最近のトラックバック

« はるばる来たのよ 近くて遠い此処に | トップページ | 黒人になりたい »

2014年7月29日 (火)

食いかけのハンバーグ

「そんなキツい仕事させられるほど給料貰ってないからね」

久しぶりに聞いたな、この台詞。

こんなの甘えだよ、ただの。

言っても仕方ないところで言ってないでしかるべきところに言えばいい。

どうにもならなくて、どうしても嫌だったら辞めればいい。

それが出来ないなら黙ってやれって話。

大体さ、分相応なんだよ、大抵の場合。

‟お前、どうせ辞められないだろう?”って足元見られた扱い受けてるところまで含めて。

俺も随分言ったけどね、以前は。

でも意地でも言わないよ、もう。

みっともないし惨めな気持ちになるから。

ミチロウゼルダと来て、なんとなく昨夜からじゃがたらを聴いてる。

82年リリースの1stアルバム、暗黒大陸じゃがたら名義の『南蛮渡来』

俺が盤で所有してるのは87年の(確か)三度目の再発盤。じゃがたらとは縁の深かったイラストレーター、八木康夫によるディープなライナーブックレット「黒い種馬」付きのヤツ。


Dscn7547


あと、99年にボーナストラック入りでBMGから出たCDも。アケミ没後9年を経て20世紀の最後になってのメジャーリリース。


Dscn7433


未だにコレを一番の傑作とする声も多いみたいだけど、俺は違う。89年のメジャーデビュー作、『それから』の方が全然好き。

当時、ライヴ観てればまた違った感想持てたかもしれないけどね。

じゃがたらは1回もライヴ観てないんだよ。国内のバンドでは一番それが悔やまれるバンド。もう絶対観れないもんね・・・。


JAGATARA - タンゴ


そうは言っても、この名曲の数あるバージョンでナンバー1なのはやっぱりコレ。
突き放したようなクールさとどうしようもないほどのウェットさが混在してるのがたまらなく良い。

♪ゴミの街に埋もれた
 食いかけのハンバーグ
 あんたの手から落ちて まわり巡って
 地面に吸いとられた♪

この強烈に印象に残る箇所を聴く度に(記憶が定かじゃないけど、確かアケミが)初期に雑誌(DOLLだったかな?)のインタビューで
「こういう取材の時(大抵、取材場所は喫茶店)は飲み物じゃなく食い物を注文するようにしてる」
と言ってたのを思い出す。
あと、アタマに収録のコレ。

JAGATARA - でも・デモ・Demo

ハミ出しそうなほど過剰で熱い。
アケミ特有のアイデンティティというか持論のぶちまけぶりを否定する人も居たな、「説教臭い」とか言って。俺、そんなふうに思ったこと、1回もない。

極端なことを挑発するように言ったアケミ。でも、そこには迷いや葛藤が感じられた。「ホントにこれでいいのか?」的な。

だからあんなにリアルだったんじゃないかな?

この曲の中間部で♪でも、でも、でも、でも♪と震える声で唄うのを聴くとつくづくそう思う。

そして、今の(特に日本の)音楽に足りないのはこのカンジだと思うんだけど、どうだろう?

« はるばる来たのよ 近くて遠い此処に | トップページ | 黒人になりたい »

戯言」カテゴリの記事

日本のパンク」カテゴリの記事