5月になったっていうのに寒すぎ、いくらなんでも。夕方、足がガクガク震えちゃった。
5ヶ月ぶりにロキノン買ってきた。この表紙だけで降参(笑)でもキースのインタビューのみならず、巻頭特集も面白そう。大好きだからこういうの。
人生に影響を与えた45曲の10曲目。
洋楽、それもロックを聴くようになってどんどん知識を得ていくと、“ロック”と呼ばれてたり、あるいは本人が言ってたり、もしくはそういうフィーリングのある日本の音楽が色褪せて見えた。ジュリー、秀樹、ダウンタウン・ブギウギ・バンド、ツイスト、甲斐バンドetc。
本人たちはロックが好きだったり、ロックだと思ってやってるのかもしれないけど、俺の感覚だと外国のロックとは全然違った。今じゃ変な拘りも無くなって、名前出した人たち全部の良さも判るようになったし、いいと思えるけど、でもやっぱりロックだとは思わない。
確か、中3だったと思う。たまたま観てた深夜のTV番組でこのバンドがこの曲やるのを見たのは。まだ小川銀次が居て梅津さんは居なかった気がするから『ラプソディー』の前かな?それが俺の日本のロックとの出会い。
外国のロックと同じことしてるって訳じゃなく、肩を並べても遜色ない、紛れもないロックバンド。此処が俺の日本のロックの入り口。同年代の人で同じような人、結構居るんじゃないかな?
TVで観た時、既にRCのことは知ってた。雑誌やなんかで。でも全然興味無くて。コミックバンドだと思ってたから。
はじめて聴くのに歌詞が全部入ってきた。曲も一発で覚えた。そして好きになり始めてたストーンズに似てるなぁと。スゴイ、カッコイイと思った。衝撃だったよ。
“ストーンズの真似してる”と言われ続けたRC。でも実際に似てる曲はそんなに無い。モロなのはコレぐらいじゃないかな?コレにしたって、ちょっと雰囲気は似てるけどもの凄い独自のモノだし。メンバー(特に清志郎&チャボ)の佇まいだったり、ステージングだったり、バンドの存在感だったりでイメージ的なモノが近いだけで。
“ストーンズというよりソウルだな、ビートルズの影響もあるな、初期のフォーキーさも残ってるな”なんていうのは聴き続けて、だんだんわかってった。
後年、清志郎は「トム・ロビンソン・バンドの『2‐4‐6‐8 モーターウェイ』(当時、大ヒットしたパンクバンドの曲)を参考にして作った」とか言ってて妙に納得したり。リフに合わせて拳を挙げて合唱するカンジの。
奥が深いんだよ、イメージより。
RCサクセション 雨あがりの夜空に

シングルをはじめ、数あるバージョンでもやっぱりこのアルバムのヤツが一番好き。何度も書いてるけど、♪こんなこといつまでも~♪の後に聴こえる男性客の「キヨシロー!」っていう声、曲が終わりきらないうちに始まるアンコールの声まで含めてこの曲、俺には。
ジャックス、頭脳警察、はっぴぃえんどetc。
RCより前に居た、日本の“ホンモノ”のロックバンド。けど、知ってたのはごく一部のマニアだけ。もっと広い場所へ日本のロックを持ってって、先へ進めたのは間違いなくRCだよね。この後、俺は日本のバンドをたくさん聴いていった。しばらく海外のバンドはあまり聴かなくなるぐらいに。ターニングポイントだったな、此処が。
4年かぁ・・・。
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