なんてお前に伝えよう
先週にも増して疲れる一週間だった。
あっ、今日はまだ土曜か。けど明日は日曜出勤だから。
ハナからメゲるスケジュールだったんだけど、いろいろ裏目に出たり、間が悪かったり、何故かこういう時に起きる揉め事もあったし・・・。
「ふざけんじゃねーよ!」
と叫びたいところだけど、そうもいかないのでぐっと我慢。
もう大人だし、俺だけが大変な訳じゃないというか、俺なんか全然大したことないのはよく考えれば判るから。
この夏の楽しい想い出の日に高円寺で手に入れてきたレコードを聴いてる。
泉谷しげるの『吠えるバラッド』(88年作)
コレ、盤持ってなかったんだよ。久々に聴いたけどスゲーな。
泉谷もそれほど枚数は聴いてなくて熱心に追ってきてないけど、コレを出す前の数年間、80年代中期は大人しいというかあんまりパッとしない目立たない時期だった記憶がある。
此処から起死回生して、最強のバンド、LOSERと共に数年間、表舞台を突っ走てくんだよね。
その状況を考えるとこの歌詞(特にサビ)はとても深いと思う。
しかし、改めてこうして見るとLOSERって滅茶苦茶カッコいいバンドだな。
吉田建、村上‟ポンタ”秀一、下山淳、そしてチャボ。
このメンツ考えたら当たり前だけど。
バンドブームとかいって、学芸会レベルの小僧っ子バンドが幅を利かせてた時代に、大人で、尚且つホンモノのロックを余裕綽々で鳴らしてる。カッコよすぎだ。
アルバムにはLOSERの他、藤沼伸一&仲野茂のアナーキー組(この頃はザ・ロックバンドか)、シオン、そしてチャボの相棒にして泉谷の長年の盟友でもあった清志郎など嬉しくなる顔ぶれが参加。次の『SELF COVERS』には冨二夫や鮎川も居た気が。
このリードシングル曲はLOSERじゃなくてザ・ロックバンドが演奏したんだっけ?いや、TVに出た時にバックを務めたのを観ただけだったかな?記憶が曖昧。アルバムでは、街の喧騒をバックにしたほぼ無伴奏のアカペラバージョンで収録されてるのを今度聴いて思い出した。コレがまたスゴイ。
LOSER、復活したのって昨年だっけ?もうやらないのかな?俺が90年に日立で観た時はもうチャボが抜けてて、代わりに長きに亘って(今も)泉谷をサポートし続ける先述の藤沼伸一が参加してたからオリジナル・ルーザーで観てみたいな。
あっ、シンイチのギターもスゴい良かったし、ライヴ自体も、曲も知らないようなチケット貰ったから来たみたいな客まで最終的に総立ちにさせた名演だったけどね。
昨年の25周年記念ライヴの動画あった。
このアルバムのラストに置かれた曲。
チャボと泉谷の二人、アルバム・バージョンで何ともサイケデリックなコーラスを入れた相棒、盟友のことが頭をよぎったりしたかな?
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