気分は悪くない。これで明日からまた1週間乗り切れると思う。
雑用のBGMに何度となく聴いたのがコレ。
ROLLING STONESのDLオンリー、オフィシャル・ブートレッグ・シリーズ第3弾、『L.A.FRIDAY』
ストーンズ・ファンの間では、出たばかりの81年のマディーとの共演DVDの話題で持ちきりなのに今更だけど(笑)ようやく俺も聴けた。
未だに根強い人気のテイラー期が終わりロニーが参加(この段階ではまだゲスト)し、リズムとリードが明確に分かれてたギター・アンサンブルが劇的に変化したのがこのツアーから。
きっちりリズムを刻んでたキースがあからさまにラフになって、ロニーが隙間を埋めるように弾く。どっちがどこ弾いてるのか判らなくなる場面が多数。
ビリー・プレストン、オリー・E・ブラウン、スチュも含めた他のパートも好き勝手やってて一見バラバラで、知らない人が聴いたら単に下手なだけにしか聴こえないかも。でも実は密接に絡んでる。
それに乗るミックのヴォーカルもガラリと変わって、やたら乱暴。メロディー崩してがなってるだけに聴こえるところさえある。
テイラーが参加してからどんどん固まっていって73年の前ツアーで完成したスタイルがブッ壊されてる。同じ曲やってても別なバンドみたい。リアルタイムで聴いてた人は拒否反応起こしちゃうよなぁ、こんなに変わったら。
でも、このラフでザラついたカンジがたまらなくカッコイイんだよ。
翌76年、『ブラック&ブルー』出して、ロニーが正式メンバーになってヨーロッパ・ツアーがあって、このスタイルはそこまで。次の78年、『サム・ガールズ』以降は時代性もあってか、もっとストレートに、シンプルになっていく。
時々、このスタイルがもっと続いてたら・・・と夢想しちゃう。どうなってただろうな・・・。
The Rolling Stones - Fingerprint File - LA Forum Live1975
ドロッとしててファンキー。ゾクゾクするほどカッコイイ!メイン・リフを弾いてるのはミック。コレ、ミックの曲なんだろうな。張り切ってるもんね(笑)ロニーの音数の多いベースもいいね。
The Rolling Stones - Sympathy For The Devil Live
極めつけがコレ。
前座だったスティール・バンド・アソシェイション・オブ・アメリカを交えてのアンコール。
69年のオルタモント以降、封印されてた同曲が怖ろしくポジティヴに蘇ってる。
サンバ?アフロ・ビート?どっちでもいい。圧倒的なリズムの洪水。
「時々、歌詞を書くのが嫌になる。最初から最後まで“オウオウ”って叫んでたいぐらいさ」っていうミックの発言を思い出す。
いや、コレ、すごい歌詞だし、ミックだって本気でそう思ってるんじゃなく、やたら歌詞を取り沙汰されること(俺みたいなヤツに・笑)に対してうんざりしての言葉だろうけど。
「歌詞?メロディー?そんなの関係あるかよ!」って言いたくなるほど圧倒的なリズム。
『ラヴ・ユー・ライヴ』では編集されて8分ぐらいになってるけど10分半近くの演奏。
10分でも30分でも1時間でも続いてほしい怒涛のグルーヴ。
あぁ、生聴きしたかったな、この「悪魔」
♪フッ、フー♪って唄いながら。
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コメント
ラモさ~ん、何でそんなに詳しいの?
私、とりあえず色々持ってるけど、もう何が何だかわからなくなってる(笑)
1番好きなのがSympathy For The Devilなんだけど、酔いながらコレ聴いてフッ、フー♪っていいながら踊ってると(現実逃避して)何でもよくなってくるという怖い曲だよ~(笑)
えっ、「生聴きしたかった」って、もうできないの?
投稿: megumick | 2012年7月 9日 (月) 19時45分
>megumick様
情報を把握してうんちく語るの大好きだからね(笑)
俺は踊れないクセに皆が踊る曲が大好きなんだよ~(笑)
生聴きしたかったのは、このバージョンで、ってこと。
「悪魔」はまだ聴ける!
絶対!
投稿: LA MOSCA | 2012年7月 9日 (月) 21時35分