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2013年2月10日 (日)

ここはディスコじゃない

世間的には3連休の今週末、俺は今日のみ休み。

昨日はキレずに終われた。だいぶストレス溜めながらだけど。

午後、ちょこっと野暮用で出かけた以外は家でのんびり過ごした。気分は悪くない。オーケーだ。

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約1週間前に入手したコレを眺めながら呑んでリラックス中。

ニューヨークで75年に創刊された伝説的な、たぶん世界最初のパンク・ファンジン、『PUNK MAGAZINE』のクロニクル的書籍。創設者のジョン・ホルムストロムの監修。

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パティを観に上京した時に某レコ屋で見かけたものの「密林の方が安いかも」と買わずに帰ってきて。セコイよね(笑)でも実際、約1000円違ったから正解だったんだけど。

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洋書だから内容はよく判らないけど、こんなカッコイイ嬉しくなっちゃう写真がてんこ盛り。多くの写真がC.B.G.B.の初代ドア係りで、後にハートブレイカーズやラモーンズのジャケットも撮影し著名な写真家となるロバータ・ベイリーの手によるモノ。

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昔から、雑誌や上の画像のNYパンク関連の書籍とかで、紙質良くなくて小さいのを見て喜んでた画像や見たこともない画像が、ツルツルの綺麗な紙質で紙面いっぱいに展開されてて感動。ちなみにピンクの表紙の『プリーズ・キル・ミー』は『PUNK MAGAZINE』のホルムストロングとの共同創設者、レッグス・マクニールが書いたモノ。タイトルは当時、リチャード・ロイドが着てたTシャツに書いてあった文字から取ったらしい。“あの”『タクシー・ドライバー』の時代のNYでそんなの着てたなんてイカレてるよなぁ。カッコイイ!

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思い出して探し出したミュージック・ライフの切り抜き。S‐KEN(本名の田中唯士名義)の文にボブ・グルーエンの写真によるC.B.G.B.の特集記事。最初の写真がリチャード・ヘルとデヴィッド・ヨハンセン。2つ目がレニー・ケイとイギー・ポップ。

レニー・ケイ「商業的な成功なんてまったく考えてなかった」

トム・ヴァーライン「『マーキー・ムーン』はリハーサル・スタジオに行く途中で閃いた。昼間なのに月が出てた。確か42丁目」

リチャード・ヘル「ヒッピー文化の名残りを一掃したかった」

ジョニー・ラモーン「初期の頃、ライヴを終えた俺に、アラン・ヴェガ(スーサイド)が寄ってきて『こういうのを待ってたんだ』って言った。ヤツはイカレてる。最初のファンさ」

Img428NYパンクが大好きでC.B.G.B.に憧れて、若い頃はNYに行ってみたかったけど、今はそうも思わない。

C.B.G.B.は無くなっちゃったし、店主のヒリー・クリスタルは死んだ。そして、このNYパンクを生んだ小屋はロゴ入りのベビー服まで売るブランドになってしまった。

スティーヴ・ベイター、ジョニー・サンダース、ジェリー・ノーラン、ロバート・クワインラックス・インテリアー、ジョーイ、ディー・ディー、ジョニーの3人のラモーンももう居ない。この時代のムードなんて欠片も残ってないだろうから。

でも、この本の中での彼らはギラギラと輝いてる。何かが変わる、自分たちが変える、と高揚してたんだろう。確かに“何か”は変わったと思う。それが何なのかは上手く言えないけど・・・。

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NYパンクで一番、偉大なアーティストはパティ・スミスかもしれない。

一番、愛されたバンドはラモーンズかもしれない。

一番優れたアルバムは『マーキー・ムーン』かもしれない。

でも、NYパンクの象徴的な存在はこの人だと思う。

他のバンドがC.B.G.B.を“卒業”してもずっと其処に居たイメージ。

「ロンドンの服屋としては、ヤツのTシャツは見過ごせなかった。穴の位置が絶妙だったんだ」

後期ドールズのマネージメントでNYに行ったマルコム・マクラーレンが当時、テレヴィジョンだったヘルを見た時の印象を語ったこの言葉が大好き。

サイコーでしょ?

Richard Hell & The Voidoids - Down at The Rock & Roll Club

♪リチャード、今夜は出かけるのかい?

 と彼らが聞く

 どうかな? あんまり気分が良くないんだ

 だけどシャツを裂いて

 そいつがヒラヒラしてるのを鏡で見ると

 いや、出かけるぜ みんなの見てる処へ♪

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何度も自慢してる、レコード会社の応募キャンペーンで当てた限定Tシャツ。世界に100枚しか無い。

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今からコレ観よう。

新進映像作家だったエイモス・ポーとパティ・スミス・グループのギタリストだったアイヴァン・クラールがモノクロ16mmで撮った『THE BLANK GENERATION』

数年前にDVD化もされたけど未入手。コレは初版のVHS。今は無き、CSV渋谷 が販売元。こないだのパティの上京時、跡地前を通ったっけ。

映りは粗いし音と絵はひとつも合ってないけど、時代の息吹を感じる。

もの凄い久しぶりだな、観るの。

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コメント

僕もVHSで持ってます(4年ほど前に中古で買いました)。マーブルズってバンドが出ててメンバーにアジア系の男性がいたからなんとなく日系人かと思ってました。後でプリーズ・キル・ミー読んで台湾人だと知りました。

その人はディーディーの真似して男娼になってハートブレイカーズと仲良くなって死んじゃったみたいですね。それでダンカン・ハナ(この人のこともよく知らないけど)が、「やっぱりロックは悪い影響を与えるってのは本当だと思った」と語っててなんか切ないなsign04と。プリーズ・キル・ミーはそういう話がいっぱい載ってますよね。

映画化の話もあるみたいだけど見たいような見たくないような…。

投稿: 小吉 | 2013年2月10日 (日) 22時54分

>小吉様

マーブルズの台湾人のメンバー、すっかり忘れてました。
さっき「RED LIGHT」って曲聴いてました、カセットで(笑)
映画化かぁ・・・。
どうなんでしょうね?

投稿: LA MOSCA | 2013年2月11日 (月) 22時32分

はじめまして。ちょいちょい見せてもらっているものです。

GODのBBSを見てたら、2月10日に新大久保あたりでリョウジオさんが、THE原爆オナニーズにゲスト出演するって書いてあったので、行ったんかなぁ…と思うておりましたが、さにあらずでしたか。

ちゃんとリョウジオさん行ったんすかねぇ?

もし、上手く行ってたんなら流れ的にGODのオリジナルメンバー再結成とかってなったら楽しいんですけど。

あ、すんませんブログと関係ない事書いちゃって。

そうですねぇ、リチャードヘルの写真が鮎川誠が真似してましたよねぇ、なつかしい。

投稿: オザキウ | 2013年2月12日 (火) 20時37分

らもさ~ん、こんばんは!
遊びに着たけど、最近私のわからないことばかりだから
な~んにも書けない(笑)
なら書くなって?(笑)

この写真の本屋には見覚えがあるよ~
渋谷の黄色いレコード屋でしょ?(笑)
アマゾンの方が安いんだね・・・
勉強になりましたconfident

投稿: やっぱりmegumick | 2013年2月12日 (火) 21時36分

>オザキウ様

はじめまして。
コメントありがとうございます。

良次雄の原爆ゲスト出演、後から知ったんですよ。
知ってたら行ったかも・・・。
行った人の話によると元気そうでちゃんと弾いてたらしいです(笑)
良次雄のブログに写真アップされてましたよ!

GODのオリジナルメンバー、今はどうあれ、深いところで繋がってると思うのでいつかは!
と期待してます。

鮎川?『クール・ソロ』のジャケットですか?


>やっぱりmegumick様

池田さんの還暦ライヴ、お疲れ様!
次は俺も行きたい!

いいよ、判らなくても書いて(笑)

そうそう、渋谷の黄色いレコ屋。
バラすなよ、敢えて伏せたのに(笑)
俺は宇田川町に在った頃の方が好きだったなぁ・・・。

投稿: LA MOSCA | 2013年2月12日 (火) 21時56分

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