ROCK ACTION
いくつかの心配ごとや不安を抱え込みながらこの時期特有の忙しさにメゲ気味の今週。
まだ火曜かよ・・・。
ザ・ストゥージズのドラマー、‟ロックアクション”ことSCOTT ASHETONが亡くなった。
3月15日。享年64歳。
こないだ動画サイトで観た近年のライヴで別なドラマーが叩いてると思ったら、2011年に卒中で倒れて以来、ライヴ活動から退いてたらしい。昨年の傑作アルバム、『レディ・トゥ・ダイ』ではいつもながらの素晴らしいプレイをしてたのに・・・。
5年前に他界した兄貴のロン・アシュトン、もっと若くして亡くなってしまった初代ベースのデイヴ・アレクサンダー。
もう、ストゥージズのオリジナル・メンバーで残ってるのイギーだけになっちゃったのか・・・。
大好きだったな、気が狂ったように執拗に反復するスコッティのドラム。余計なことなんか一切しないのに物凄いグルーヴィーで。
生で2回聴いたよ。
2004年、フェスでの初来日時、渋谷AXでの一度限りの単独公演と2007年のフジロックフェスティヴァル。
AXの時、「TV EYE」のブレイクの処でレコードどおりの♪タッタッタタッタッタ♪っていうドラム聴けて嬉しくて震えた。‟そうそう、コレなんだよ~”って。普通、いいところ見せようとして余計なことをやりたくなるだろうに絶対しない。それ以前に観たイギーのソロ・ライヴでのストゥージズ曲への不満を一切感じなかったもん。本人がやってんだから当たり前か(笑)
AXの時のチケットってウチのすぐ近くのセヴンイレヴンで発券したんだけど、ペナペナのコピー紙みたいなチケットに「STOOGES」って書いたあったのが信じられなくてさぁ。‟スゲー!STOOGESって書いてある!”って興奮しちゃって(笑)
そのセヴンイレヴンはもう無いし、AXも5月で終わっちゃうみたいだし、ロンもスコッティも居なくなっちゃったけど・・・。
好きな考え方だから前にも書いたけど、ヨーロッパ的死生観では肉体の崩壊が死を意味するけど、アフリカでは人々の記憶からその人が完全に消え去った時が死を意味するんだって。
その考え方だとスコッティもロンも生きてる。少なくとも俺が生きてるうちは。たぶん死ぬまで忘れないから。
2004年AXをフル収録したセミオフィシャル盤、『TELLURIC CHAOS』
Iggy & the Stooges - T.V. Eye (live 2004)
さよなら、ロックアクション。
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