LA MOSCA版・SANDINISTA!(2015)
デカかったなぁ、今朝の地震。
震源地、この辺で震度4ってことだけど、体感的にはもっと強く感じた。なんやかんやですっかり忘れてウチに帰ったら、久々にいろいろ落ちてたし。
何だか震災直後の頃を思い出しちゃった・・・。
あの頃、よく聴いてたこのアルバムを昨日から繰り返し聴いてる。
ロッキン・オンの特集で選ばれなかったアルバムで‟コレ”と思ったのが、昨日取り上げたラモーンズの1st。そして選ばれてたアルバムで‟コレ”と思うのがこのアルバム。いの一番に掲載されてたのにも納得。ピストルズもレッチリも『ジョンたま』も大好きだし判るけど、特集テーマの‟常識破りの”って意味ならコレ、俺は。
2枚組のヒット作(『ロンドン・コーリング』)の次の3枚組。前作に引き続き、3枚組なのに1枚の値段で売る。
ファンク、モータウン、ロカビリー、ジャズ、トラッド、カリプソ、ゴスペル、ワルツ、そして勿論、レゲエにダブ。良く言えばバラエティーに富んだ、悪く言えばとっ散らかった散漫な36曲。曲順も敢えて出鱈目にした印象すらある。
その36曲の中にはメンバーじゃなくゲストが唄った曲が何曲もある。そのうちの一人、タイモン・ドッグに至っては作曲までしてる。ゲスト・ヴォーカルにはサポート・ミュージシャンの一人、ミッキー・ギャラガー(ブロックヘッズ)の幼子まで居る。しかも唄ってるのはクラッシュの1stに収録されてた「出世のチャンス」
支離滅裂でやり過ぎ。
「前作のヒットでバンドが自信過剰になって自分たちの作るものは全部素晴らしいと思ってたようだ」と証言した周辺人物も居たけど、わざと混乱させて売れないように作ったような気さえするんだよな。そして、これでバンドがどうにかなってもいい、って考えてたんじゃないか?とも思える。そういうところに強烈にパンクを感じるんだよなぁ。
このアルバムのことって何度となくここに書いてきたけど、本当に大好きなんだよね。ごちゃ混ぜにいろんな曲が入ってるアルバム、たとえば『ホワイト・アルバム』とかが大好きになったのもコレがあったおかげかもしれない。
でも、やっぱり、ちょっと長いね(笑)
で、昨日、大好きな編集もんを作ってみた、また(笑)
実は、もう何度目か判らないぐらい作ってる、『サンディニスタ!』の編集版は。カセットテープの時代から。コレと『ホワイト』とガンズンの『ユーズ・ユア・イリュージョン』はホント、作り甲斐がある(笑)
以下が最新バージョンの曲目。
01.レッツ・ゴー・クレイジー
02.ヒッツヴィルU.K.
03.政府の指導者
04.ルック・ヒア
05.歪んだビート
06.誰かが殺された
07.コーナー・ソウル
09.ザ・サウンド・オブ・シナーズ
10.ポリス・オン・マイ・バック
11.ザ・コール・アップ
12.サンディニスタ!(ワシントンの銃弾)
13.ブロードウェイ
14.チャーリー・ドント・サーフ
15.ストリート・パレード
16.ルーズ・ディス・スキン
17.七人の偉人
18.叛乱ワルツ
19、出世のチャンス(シークレット・トラック)
こんなカンジ。
作った後、「あっ!アレ入れればよかった」って毎回思うけど昨日も御多分に洩れず。
また、いつか作るんだろうな(笑)
The Clash - Washington Bullets
36曲中、一番のフェイバリットがコレ。
♪チベットの丘でダライ・ラマに聞けよ
何人の僧侶を中国が殺してきたか
争いに引き裂かれた泥沼で兵士たちを呼び止め
彼らの武器には
イギリス製の弾が入ってるのかどうか聞けよ♪
マリンバの音色が心地いい、このゴキゲンなカリビアンの歌詞はこんな調子。
正直言って理解しきれてないし、共感するとかじゃなくミーハーにカッコイイ。
大好きだな、やっぱり。
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