I’M BEGGING YOU
珍しく木曜休日。
明日から連日の早出+残業込みの6連チャンが控えてるから前倒しで。
温かくした部屋でじっとして過ごす。気持ち良さげにヒーターに頭を乗せてるコイツ同様(笑)体力&気力の消耗を怖れて・・・。もうね、怖い、ホントに。そういうお年頃だから(苦笑)
穏やかな気持ちになれるのを期待して日曜に借りてきておいた『まほろ駅前 多田便利軒』を観た。
予想外の展開も衝撃もないけど良い映画だと思った。空気感が心地良くて。続編も是非、観たい。いずれ、気が向いたらブログでも取り上げよう。
映画『セッション』予告編
一緒に借りてきて日曜に観た(前々記事でもちょこっと触れた)のは、昨年の日本公開時に気になりつつ観れなくてDVD化を心待ちしてた、この映画。
こっちは大きな衝撃と後半の驚きの展開ありで正反対と言えそうな作品。全然、お金かかってなさそうだけど丁寧に作られた傑作だと思う。アカデミーでも5部門ノミネート、3部門受賞だったらしい。
原題の『WHIPLASH』(鞭打ち)のとおりの迫力のあるしごきシーンが特筆ものなんだろうけど、個人的にそれ以上に強力に残ったのがラストシーン。まあ、ここも皆が言ってるけど。
音楽で出来た絆が過酷なぶつかり合いで壊れて、激しく憎しみ合うところまで行ったのに音楽(それのみで。理屈や言葉を越えたところで)で通じ合う。
言葉にすると陳腐だけど感動的だった、本当に。
ジョンとポール、ミックとキース、清志郎とチャボ、NONと良次雄。
俺の大好きな、愛してやまない名コンビが脳裏をよぎった。
Stone Roses - Begging You
貼るのは上記のコンビたちでも映画のジャズ曲でもなく、6月に、再結成以来、初の単独来日公演を行うストーン・ローゼズの『SECOND COMING』の1曲。
熱烈な支持を集めた衝撃的な1stから5年半を経た94年12月に出たこのアルバム。あんまり良い評価は得られなかったし、俺もイマイチ、ピンと来なかった。
5年半の間には1stリリース前に所属してたインディー・レーベルと揉めて逮捕されたり、レーベル移籍に伴う裁判、バンドに近しい人たちの訃報などネガティヴな動きが少なからずあった。
中心メンバーのイアン・ブラウンとジョン・スクワイヤが、共に子供を授かったり、ゲフィンから受け取った移籍料が50億円だったなんて話もあって、バンドの結束力も音楽制作への集中力も低下しちゃったんだろうな。
この後、2年と経たないうちに、やはりというカンジでバンドは決裂。1stでは全曲を共作したイアンとジョンは15年も口をきかなかったそうだ。
この曲は殆どがジョンの単独作(まるでツェッペリみたいで全然似合ってなかった)だった2nd中、唯一の2人の共作。超絶にグルーヴィーで理想的な進化だと俺は思った。こういう曲がもう少しあればなぁ。未だにこのアルバムで一番好き。
俺は再結成以降の彼らにはあまり興味が持てないんだけど、もう壊れないといいね、結束が。
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