最近のトラックバック

« PARTY NIGHT | トップページ | シベリア »

2014年1月 9日 (木)

IF I CAN’T BE WITH YOU

ひとつ前の記事で「ざまあみろ!」なんて書いたからバチが当たっちゃった。

昨日、アクシデント発生。このややこしい時期に。一番ウマが合わない人絡みの。「何だよ、まったく!」って一瞬思ったけど、本人が悪い訳じゃないし、こういうのはお互い様だし、そんなふうに考えちゃうのが嫌だから頭切り替えた。もうしばらく、かなりキツい状態が続くけど何とか前向きになって乗り切りたい。

Dscn7311

このあいだの平日休暇に遅ればせながらコレを入手。

『ユリイカ 〔詩と批評〕』の1月号。

勿論、特集のLOU REED目当て。この雑誌買ったの初めてだよ。昨年末に刊行されてたようだけど知らなくて慌てて購入。

大江慎也、Phew、町田康(町蔵)、山崎春美らパンク世代のミュージシャン(俺が愛してやまないルー・リード・ファンの‟あの人”も入れてほしかった・・・)、豊田道倫、七尾旅人らのもっと若手のミュージシャン、大鷹俊一、岡村詩野などの音楽評論家をはじめ、田中泯(ダンサー)、伊藤比呂美(詩人)、ホンマタカシ(写真家)、大谷ノブ彦(芸人)など多岐に亘るジャンルの人々が綴るルー・リード。

まだ全部読みきれてないけど、それぞれの想いの中のその人だけのルー・リードが語られてて面白い。個人的にツボだったのは町田康。(あっ、町蔵はミュージシャンというより作家って言うべきか?)俺と同業者だった時期があったとは(笑)バイトだろうけど。

Q「『ベルリン』が70年代の『サージェント・ペッパーズ』と評されたことはどう思いますか?」

ルー「屈辱的だな」

このサイコーな引用に続けて「こう来なくっちゃという嫌な感じ。でも、その悪まれぐちをもう聞けない」と書いて締めた文芸批評家・福田和也の記述にぐっと来た。前半にイギー・ポップのことを愛憎入り混じったカンジで書いてたりもして、いいな、この人。

Dscn7312

『ユリイカ』の表紙になった写真を眺めてて思い出したコレも昨日、観た。

さまざまな名盤の制作過のドキュメンタリーDVDが出てるClassic albumsのルー・リード篇。選ばれてる作品は『TRANSFORMER』

ルー本人のインタビューと収録曲の弾き語り。そしてプロデューサーのデヴィッド・ボウイ&ミック・ロンソン(「ワイルドサイドを歩け」のダブル・ベースの発案はロンソンって説が打ち消されるようなエピソードが語られてるけど、どうなんだろう?)、エンジニアのケン・スコット、ベースを弾いたハービー・フラワーズ、‟あの”ジャケット写真を撮影したミック・ロック、ミュージシャン仲間のレニー・ケイ、デイヴ・スチュワート、そして、やっぱりな「ワイルドサイド」の登場人物、リトル・ジョーとホリー含むファクトリー周辺の連中などによる証言。

スコットやルー本人がスタジオでフェーダー操作してパート別に聴かせてくれたり、ハービーが例のベースラインを弾いて見せてくれたり、俺みたいなミーハー・ファンにはたまらない内容だな。

デヴィッド・ボウイ「僕は彼の後を追ってきたから、プロデュースを依頼された時は内心、怖かった」

ルー「デヴィッドはファンから黄色い歓声を投げかけられるけど、俺のファンが投げてくるのはジョイントだ」

ミック・ロンソン「ルーの注文は抽象的だった。『もう少し灰色っぽく』とか・・・。難しかったよ」

ルー「ロンソンは北部訛りが酷くて同じことを5回聞かなきゃ判らなかった」

レニー・ケイ「(『サテライト・オブ・ラヴ』について)ルーのドゥーワップには彼のやさしさが出てるんだ」

ルー「『サテライト・オブ・ラヴ』はデヴィッドさ。ヤツのバック・ヴォーカルは最高だ。誰もあんなふうには唄えない」

ミック・ロック「ルーは妥協したアルバムと感じてるかもしれないけど、それは間違いだ。コレは傑作だよ」

デヴィッド・フリック(ローリングストーン編集者)「ルーは同じ部屋で1対1でリスナーに語りかけるように唄った」

ミック・ロンソンとはウマが合わなかったのかね?(笑)でもスゲーいい仕事してるんだよな、ロンソン。

Dscn3383


「ワイルドサイド」も「サテライト・オブ・ラヴ」も「ヴィシャス」も25年後にヒットした「パーフェクト・デイ」も勿論いいけど。


Lou Reed - New York Telephone Conversation

こんな小曲も捨てがたい。

ニューヨークの、ごく小さなサークルの内輪ネタみたいな曲。此処でもボウイのバック・ヴォーカルが良い仕事してるね。

話は戻って。

『ユリイカ』面白かったけどさ、こんなの出て、あれだけの人たちがルーについて書いてるの読むと‟本当に居ないんだな”って実感しちゃう。

寂しいな・・・。

« PARTY NIGHT | トップページ | シベリア »

戯言」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

NY PUNK」カテゴリの記事

コメント

これは、、買わねば!!

>やま様

『ユリイカ』の方かな?
スゴイ読み応えありましたよ~。
ちなみに文藝の別冊というのも近々、出るようです。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/498183/54512007

この記事へのトラックバック一覧です: IF I CAN’T BE WITH YOU:

« PARTY NIGHT | トップページ | シベリア »