教科書どおりじゃないカッコよさ
ツキに見放された一日。
やることすること裏に出てため息つきまくり。
朝は水戸駅で変人扱いされて、バス停に着いたらバスがちょうど出たところで次のバスが20分以上遅れて、会議では俺の喋る順番になったタイミングで地震が来て、帰りのバスは朝とは逆にぴったりに来てタッチの差で乗れず25分待たされて、ずっとピーカンだったのに最寄り駅着いたら土砂降りで・・・。顔馴染みの売店のおばちゃんに聞いたら「今だよ、降ってきたの」だって。
ダメ押しに最大級の打撃。昨日の朝聞いて心配だったことが大当たり。最低、向こう一週間はこれまで以上にキツいキツい日々が続く。何とか早めに片がつきますように・・・。
明日からの試練に備えて帰宅後はゴロゴロしながらコレ読んでた。
こないだの休日に購入した『Rolling Stone』の最新号。
この雑誌はおろか、雑誌自体を買ったのが久しぶり。雑誌大好きな俺が・・・。そんなだもん、雑誌売れない訳だよなぁ。
ブランドを持つ中村達也が扉に登場する「ロックの定番アイテム」なる特集。4人の日本人ミュージシャンへのインタビューは正直、達也ぐらいしか好きな人居ないけど、話はそれぞれに面白かったし、表紙のヒロト&マーシーへのインタビュー記事にも特集に沿った2人の自慢のTシャツ紹介写真が載ってたり(勿論、愛情のこもった自身による解説つき)、話もいつものごとく、2人が大好きなロック話に終始してて良かった。また2人で全日観たんだね、ストーンズ。
特集にはロック・レジェンド(この言い方、あんまり好きじゃないけど・・・)の定番アイテム紹介もあって興味深く読めた。ジョンの例の眼鏡、キースのドクロの指輪、ラモーンズのショットの革ジャンetc。Dr.マーチンを若者に広めたのがピート・タウンゼントだったってのは初耳だったな。
あとピストルズのアーカイブ記事は俺が知ってるだけで既に3回目だね、掲載されるの。確かに貴重なレポート記事だけど、さすがに載せすぎかなぁ。でも写真がカッコよかったりするから許せちゃう(笑)
たかだか710円でしばし、憂鬱なことを忘れて楽しめた。安上がりだよな、俺(笑)
それにしても達也のインタビューはいつものことながら面白い。
曰く、元はあったパンクファッションへのこだわりはなくなった、カッコイイって思うのは教科書どおりじゃないことだ、と。
散々、若き日の自身の恥ずかしい、ダサかったって話を披露して(黙ってれば判らないのにいつも、この人はこうだ)最後にこうやって締めるんだもん、カッコイイよなぁ。
こないだ記事にしたロザリオスの03年ツアーのTV放映されたドキュメンタリーより。土屋昌巳入りのシーンもちょっとあり。
教科書どおりじゃないカッコよさ。
ずっと昔から、達也と彼の古い仲間のそういうカッコよさに憧れてるけど一歩も近づけない。彼らを‟教科書”にしちゃってるうちは見込み無しだろうね(苦笑)
今からは今日届いたばかりのホカホカのコレを聴こう。
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