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2015年11月29日 (日)

隙間を探せ

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ここ数年、すき屋でコレを、しかも毎年同じ人と同じ時期に食ってる。

今年もあと少しで終わりだな。たぶん、あっと言う間だ。

週末恒例の向こう1週間の俺のスケジュール。

明日から5連チャン。水、金に5時間残業あり。土曜のみ休み。

ついでにその次の週も。

日曜の夕方から月曜の夕方まで逆24時間。それで、金曜まで普通に連勤。それ終わると2ヶ月ぶりに連休。そろそろいいよね?休んでも。

昨日の、今年最後の率の悪い仕事を終えて今日は休み。だらけながらも地味な作業に終始した1日。でも気分は悪くない。リフレッシュ出来たと思う。

久々に‟観よう!”と思ってTV観たりもして。

「歌詞だけ読んでも『何じゃこりゃ』っていうのはあるかもしんないですよね。歌詞はやっぱり歌詞ですからね。唄われてなんぼのもんですから、メロディに乗って」

さすがだな、マーシー。あれだけの歌詞を書く人が言うと説得力あるね。

 

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1週間ぐらい前に5日間で読み切ったこの本のことをまだ書いてなかった。

大好きな作家、伊坂幸太郎の『グラスホッパー』

割と初期の作品かな?と思って、さっき調べたら04年作だって。10年以上前か。

もう既に伊坂ワールド炸裂しててちっとも古いとは感じない。

幾つかある未読の作品中、このタイミングで手にしたのは勿論、映画化されて話題になってたから。レジ持ってく時、ちょっと恥ずかしかった(笑)

でも、映画も面白そうだし、観たい。映画館では観れそうにないけど・・・。

復讐を横取りされた‟鈴木”と標的を必ず自殺させる異色の殺し屋‟鯨”とナイフ専門の若き殺し屋‟蝉”の3者の視点が交互に出てくる構成で、‟押し屋”と呼ばれる殺し屋をめぐり、徐々に3者が絡んで行くという伊坂作品ではお馴染みの展開。

それでも予定調和に感じないし、「え?」って場面もあるし、想像力を掻き立てられるエンディングも良かったし、とても楽しめた。

登場人物の粋な台詞が取り沙汰されることの多い伊坂作品。コレも御多分に洩れずカッコいい台詞が沢山出てくるけど、蝉の上司、岩西が心酔してて、蝉との会話中にやたらと語録を引用するジャック・クリスピンなる架空のミュージシャンの言葉(「ジャック・クリスピンも言ってるだろうが」とか。他人とは思えない・笑)、コレがいちいちカッコいい。

「二十代の男は知らないことが多い方が幸福だ」

「やったら逃げろ」

「トンネルから飛び出す前こそ気をつけろ」

「許してやるのは最初だけ」

「評論家が名曲を作ったことはない。せっせと作っているのは『迷惑』と『野暮』だ」

「同じ場所に置かれたものは腐る」

「仕事と女の価値を決めるのは他の奴らじゃない。俺だ」

「目の前の楽譜を演奏しろ。自由はそれからだ」

「本当に国を導く人間は政治家の恰好をして現れない」

(引退したら何をしたいかと質問されて)「ピザを食いたい」

サイコーだな。

劇中歌をジャック・クリスピン名義で担当したのは伊坂がファンだというジョン・スペンサー。ジャックの名言のひとつをタイトルにした書下ろし。限定でCD出てたの知らなかった。聴けないなぁ・・・。

代わりにコレ聴こう。

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ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンのアルバムは6枚ほど聴いて、どれも良かったけど、やっぱりコレが一番かな。

Jon Spencer Blues Explosion - Orange

今日の記事タイトルに戴いたジャックの名言じゃないけど、ジョンスぺの作品はアルバムごとに結構、音作りとか変えてるのに(音楽性そのものは基本的に変わらない)違和感を感じないのは、このタイトル曲のように隙間があるからかな?だから、やかましい曲をやっても聴いてて疲れないのかも。キースや小山田圭吾も「音の鳴ってないところが大事」みたいなこと言ってたもんな。

俺も隙間が欲しいよ。仕事と仕事の間の(笑)

それにしても、伊坂幸太郎って斎藤和義と組んだり、ルー・リードやマシュー・スウィートが好きだったり、作品中の台詞にラモーンズストーンズが登場したり(この作品でも重要な場面でブライアン・ジョーンズの名前が出てくる)、ディープなロック・リスナーなんだな、ホントに。

もっと他のも読みたい。

ジョンスぺの『オレンジ』からもう1曲。

Jon Spencer Blues Explosion - brenda

隙間だらけスカスカで聴き心地いい。

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コメント

はじめまして。いつも拝見させていただいております。
『グラスホッパー』、面白いですよね。伊坂幸太郎作品はセリフが秀逸で、これらのジャック・クリスピンの言葉も、こうして並べていただくと、さらに名言度が増しますね。ありがたい感じです。
で、さらに面白かったのが、『グラスホッパー』の続編の『マリアビートル』。これが最高でした。
新幹線というほぼ密室の中で繰り広げられる展開、『グラスホッパー』の登場人物たちが心憎い再登場で彩りを加えて。
緊迫した展開なのに、どこか笑えて『グラスホッパー』ほど重くないのも個人的には良かったです。
LA MOSCAさんも、もうお読みになられてました?

投稿: カフェブリュ | 2015年12月 9日 (水) 03時37分

>カフェブリュ様

はじめまして。
コメントありがとうございます。

ジャック・クリスピンの名言はネットで拾ってチョイスしただけなんです・・・。
なんか、すいません(笑)

『マリアビートル』!
まさに次に読もうと思ってました!
近日中に遠出の予定があるので旅のお供にします。
楽しみにしてますね。ありがとうございます。

それにしても、素敵なハンドルネームですね。
俺、ジャムは苦手なんですが、スタカンは興味ありつつちゃんと聴いたことがないんで聴いてみますね。
ブログも覗かせていただきますよ。

投稿: LA MOSCA | 2015年12月 9日 (水) 21時26分

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