フォー・プレジャー
この時期ならではの、典型パターンの土曜出勤。
各種のフレッシュさんをお出迎え&お見送り。俺みたいな老いぼれは寒いだ何だと言ってるけど春は近づいてるんだな。フレッシュさんたちは緊張しつつも期待に溢れた楽しそうな表情でオジサンもちょっとだけ元気もらったよ。
昨日に引き続き、ダムドの話。長く続けてる、このブログでも何度もこのバンドのことは書いたけど、ひょっとするとこのアルバム、取り上げたことないかも。
‟あの”1stと同じく77年にリリースされた2ndアルバム、『MUSIC FOR PLEASURE』
オリジナルの4人にセカンド・ギタリスト、ルー(後にP.I.L.に参加)を加えて何故か、ピンク・フロイドのニック・メイスンがプロデュース。
1stの大爆発と比較すると‟一体、何があったの?”と言いたくなるような散漫さで駄作という評価が圧倒的なコレ。いい曲もあるし、悪くはないんだけどねぇ。1stと比べちゃうと分が悪いよね。俺もあんまり思い入れないかなぁ。
マネージメントやレーベルとのいざこざに加えてブライアンのワンマン体制への不満でバンド内の軋轢もあったのかもね。ほぼ、ブライアンの単独作ばかりだった1stと違って、メンバー全員が曲作りしてるけど、それも散漫さの一因だったりして・・・。
不利な契約から抜け出す為にブライアンがラットに「もう1枚でっちあげて辞めちまおうぜ」と言って作ったって説もある。なるほど、「ユー・テイク・マイ・マネー」はそういう意味だったのか。
Damned - Don't Cry Wolf
アルバム中、俺が一番好きなのがコレ。
‟狼少年を信じるな”ったって、何度も離合集散を繰り返し、解散だ、再結成だ、すぐ言うその後のアンタたちこそ狼少年じゃないかって話で(笑)
1stアルバムとコレの間ぐらいにライヴで配布されたシングル2曲(うち1曲は2ndにも収録)と1stからの最強シングル2曲に1stシングルのB面「ヘルプ」のカバーを加えた12インチシングル。86年ぐらいだったかな、出たの。
ジャケが欲しくて買ったんだろうなぁ。でも、この時点で「ヘルプ」はコレでしか聴けなかったんだっけか。
Damned - Help
「ビートルズの半分の演奏時間しかないから楽曲使用印税を半分にマケてくれ」と言って断られたなんていうネタみたいなエピソードもあったな(笑)
ピストルズやクラッシュと違って、何をやってもダムドにはシリアスさは感じない。ホントに楽しいバンドだね。
まさに「ミュージック・フォー・プレジャー」
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コメント
ダムド大好き!
きったね~トコロが。
このバンドこそパンクバンドなのかと!
ラモさんにダムドツボ押され、今心地良く聴いてます(笑)
投稿: みん | 2015年2月 8日 (日) 00時04分
>みん様
ピストルズのスキャンダラスさやクラッシュの政治思想みたいな付加要素がまったくないよね、ダムドには。
あるのは徹底的な馬鹿さ加減のみ(笑)
俺もこのバンドこそパンクそのものかもと思います。
投稿: LA MOSCA | 2015年2月 8日 (日) 06時22分