悪意、皮肉、ユーモア、知性
明日は休み、久々に心配事の無い。
用事をチャッチャッと済ませて心の底からのんびりしたい。
国民的グループ(嫌いじゃない)より個人的に溺愛してる人ってことで、あの夜、タワレポとかいうので観たミチロウの配信インタビューがとても面白かった。
吉田豪の歯に衣着せぬ質問にあっけらかんと答えてて。
映画よりもザ・スターリンの話題が多めで、聞くのに勇気がいったであろうプライベートなことまで初耳な発言がバンバン出た。
ザ・スターリンのメンバーの話題では「達也のドラムは高校生の時から既に凄かった」とかタムとのお別れ(脱退以降、一度もあったことなかったらしい)にケイゴと斎場に行ったとかの言葉に嬉しくなったり、じーんと来たり。
JUNの在籍をウィラードじゃなくハロウィン(ウィラードの前身バンド)の後ぐらいと勘違いしてたり「北田君(INUのギタリスト)が居たのはいつだっけ?」とかあやふやだったりもして(笑)
「ライヴ中に冷静なのとイッちゃってたのとの比率は?」みたいな質問されて「チンコ出す前は冷静ですよ。出しちゃったら冷静じゃしょうがないもんね」なんて言って爆笑を誘ってた。
拡声器、爆竹、臓物etc
「ワン&オンリーで、此処でただごとじゃないことが起こってる感があった」という吉田の発言に「火薬の匂いとかね」と返してたのがツボだった。そうだよな!って。五感に訴えてたのが類を見ない存在だったと思う。
あと、はじめて知った『爆裂都市』のサントラ音源の存在ね。いぬん堂さん辺りに所在突きとめてもらって何とかリリースしてほしい。
今、聴いてるのはザ・スターリンでもミチロウの諸々でもなくコレ。
DEAD KENNEDYSの1stアルバム、『FRESH FRUIT FOR ROTTING VEGETABLES (暗殺)』のCD。
そう、遂に見つけた、先月、高円寺ヨーロピアンパパで。
91年プレスのTOY’S FACTORY盤。
ブックレットに痛みがあるってことで格安。600~700円だったかな?
そんなの全然気にならなかった。長年、探してたんだもん。
ライナーがミチロウなんだよ、コレ。(インタビュー形式。聞き手は小野島大)
同じシリーズで出たレックがライナーのリチャード・ヘル2ndは買ったけど、リリース時、スルーしちゃってずっと後悔してた。随分、遠回りしたけど25年近くを経てようやく入手。いつか、JUNがライナーのダムドも手に入れたい。
当時のミチロウは‟ザなし”スターリン時期だけど、ザ・スターリンでデッケネと並走してた頃のことを沢山話してる。他で聞けない話もあるし、良かった、入手出来て。
Dead Kennedys California Über Alles
ミチロウ曰く「イントロがザ・スターリンの『インテリゲンチャー』にそっくり(笑)」
言われてみれば。ちなみにデッケネの方が先だけど。
『虫』の頃に、ジェロ・ビアフラ(ヴォーカル)と交流があったミチロウ。お互いに共通性を感じてシンパシーを抱いてたんだろうね。
バンド名から判るように悪意と皮肉、そしてユーモアと知性。
確かに近しいもんがあるね。
| 固定リンク
« ストマン | トップページ | 笑う門には福来たる »
「THE STALIN」カテゴリの記事
- おまえを そのまま 飲み込んでしまいたい(2017.11.15)
- 遠藤ミチロウの‟独り”パンク放浪記(2017.08.22)
- もうすぐ終わりがやってくる(2017.04.17)
- LA MOSCAのレコ屋探訪③-RECOfan渋谷BEAM店(2017.03.12)
- 天婦羅ROCK(2017.03.09)
「PUNK」カテゴリの記事
- フィールオーライ(2017.09.03)
- I’VE LOST CONTROL AGAIN(2017.08.21)
- クズの中のクズ(2017.05.05)
- LA MOSCA旅日記 / 桜2017・吉祥寺(2017.04.12)
- CHEAP & EASY(2017.03.20)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント