音楽は永遠
踏ん張りどころだな。
踏ん張れる自信、まったくないけど(苦笑)
最新アクシデントは予想以上のダメージを受けそうだし、相変わらず目まぐるしく気分はアップダウンを繰り返してるけど8連チャンを終えた昨夜は久々に楽しい時間を過ごせた。
歳若き友人、Kクンとのサシ呑み。2ヶ月ぶりだね。自分の息子ぐらいの歳の子だけど音楽の好み、捉え方に共感するところ大だから彼と話すのは楽しい。何しろ、Kクンは『奥行き』の愛読者だしね。たぶん、俺の次に読んでるのは彼だと思う(笑)大好きな音楽の話を沢山して、ここのところのいろんなモヤモヤを忘れられたよ。
俺は勿論、何度も話したことを話した筈だし、かなり酔ったんでヤバいことまで喋った気がしなくもないけど・・・。でも、今までで一番、彼の話も聞いた気がする。やれば出来るんだ、俺も(笑)
珍しく、柄にもなく、恋愛論とかしたりもして(笑)赤ら顔した50の爺様の口から出す言葉じゃないことを口走った気もするけど気持ち悪くなかったかな?Kクン(苦笑)
昨夜、度々名前の出たルー・リードのこの本を昨年の6月から飛び飛びで読んでて先日、ようやく読み終えた。
『THE LIFE & MUSIC OF LOU REED WAITING FOR THE MAN』(邦題は『ワイルド・サイドの歩き方 ルー・リード伝』)
ジェレミー・リード著、本田佐良の訳、監修は大鷹俊一のルー・リードの伝記。完成を待たずにルーは逝ってしまったけど、帯にあるように本人が唯一、認めたバイオグラフィーらしい。
ただねぇ、俺はいまひとつだった、コレ。だから時間かかったんだ、読むのに。
批判されてたり、ルーのダメなところが書かれてるのはいいけど、あまりにバイセクシャルとドラッグ絡みの話が多過ぎる。それがルーの重要なところなのは判るけど・・・。
あと、著者の主観的な記述が多いんだけど共感出来る箇所が少なかったんだよなぁ。
ルーのバイオだと92年に出たピーター・ドゲットって人の書いた『Growing Up In Public』(邦題は『ワイルド・サイドを歩け』。コレばっかりだな・笑)の方が全然良かった。
新たに知ったこと、興味深い部分もあったし、こんなの出たら読まない訳にはいかないんだけど、どうせ(苦笑)
今、聴いてるのはコレ。
1989年の『ニューヨーク』のツアーから4月12日のデンバー公演を収録した『DEALING ON THE BOULEVARD』
没後、幾つか出てる未発表ライヴCD同様、元はFMラジオ放送音源のようで音質はとてもいい。数か所でピッチがずれるところがあったり選曲も半端な気がするけど、演奏内容も素晴らしいし、問題なし。ジャケは酷いと思うけど(笑)
俺がルー・リードをはじめて観たのはこの翌年、90年の来日公演。ドラマーがここでのロバート・メディチからモーリン・タッカーに代わってて印象はちょっと違うけど、素晴らしかったこのツアーのメモリアルとしては極上な1枚。
「ロックン・ロール」や「ワイルド・サイド」のこのツアーの演奏はホントにサイコーだし、ベースのロブ・ワッサーマンのアルバムでルーがゲスト参加して唄ったシナトラの「ワン・フォー・マイ・ベイビー」も入ってるしね。
Lou Reed - The Original Wrapper
『ニューヨーク』のひとつ前のアルバム『ミストライアル』収録曲で、そこでの打ち込みのバージョンより何倍もカッコいい‟元祖ラッパー宣言”曲。(貼ったのは別なライヴ作のバージョンだけどほぼ同じ)判るけど自分で言うなってカンジだよな(笑)
今日の記事タイトル。
読み終えた本で知った、2013年9月21日に行われた最後のインタビューでの発言。
「これからも続いていく人類の歴史の中で音楽は永遠だ。誰にとっても、はじめて聞いたのは母親の心臓の鼓動だろう?人は豆粒の大きさの時からそのリズムを聞いて育つんだ」
この言葉を知れただけでこの本を読んだ甲斐があったかも。
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