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2013年12月 3日 (火)

楽園の彼方へ

いよいよ今夜、正式発表かな?

判るのは明日?

ワクワク。待ちきれない。

昨夜からの流れでこんなの聴いてる。

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STEVIE WONDERのベスト、『THE DEFINITIVE COLLECTION』

2枚組で39曲入り。2002年リリース。

スティーヴィー・ワンダーもずっとまともに聴いたことなかった。ラジオとかで聴いて‟いいな”と思ったりはしても俺には無縁の人だと思ってたから。

聴きたいって思ったのは、やっぱり陽水ヤマタツ同様、ここ数年。同じような動機で。まだオリジナル・アルバムまでは手が出せなくてコレだけだけど。

でもいいんだわ、聴くと。知ってる曲の多さと、そのクオリティーの高さに驚愕したよ、スゲーなぁって。

Stevie Wonder - Sir Duke

CMとかに使用されてて有名だろうけど、個人的には洋楽齧り始めの頃、ラジオを聴くようになってはじめて耳にした大ヒット曲だから思い入れあるのがコレ。未だに一番好きな曲かもしれない。当時はキッスやエアロスミスなんか聴いてたからギターが派手に鳴ってるのが好みで、ホーンがパラパラ云ってるこんなのは俺には邪道だったんだけど有無を言わさぬ曲の良さで耳にこびり付いてた、ずっと。‟デューク”とはあのデューク・エリントンのことだと知ったのは今世紀入ってから(笑)

Stevie Wonder - I Just Called To Say I Love You

モロ80年代なサウンドが今、聴くとちょっぴり恥ずかしいし、大好きな小説&映画の『ハイ・フィディリティ』でもネタにされておちょくられてたけどやっぱり名曲だと思う。好きだね、全然。

Stevie Wonder - Pastime Paradise

パティ・スミスがカバー・アルバム『トゥウェルヴ』の最後に収録したメッセージ・ソング。白状すると、地味に感じたのか、パティのバージョン聴いても、このベストに入ってるの思い出せなかった。こうして聴くと味わい深いよなぁ。「愛するデューク」と同じく名盤と言われる『キー・オブ・ライフ』に収録されてる。90年代にはクーリオとかいうラッパーがカバーして大ヒットしたらしいね、聴いたことないけど。

此処で唄われてるのは物質主義に固執する現代社会への批判と警告だろうね。もう40年近く前の曲なのに未だに、有効というかより一層リアルに響くのは喜ばしいことではない気がする・・・。

考えると、ヤマタツもヤマタツが大いに影響されたカーティス・メイフィールドも、このスティーヴィーも音楽的に素晴らしいばかりじゃなくシリアスなメッセージメーカーなんだな。とても奥行きが深い。

パティのバージョンも貼っておこう。

Patti Smith - Pastime Paradise

特に捻ったアレンジもしてないのに完璧に自分のモノにしてるのがさすがにパティ。

しかし、誰が付けたのか、直訳だと‟娯楽の楽園”なのに邦題を‟楽園の彼方へ”としたのは秀逸だな。

見事に内容を表してると思う。

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