奥行きの深い平日休暇/長い坂の絵のフレーム
7月かぁ・・・。早いなぁ。
昨日のイレギュラー5時間残業を経て今日は平日休暇。今週は金曜にもう1回残業して土曜休んで日曜出勤するからその前倒し的に。
ホントは、仕事絡みの、平日にしか出来ない用事があったから休み取ったんだけど、必要書類が間に合わなかったという・・・。また休み入れなきゃなぁ、そのうち。
せっかく梅雨の中休みですこぶる天気良かったのに、午前中に髪を切りに出た以外ずっと部屋に居た。まぁ、嫌いじゃないというか大好きだからいいんだけど。
前記事書いた後、ハマっちゃって陽水を結構聴いてる。コレ、持ってたの思い出して久々に引っ張り出したり。
84年(てことは30年前か!)リリースの『9.5カラット』
前記事で取り上げたのは昭和歌謡を中心としたカバーアルバムだったけど、こっちは自作の、人に提供した曲のセルフカバー集。どれもこの人ならではでなかなかいい。
収録曲中、唯一のオリジナル。当時、本人の出演したサントリー「角瓶」のCMソングでかなり売れたんじゃなかったかな?興味が無かった俺も憶えてるぐらいだから。
当時、35歳だった陽水の、20代のもじゃもじゃ頭時代とは違ったビターな雰囲気を感じるね。あの頃はどうとも思わなかったけど今、聴くといいな、とても。♪さみしい、そして悲しい♪の後に♪いっそ やさしい♪と続くのがいかにもこの人でサイコー。
前記事書いてもうひとつ思い出した。
NHKで、たぶん2000年(20世紀最後の、とか言ってるから)に放送された番組、『ハローグッバイ』
町蔵(町田康)やUAなどが陽水の曲を唄ったり、柳美里、ペギー葉山、山崎まさよしなどとのトーク(山崎とはセッションも)、自身による歌唱&曲解説からなる濃い内容で凄い面白い。
陽水本人の演目はこの時期のバンドが最高だったこともあってヤバいぐらいカッコイイ。「氷の世界」、「My House」、「コーヒールンバ」・・・。
今日、観てて一番ぐっと来たのがこの曲。曲前の本人のコメントも含めて。世間一般と足並み揃えてというのとは違った、本人ならではの歳を重ねたことと時間の経過を意識した素晴らしい曲だと思う。
前に何処かで「歌詞は時代とともに独り歩きする」みたいなこと言ってた陽水だけど(ミチロウも311以降、同じようなこと言ってたな)、コレと番組冒頭の「積み荷のない船」は特にそんなカンジがした、今日、聴いてて。
そういう意味で言ったら、コレもだな。
これまで観た全ライヴの中でも3本の指に入るぐらいの名演だったフジロック’02から10年後のバージョン。悪い意味じゃなく、この枯れたカンジが味わい深くて凄くいい個人的にも大好きな曲。
未だに有効だね、この曲。
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