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2015年10月27日 (火)

2年目の10月27日に / つまりは、いつものとおり

何だか気分が沈みがちのここ数日。

あらゆることが上手くいってない気がして・・・。

いつものことじゃん?って言われりゃ確かにそうなんだけど(苦笑)

まぁ、そのうち回復するだろう。

ところでハロウィーン騒ぎは週末辺りで終わった?

これからなの?

あぁ、そう。

もう2年かよ・・・。

Lou Reed - Romeo Had Juliette

♪捻じれた星の真ん中に立ち往生

 東も西も判らない 

 でたらめな地図がコロンブスをNYに導いた 

 革のベストを着た男が女に呼びかける 

 地球が悲鳴を上げて身震いして止まった 

 男の耳に光るダイヤモンドの十字架は 

 不安を追い払う為のもの 

 もっとも、不安なんて魂と一緒に 

 誰かのレンタカーに忘れてきたけど 

 ヤツはズボンの中にモップを隠し持ってる 

 ジュリエットのしなやかな人生に 

 自分がつけた汚れを拭き取る為に 

 ロミオはジュリエットが欲しかった 

 ジュリエットもロミオが欲しかった 

ロミオは肩を怒らせながらキリストを罵倒し 

黒髪のポニーテールに櫛を入れる 

自分の侘しい部屋に想いをめぐらす 

 ベッドのすぐ脇の流しが匂いを放っている 

 その中で目に沁みたジュリエットの香水 

 彼女の声は鈴のようだった 

 通りは蒸気を吐き出す暑さ 

 売人たちはライフルを手に入れた誰かに自分の夢を重ねていた 

 「俺なら利き腕を後ろにまわしてあのライトを撃てる」 

 と小さなジョーイは言う 

 もう一包みくれよ、ブラザー 

 ダウンタウン界隈は最悪だし 

 イタ公どもにヤキを入れなきゃならない 

 警告に気づかなかったおまわりがハーレムで死んだ 

 彼の脳みそが路上に流れ出した時 

 俺は踊ってたんだ 

 ロミオはジュリエットを手に入れた 

 ジュリエットもロミオを手に入れた 

 「最近はクソをするのも難しい」とラテン語で書かれたゴミ袋に 

 マンハッタンを詰め込んで持って行こう 

 マンハッタンは汚いハドソン川に岩のように沈む 

 それは本に書かれて、まるで古代ローマのように思われれる 

 彼女の太股にしがみつく男の目を 

 香水が焼く 

 一瞬、何かが煌めいて 

 すぐに何処かに消えた♪ 

 

 

 

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2011年3月25日から不定期で気まぐれに続けてきた、LOU REEDの『NEW YORK』からの個別曲紹介、いよいよラストの14曲目。ちなみにコレがアルバムのアタマの曲。俺がルーを初めて観た日の1曲目でもある。

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ラフなギターリフからルーのカウントを経て始まる冒頭部分からサイコーにカッコイイ。歯切れの良いマイク・ラスケのサイド・ギター、共同プロデュースも務めた俺の大好きなドラマー、フレッド・マーのタイトなドラムと太いベース(ロブ・ワッサーマンというアップライトの名手が参加してるけど、この曲と「バスいっぱいの運命」のベースはフレッドが担当)に、‟いつもの”つっかかりながら進んでいくようなギターと、いつにも増して饒舌な言葉(オリジナル・ラッパー!)を字余り気味に乗せるルー。

‟コロンブスがNYに”の件がルーならでは。歌の歌詞だって、必ずしも真実じゃなくてもいい。本や映画のように。「椅子に座って本を読むか、映画を観るようにこの14曲を聴いてほしい」とルー本人も裏ジャケットに書いてたしね。確かにこのアルバムは14作からなる短編集かショートストーリー集のようだ。

そして、過剰にディティールに拘ってもいい。‟誰かの車”ではなく、‟誰かのレンタカー”。そうであることに必然性を感じる。すべては作者の意のままに。

 

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それにしても過剰な言葉数だな、この曲。3分ちょいにこんなに詰め込まなくても(笑)このアルバムに相応しいオープニング。

「このアルバムを書いた夏(1988年)、すべての海水浴場は閉鎖された。海岸に医療廃棄物が流れ着いた所為だ。ハワードビーチ事件があり、トンプキンス・スクエア公園の暴動もあった。つまりは、いつものとおり」

92年刊行の詩集での、この曲への本人のコメント。いつもどおりのルー・リード。

こんな捻くれた視点から真実を突くような独特な言葉はもう聞けない。

これからどれだけ発掘音源が出ようともルー・リードの更新はもう見れない。

寂しいな、もう2年も経ったのに。

 

 

 

 

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