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2015年12月15日 (火)

墓場の馬鹿騒ぎ

今日は暖かく過ごしやすかったね。

全然、師走ってカンジがしないよなぁ。

さて、昨日に続き、今日もミチロウのことを書こう。

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今日は2つのミニ・アルバムのもう1枚、羊歯明神の『羊歯明神』の話。

M.J.Qをはじめ、さまざまなユニットでミチロウを支える、今やミチロウの最大の相棒と言っても過言ではない山本久土と、頭脳警察の、ミチロウとはノータリンズでも一緒の石塚俊明という2人と組んだ音頭、民謡をレパートリーとするアンプラグドパンク民謡バンドが、この羊歯明神。

‟THE ENDが最後のバンド”って言ってた、その舌の根も乾かぬうちに・・・(笑)

ミチロウが自身の発言を覆すのはファンにはお馴染みだからねぇ(笑)嬉しい前言撤回ってことで。

昨年4月、今のところ最新のTOUCH‐MEを高円寺で観た時、「ええじゃないか音頭」を皮切りに「STOP JAP音頭」、「ロマンチスト音頭」と音頭3連発って場面があった。達也も「まだやるの?」とか言ってて(笑)

確か、「ええじゃないか」の前に、前年の名古屋フェスでこの曲やった時の話をして「此処も盆踊り状態になんねえかな?」って呟いたんだよ、ミチロウが。

その時、思った。この人が今、一番やりたいのってコレなんだなって。

311以降、それまでは考えられなかった場所や考えられなかった人たちの前で唄う機会が増えたミチロウ。

ライヴでのMCでも、よく、そういう時のエピソードを楽しそうに話してる。

「歌詞、自分で書いて民謡やると爺さん婆さんもスッと聴いてくれて。民謡の形をとってれば、歌ってる内容まで聴いてくれる。サウンド的にはパンクとかじゃないけど、歌う内容はスターリンの時と変わってないから」

こないだの『Bollocks』での発言。

なるほどね。

伝えることを決して諦めない、執念深いミチロウらしい発想だな(笑)

今回のミニ・アルバム2枚同時リリース、俺が大いに期待してたのは勿論、THE ENDの方なんだけど、思いの外、羊歯明神に心を奪われてる。自分でもびっくりするぐらいに。

曲は既発のオリジナル2曲(そのうち1曲は「ロマンチスト」!)の他は古い民謡のカバー。詞は一部、書き換えてるけど。うち2曲は5月リリースの10年ぶりのソロ・アルバム、『FUKUSHIMA』に収録されたものの再録。

でも、そんなの全然気にならないぐらいにいい。

今まで長年ミチロウを聴き続けてなったことのない気持ちになってる。上手く言葉に出来ないけど。 

なんか聴いてると泣きたくなるんだよな。

それは‟悲しい”とも‟嬉しい”とも‟悔しい”とも違う気がする。

も、なんか感動しちゃう。

「ええじゃないか音頭」を聴いた時の気持ちに近いかもしれないな。絶望してるんだけどそれでも楽しくやろう、みたいな雰囲気を感じるというか。

でも、未来は死ぬまで未来だそれでも明けない夜はないだもんね。

THE ENDは‟終わりの始まり”ってことだけど、こっちは‟終わった後の馬鹿騒ぎ”ってイメージ。

大昔、「パンクが出てくる前にロックは終わってて、パンクは言わば墓場の馬鹿騒ぎ」ってミチロウが言ってた記憶あるんだけど、羊歯明神もそんなカンジなのかな?

墓場と言ってもネガティヴな、暗い雰囲気は全くない。むしろ妙に明るい。

馬鹿騒ぎしても何も解決しないけど、人の心やムードは変えられる。もしかするとそういうポジティヴなフィーリングに俺は感動してるのかもしれない。

それにしても、5月に出たフル・アルバムの凄まじさも未だ記憶に新しいのに、半年後にミニ・アルバム2枚、それもどちらも尋常じゃないテンション。この爆発ぶりは何なんだろう?病み上がりの65歳なのに、この人。

ずっと、30年以上、‟ミチロウは凄い”と思い続けてきたけど、俺が思ってたのより全然、凄かったんだな。

こないだもチラッと書いたけど、間違いなく今が何度目かのピーク。

ひょっとするとザ・スターリン以来のデカいピークかもしれない。

とりあえず、別件で上京する週末、映画の前売りを買って来よう。

遠藤ミチロウ - 志田名音頭ドドスコ

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