ボビー
つい先日まで続いてたオーストラリア・ツアーを病気で離脱してたのは知ってたけど、そんなに深刻な病状だとは思わなかったし、まさかこんなに呆気なく逝っちゃうとは思わなかった。
3月の東京ドームでは元気そうだったのに・・・。
悲しいというより寂しい。
悲しいと言うとちょっと嘘になるかもしれない。だって泣かなかったし。
でも寂しい、とても。
ボビー・キーズの居ないストーンズだよ?そりゃ、寂しいよ。
1943年12月18日、つまりキースと同じ日に産まれたボビー。
10代でバディ・ホリーのバックを務めたのを手始めにジョン、ジョージ、ザ・フー、クラプトン等の作品に参加したロック界きってのサキソフォニストだった。
でも俺にとってはあくまでストーンズ・ファミリーの重要人物。そう思ってるのは俺だけじゃない筈。
70年のヨーロッパ・ツアーを皮切りに殆どのストーンズ・ツアーに参加してきたんだもんね。
誕生日が一緒だからって訳でもないだろうけど、わけてもキースとは大の仲良し。あの有名なキースのテレビ投げの共犯者でもあった。ひと頃はキースもビビるぐらいの悪童だったらしい。
そんな享楽ぶりに嫌気がさしたミックに切られたこともあるけど・・・。
ちょっと話逸れるけど、ミックがボビーをあまり好いてなかったのはそれだけの理由じゃなくて、キースとあまりにもウマがあってたからだと思うんだよな。キースがビリー・プレストンを好いてなかったのと同じで。「アイツの最大の相棒は俺なのに」って。
それだけキースにとって大きな存在だったってことだと思う。
ストーンズが89年にはじめて大量のサポート・メンバー、それも新しい顔ぶればかりを伴って久々にツアーを再開して自分もはじめて観れた時、そこにボビーも居て嬉しかった。やっぱりコイツが居なきゃって。
Rolling Stones - Brown Sugar
このテナー・ソロを他の人が吹くなんて、まだちょっと想像出来ないな。
寂しいなぁ。
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