血も凍るほどに
涼しいというより寒い。
ちょっぴり調子悪い。たぶん、風邪。チャチャッと書いて寝ちゃおう。
調子悪いといえば、この男、Mr.バッドコンディション、JOHNNY THUNDERSの『IN CLOD BLOOD』のデラックス・エディション。
コレは元の(12インチのみじゃなくライヴLP付きの方)をレコードで持ってるから‟どうすっかな?”と迷ってたんだけど、そちこちに散らばって収録されてるジミー・ミラー・プロデュース音源がまとめて聴けるのとライヴがオリジナルとは別の日(オリジナルは82年8月、こっちは82年6月)だったのが購入の決め手。
ジミー・ミラー音源はウェイン・クレイマーとの「KING OF THE GYPSIES」以外は全部入ってるんじゃないかな?テープ・コピーでしか所有してなかった「ENDLESS PARTY」があるのが嬉しいな。『ケ・セラ・セラ』のバージョンより完成度低いけど、ノリはこっちの方がいいような気が。82年の3、9、10月と3回に及ぶセッションから1枚のアルバムとして仕上げられなかったのは残念だけど、たぶん調子悪かったんだろう、ジョニーもジミーも。
同じ82年の1月に行われたアコースティック・セッションの7曲と日付不明の1曲は他でも聴けるのかもしれないけど俺ははじめて聴いた。「SOME HEARTS」がこんな時期からあったのはびっくり。てっきり、晩年の曲だと思ってた。
ライヴは・・・。インフォメーションに‟音質に難あり”って書かれてたから覚悟してたらそうでもない(笑)ジョニサンのこの手のモノとしては普通のレベル。但し、ライヴの内容が良くない(笑)最初は普通なのに「もっとエコーかけろ」とか言ってヴォーカル・マイクが最後までこだま返しレベルにエコーかかっててさぁ(苦笑)調子悪そうに、不機嫌そうに、時に白目剥いてる姿が浮かぶカンジの、いつものジョニサン(笑)でも、ベースがトニー・ジェームス、ギターがスティーヴ・ニュー(ドラムは盟友のジェリー・ノーラン)の時期のは、たぶんはじめて聴いたし、全然楽しめるけど。
Johnny Thunders - In Cold Blood
この時期に産まれた代表曲のひとつ、タイトル曲。晩年のライヴでは「ステッピング・ストーン」~「旅立てジャック」とメドレーにして自らネタばらししてたっけな(笑)
Johnny Thunders - Diary of a Lover
アコギ、じゃかじゃかかき鳴らして弱々しい声で唄ってるだけなのになんでこんなに響いてくるんだろう?もうひとつ入ってるバージョンより『ハート・ミー』に収録のより、この曲はこのバージョンが一番好き。
ドールズの1stも、『L.A.M.F.』も『ソー・アローン』も大好きだけど、今は何故か、このバッドコンディション期のジョニーが愛おしい。
劇場で観れなかった映画、9月にDVDでリリースされるのが待ち遠しいよ。
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