石器時代に帰ったキッス
寒い。ホントに寒いよ。
昨日からまた一段と。
予報で今日の最低気温、-7℃って言ってたけど俺の住む地域でそんな気温は聞いた記憶がない。
思えば震災以降、かつて経験してなかったことを沢山経験してる気がする。年齢的に余生感覚で穏やかに変化なく過ごしていきたいのに・・・。
昔から“新し物アレルギー”で、変化は苦手なので対応していくのが大変。
以前からタヌキ、鷹なんかに遭遇してた職場で、今週はイノシシに遭遇したし。あんまり歩いてて出くわすもんじゃないよね?どう対応したものやらだよ(笑)
少し前に出たコレを縁あって聴けて、ここ数日激しくリピート中。
キッス、3年ぶりの新作『MONSTER~地獄の獣神』
変化が苦手な俺も安心して聴ける既知感たっぷりの充実の1作。
意識的に過去をなぞってるのは明白だけど、全然気にならない。ていうかスゴイいいよ、コレ。
出来れば、オリジナルメンバー&フルメイク復帰作の『サイコ・サーカス』(98年)の時にこういうのが聴きたかったな。あの時にはやりたくなかったのか、出来なかったのか・・・。
キャリアを重ねたベテラン・アーティストには、過去をなぞったサービスより歳相応の表現を聴かせてほしいと思うことの多い俺だけど、もう、この年代まで来た人たちは何をやってくれてもいいような気がする。好きなようにやってくれ、と。
特にキッスはいい意味で時間の止まった世界に居るバンドだと思うし。この辺は同時期に新作の出たエアロスミスとは対照的で面白い。
外部ソングライターの参加は一切なし。殆どの曲がメンバー同士の共作、プロデュースもポール・スタンレーの単独。演奏もほぼメンバーのみ(クレジットを信じるなら・笑)。これが甲を成してるんだろうな。なんか一丸となって本気度高めな気がする。
あまりにもイメージの定着した前任者のペルソナを演じるトミー・セイヤーとエリック・シンガーの貢献度が大きいのも、このクォリティーの高さに繋がってそう。特に、全12曲中9曲の作曲に参加してるトミー。ギターもエース以上にエースっぽい(笑)さすがリユニオンの時、エースに“エース奏法”を教えただけのことはある(笑)トミー、エリック、共に1曲づつ担当したリード・ヴォーカル曲も笑っちゃうほどエースやピーターっぽいんだよなぁ。
いつも言ってるけど、もうポールとジーンがリタイヤしても後任見つけて、永久的に続いてほしい、代替わり繰り返して。
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