ライフ・イズ・ベリー・ショート
全然見えねーじゃん、スーパームーン。
予定どおり徹底的に何もしないで過ごした休日。
外に出たのは朝起きて、アパート下の自販機で缶コーヒーを買いに行った時だけ。
掃除してウォークマンの中身整理して白髪染めて。あとは映画のDVDを3本観た。
先週レンタルしてきた石井岳龍(AKA石井聰互)監督の昨年公開された『生きてるものはいないのか』
仲良しさんのお勧めで観た(こんなのあったの知らなかった)06年公開のイーディ・セジウィッグの生涯を描いた『ファクトリー・ガール』
実は、つい最近まで全編を通して観たことがなかったゴダールの『ワン・プラス・ワン』
『生きてるものは~』は前情報でもっとどんよりした、もしくはサスペンス的な雰囲気かと思ってたけどユーモラスな処もあって。ユーモラスというか滑稽というか。昔、相原コージの漫画に父親が死んだ報せの電話を受けて薬缶の火を止めてから泣くっていうのがあったけど、人が死ぬ時、必ずしも相応しいシチュエーションがあるとは限らないんだなと思わされた。全然ドラマチックでも悲しみを感じる状況じゃなくても死ぬ時は死ぬんだな、なんて。
『ファクトリーガール』はイーディにスポット当ててるから、ウォーホルもディラン(名前をそのまま使わせなかったらしい)も悪者で、イーディがひたすら可哀想に見えるけど、実際にこんなもんだったんじゃないかな?アートも音楽もドラッグも発展途上で時代も混乱してたし、みんなまだ若かったしね。イーディも含めて子供だったんだと思う。それでもひたすら可愛いけどね、イーディ。スゴいピュアで。そして、最後は・・・。
『ワン・プラス・ワン』はゴダールというより、やっぱりストーンズだな。不条理劇に乱雑にインサートされる「悪魔を憐れむ歌」のレコーディング過程。たまたま曲が「悪魔」だったのがスゲーなぁ。もしかしたら「ダンディライオン」とかだった可能性もあるもんね。ブライアンが蚊帳の外に見えるのはその後のことを知ってるからだろうか?居ない場面もあるし・・・。
昨日の仕事の休憩中、喫煙所で若いヤツと「あれ?●●さん(俺のこと)、タバコ、エコーに変えたんですか?」(そう、今年から変えた、実は)「うん、経済事情で」「でも、もう、そういうタバコが違和感ない年齢ですもんねぇ」という会話をしてしまったんだけど・・・。
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コメント
なんだかビートルズが新鮮に聴こえた。洋楽を聴き始めた中1の頃は1枚のアルバムを毎日大切に聴いていた。この曲もそのひとつ。
1枚目のDVDは観た事ありません。
2,3枚目はこの間見ました(笑)
イーディーの映画は考えさせられちゃった。マリアンヌやブライアンジョーンズと重なって。
純粋な人ほどこういう運命になる感じ。
昔の私も…(笑)
ワン・プラス・ワンよくわかったね。
さすがラモさん、私は途中寝ちゃった(笑)
今度は何見ようかな~?
投稿: megumick | 2013年6月24日 (月) 21時24分
>megumick様
そうそう、今より1枚1枚を大切に聴いてた気がする。
今はあの頃より沢山のアルバムを聴けるけど・・・。
最初の映画は不可思議な余韻が残ったよ。
2つ目と3つ目は・・・。
ありがとうございます(笑)
イーディーはあの時代を生き抜くには純粋過ぎたんだろうね。
きっとブライアンやマリアンヌもそうだったんだと思う。
めぐちゃんも気をつけて(笑)
「1+1」判ってないよ、勿論(笑)
投稿: LA MOSCA | 2013年6月24日 (月) 21時42分