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2013年7月23日 (火)

33年後のSAD SONGS

今日は暑くなるって予報で言ってたのに寒かった。

そう、涼しいではなく寒い。

チラッと雨降った時に着た合羽をやんだ後もしばらく脱がなかった、温かいから(苦笑)

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一昨日の休日、90年の真夏のNHKホールを真冬のニューヨークにした男のコレを久しぶりにを観た。

LOU REED、73年のリリースから33年の歳月を経て実現した、コンセプト・アルバム『BERLIN』の全曲ライヴを収録した映画のDVD。映画は08年公開、翌年にDVD化。ライヴ自体は06年。

1ヶ月ぐらい前(だったかな?)に佐野元春が『サムデイ』全曲ライヴをやるってニュースを知った時に思い出してずっと観たいと思ってたんだ。

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此処にも何度も書いたけど、オリジナルの方の『ベルリン』は俺の、たぶん生涯No,1アルバム。トータルでコレを超えるアルバムにはもう出会えない気がする。曲、歌、演奏、プロデュース、アートワーク、どれをとっても、ひとつの作品として完璧だと思う。リリース当時は酷評されてセールスも散々だったらしいけど、年々評価が上がり、今では多数の人に名作と認識されてるみたい。前記事のあぶらだこ同様、コレもダウナー期にハマリまくったアルバム。

フェルナンド・ソンダース(B)、トニー“サンダー”スミス(Ds)というお馴染みの二人に、アントニー(Vo)、ジェーン・スカーパントニー(Cello)の21世紀入ってからの共演経験者、『ニューヨーク』、『マジック&ロス』に参加した名手、ロブ・ワッサーマン(B)を含む総勢27人(+ルー)のバンドが重厚なオリジナルの音を完璧に再現。

オリジナルの『ベルリン』でもギターを弾きまくったスティーヴ・ハンターがバンドを仕切ったのと、ハンターを『ベルリン』参に加させて偏執狂的なまでに凝った作品に仕上げたプロデューサー、ボブ・エズリンも製作に加わってるのが充実さの大きな要因じゃないかな?エズリンは収録曲「子供たち」の子供が母親と引き離されて泣き叫ぶシーンで自分の子供に「ママは帰って来ないよ」と嘘をついて泣かせたのをSEに使ったって程、オリジナルの製作に入れ込んでた人だからねぇ。

唯一、オリジナルとあからさまに違うのはルー本人の唄とギター。完璧なサウンドとルーの不安定な声がオリジナルの肝だったと俺は思ってるんだけど、随分力強くなってる、唄が。ギターはオリジナルではエズリンが連れてきたもう一人のディック・ワグナーって人も弾いてて、ルーはアコギをちょっとしか弾いてない筈だけど、此処では弾きまくってる。下手で危なっかしいけど、ルーそのものな聴いてて嬉しくなるような音で。

こないだ記事に書いたような“今ならではのやり方”ってことかもしれない、コレが。それはそれでいいな、とても。ラストの「悲しみの歌」の後半のギターなんて何度観ても鳥肌立つもん、下手だけど(笑)

Lou Reed, BERLIN - LIVE 2006

今夜はコレを聴こう。

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DVDではジュリアン・シュナーベル監督の作ったショート・フィルム(スゴイ良い)や気合の入った演奏映像に目を奪われがちだけど、サントラと銘打たれた、このライヴ・アルバムだと音だけに没頭出来る。

CDもDVDも同じく、ブルックリンのSt.アンズ・ウェアハウスでの収録ってことだけど、翌07年夏にはヨーロッパでも公演してるんだよね、コレ。

日本公演が無かったのがつくづく残念。

観たかったなぁ、俺も。

少し前に健康面での心配事がニュースになってたルー。ひとまず安心の状態のようだ。

まだまだ唄い続けてほしい。

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