俺たち、ロックン・ロールしてるよね?
〆切りを過ぎてるのに来月のシフトが決められない。
中旬辺りで寝ずの12時間ぶっ通しの夜勤やって、そのまま日勤に突入(しかも、次の日も休みじゃない)という未知へのチャレンジをせざるをえなそう。
コレを自分で決めてるのがね・・・。
しばし忘れて先週の土曜、キースが72歳になった翌日に渋谷(嫌いだ)で観た『Japan Rolling Stones F.C Presents ロックをころがせ! STONES NITE Vol.8‐1』のことを書こう。
HP観ると、普段はヤングなヴィジュアル系のバンドが多いっぽい小屋にクセのあるバンドと客が集ったこの日、俺の最大のお目当ては9月に出たアルバムがスゴいカッコよかったThe Ding₋A₋Lings、それと、このバンドと交流の深い(過去に在籍したメンバーも)藻の月。
持ち前のドン臭さを思う存分、発揮して開演に間に合わなかったのは前記事のとおり。トップのSlave Sistersは殆ど観れなかった。ちょっとハードめな音だったかな?
二番手は、プライベーツ在籍時に何度かライヴを観たことのあるJOE KIDS率いるニューバビロニアンズ。実は昨年、ストーンズ@ドームで見かけたんだ、この人。あと、大昔のジョニサンのツバキでも・・・。変わんないなぁ、全然。相変わらずの‟キースごっこ”(笑)でも、ギターは上手い。
三番手に早くもディンガリングス登場。
アルバムもよかったけど、絶対、ライヴはもっといい筈って思ってたら予想どおり、いや、予想以上。
全パートが完璧に機能してると言うか、出しゃばるヤツも居なけりゃ足を引っ張るヤツも居ない。メンバー間の意思の疎通の濃さも感じたね。そんなだから当たり前に余裕綽々な雰囲気。でも、ちゃんと熱くなって楽しんでプレイしてるのも伝わってきた。最後の曲、「ふけろ」で自分の方を向いてノリノリで弾く耕太郎に向けたキヨシの子供みたいな笑顔も見たし。
話、ちょっと逸れるけどよく居るでしょ?出しゃばるヤツ。特にリード・ギターとかで。Aメロでまで弾きまくったりするような。「バンドより俺を観ろ!」みたいな。
そういうのの真逆だと思った。かと言って遠慮して引っ込んでる訳でもない。バランスが絶妙。
特に良かったのは前述の「ふけろ」と前記事で触れた「Funny Day」。後者では他の曲ではしてなかったキヨシもコーラスしてたのが印象に残った。
終演後、喫煙所でキヨシさんと少し話せたんだけど「ストーンズの曲、何やったかわかる?」(全バンドがストーンズの曲をやったので主催者から要請があったのかも)と聞かれ「えっと、『ランターン』と・・・」「『シターデル』だよぉ!」という恥ずかしいやりとりをしてしまった(苦笑)
『サタニック・マジェスティ―ズ』の曲はどうもごっちゃになっちゃってて・・・。ちなみにもう1曲は当てたよ。『ヴェンチレイター・ブルース』。誰でも判るか?(笑)どっちも日本語でやってて。カッコよかったなぁ。
ディンガリングスの次は藻の月。
高円寺でよく見かけるジョージ(ex.自殺、カノン)率いるバンド。
コレは逆にジョージが目立ってた。勿論、悪い意味じゃなく良い意味で。
初っ端に『サティスファクション』をカマして、盛り上がる客(FCの人多めだったからね。知ってる顔もちらほら。俺、FC入ったことないけど・・・)に「こんなん、ホントに面白れーのかよ?」
途中でトラぶってギターの音が出なくなると帰ろうとするし(笑)
自然児的なチンピラ臭がぷんぷん。カッコイイ。
そうは言ってもバンドも良かった。ベースの安井MOON伸二はTHE GODにも居たことのある名プレイヤーではじめて観たけどいい音出してた。
藻の月、2枚ぐらい人に貰って前に聴いてたけど、もっとちゃんと聴いてみよう。
5番手のVENTILATORSはヴォーカルがイケ面だったね(笑)彼らは『デッド・フラワーズ』だったかな?ストーンズの曲。
トリを務めたのは、ストーンズからの影響を強く感じさせるTHE BEGGARS
自身の好きなバンドの音をモロ出しするようなバンドには複雑な思いを抱くことが多いんだけど、ここまでやられるとあっぱれだな。ディンガリングスじゃないけど、このバンドもメンバー間の密度濃かったし。
前半に出てきたゲストの女性ギタリスト(名前忘れた・・・。24歳だって!)の上手さに唸ったり
後半に出てきて、”ストーンズ大会”化した中で弾きまくった‟伝説の”加納秀人(弾きまくってるのに全然、邪魔じゃないのがスゴイ。当たり前か)のギンギンぶりに痺れたりで楽しかった。
今日の記事タイトル。
キヨシさんとの会話で強く印象に残った言葉。
せっかくフランクに話してくれてるのに緊張して上手く返せなかったのが残念・・・。一緒に居たカブトさんもチモールで二度ほどご一緒してるのに‟憶えてないだろうなぁ”と声を掛けずじまいだったし。
懲りずにまた行こう。次はもっと演奏時間長そうな時に。
ベガーズ、08年リリースの『いきなりサンシャイン』
山口冨二夫プロデュース&ギター。
スゴイ久々だな、聴くの。
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