« WHEN I SAY I’M IN LOVE, YOU’Ⅾ BEST BELIEVE I’M IN LOVE, L‐U‐V. | トップページ | 黄金の‟リズム” »

2014年7月17日 (木)

こんな気持ち、うまく言えたことがない

「そんなつもりで言ったんじゃない」と言ったところで相手が受けた気持ちは変わらない。

思いとは裏腹に人を傷つけたりってことは多々ある。コミュニケーションって難しいな。

Dscn7599

先日、高円寺で買った(駅前のあゆみBOOKS。ポイントカード持ってるんだ・笑)この本を読了。

初期からの筋金入りのファンで情熱が高じてスタッフになってしまった片岡たまきが書いた『あの頃、忌野清志郎と ボスと私の40年

あの日以降、数多く出されるこの手の本は買ったり買わなかったりだった俺もコレは読みたくて即、購入。そして、ほぼ一気読み。

こういう人が書いた本だから、ファンが知りたかったことが沢山書かれてると思う表には出てなかった裏側というか、半プライベートというか。

想像してたとおりだったり、絵が浮かぶ場面が多数。読んでて楽しい。切なかったり悲しかったりする場面もあるにはあるけどそれも含めて良い。

一番印象に残ってじーんと来たのは葬儀の時のチャボとひさこさんの描写。ここはダメだった。視界がぼやけてしまった。あと、‟自分の中の清志郎”って件は良かったな。俺も見習おうと思ったよ。

高円寺でチモール に行ったりしたこともあって、ここ数日、RCサクセションのことに思いをめぐらせてばかり居る。

心の奥に大事にしまっておいたのを久々に開けたら溢れ出てきた。そんなカンジ。

そう、清志郎じゃなくてRC。

清志郎の『レザー・シャープ』やチャボの『THE 仲井戸麗市 BOOK』はRCのどのアルバムと比較してもひけをとらないぐらい好きだし、タイマーズや麗蘭もスゲーと思ったし、ソロでもRC時代より良いんじゃないか?って曲も何曲もあるとは思うけどそれでもRC。

清志郎がまだ居た頃には意地になって認めなかった。RC、RC言うヤツに対する反発心もあったし。「RCも良かったけど今も良いんだよ!」って。

でもね、やっぱり、あまりにも素晴らしかったし好きだから、未だに。時間が経ったから素直にそう思えるのかもしれない。

俺はずっと、‟清志郎が好きというより、清志郎とチャボが一緒なのが好き”と思ってたんだけど、2人だけじゃないんだって気づいた。

破廉ケンチ、春日博文、小川銀次、厚見玲衣。この中の誰にも悪感情は無いけど、どうしても清志郎、リンコ、チャボ、コーちゃん、G-2、この5人のRCが好き。あと梅津&片山ね。この編成じゃなきゃ違和感がある。

「輝く10年。ハジけまくった10年。喧嘩したりも含めて。本当に一丸となってやってた」

79年~89年、ほぼ80年代丸々のRCでの日々を05年に振り返ってのチャボの発言。

RC SUCCESSION - トランジスタ・ラジオ

他のバンドでは味わえないRCならではの曲を考えてみた。たぶん、俺が一番それを感じるのは「ラプソディー」なんだけど、さっき真っ先に頭に浮かんだのはコレ。

ロックとかR&Bとかフォークとか果てはパンクとか(笑)じゃなくRC。

時代性とか少年の心とかいう安易な形容も浮かぶけど言葉にすると陳腐になるから言いたくない。

こんな気持ちにさせてくれるのはRCだけだな。

♪フーフッ、フフッフー♪っていうこのコーラスをライヴで一緒に唄う幸福感は他にちょっと無かった。

RCはもう何処にも無いし、これから先も絶対無いけど、俺の中にはまだあった。

それが感じられて嬉しいよ。

|

« WHEN I SAY I’M IN LOVE, YOU’Ⅾ BEST BELIEVE I’M IN LOVE, L‐U‐V. | トップページ | 黄金の‟リズム” »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

RC SUCCESSION」カテゴリの記事

コメント

清志郎もチャボも勿論なんですけど、オレもRCが好きですね。時間を経る度に芯からそう思えてきます。

この本もウォントリストに入れながらまだ未入手なところ、内容聞いてトップに食い込んできました(笑)

あっ、それと例のライブ・・・今月から怒濤の2ヶ月の為流石に断念せざるで(涙)レポ楽しみにしてます!

投稿: みん | 2014年7月18日 (金) 16時28分

う、なんか泣けてきた。

投稿: goldenblue | 2014年7月18日 (金) 20時57分

>みん様

そうそう。
近年になって段々、そう思えてきました、俺も。
ホントは最初から判ってたんだと思うけど・・・。

本はね、かなり良いです。
もっと、その話、教えてよ!って箇所もあるんだけど書けない、書きたくないこともあるだろうし・・・。
でもRCのあの独特の雰囲気が感じられます。

ライヴ・・・。
残念です。
生涯でも指折りのイベントになりそうなので心して向かいます!(笑)


>goldenblue様

俺も書きながら涙ぐみました。
恥ずかしいけど事実だから仕方ない(笑)

投稿: LA MOSCA | 2014年7月19日 (土) 18時25分

この記事へのコメントは終了しました。

« WHEN I SAY I’M IN LOVE, YOU’Ⅾ BEST BELIEVE I’M IN LOVE, L‐U‐V. | トップページ | 黄金の‟リズム” »