25年目の4月23日に / 想い出を抱き続けることはできない
駅前の新聞屋の軒先に並べられたパンジーが綺麗だ。
毎年、パンジーを見ると5年前の今頃、おふくろに電気自転車借りて通勤してたことを思い出す。こんな時でも時間は止まらずに季節は巡って花は咲くんだな、なんて思ってた。
連続7連チャン、2周りめが終了。あとは少し、人間らしいまともなシフトに戻れる、筈・・・。
一昨日のイギーの誕生日と共に、忘れないでほぼ毎年書いてるのが今日の日。
25年、四半世紀だよ、もう。
直前に来日して青白い顔を見せて帰って、俺たちが払った金で変なブツ掴んで死んだんだもん、忘れられないよ。
ニューヨーク・ドールズの1stが73年のリリースだからジョニサンが表舞台に居たのは18年。
俺が聴き出したのが84年ぐらいだから、その7年後に死んだのか・・・。
そこから四半世紀かよ。
そう考えると妙な気分になる、やっぱり。時間の感覚がおかしくなっちゃう。
だって、ずっと変わらず聴いてるから。
昨年は『イン・コールド・ブラッド』のデラックス盤をはじめ、遅ればせながらな90年のスタジオ・デモ集、そして映画のDVD とヤケにジョニサンものを買ったっけな。高円寺のあの辺で中古も幾つか入手したかもしれない。
Johnny Thunders - You Can't Put Your Arms Around a Memory
♪頑張ってみても馬鹿を見るだけ
冴えたヤツならわかってることさ
俺は頑張らなかった訳じゃない
ただ何故そうしなきゃならないか
わからなかったんだ
とても寒くてひとりぼっち
お前が此処に居ないからだよ
喚いて騒いでみたところで
結局、俺は独りなのさ
酷く不安なんだ
柱に頭を打ちつけて
骨の髄に残る正気を呼び出してみる
傷跡はだいぶ癒えたけど
まだ心は痛む
それがすっかり消える頃にやっとわかるんだ
想い出を抱き続けることはできない
過去は引き摺っては行けない
諦めなよ
お前はただのろくでなし
何も無いただのヤツ
だって俺といつも一緒に居たじゃないか
俺たち、似たもの同士だからな♪
やはり昨年に高円寺で聴いた、このアルバムからベタ中のベタだけど、この曲を貼ろう。
そう言うけどさ、ジョニー。
俺は未だに貴方が好きで貴方の想い出を抱き続けてるよ。
たぶん、これからもずっと。
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コメント
お初にお目にかかります。ちょくちょく拝見しております。
ジョニーの死は、たしか「宝島」で知りました。鳥井賀句さんの記事ではなかったでしょうか。二五年というのは幽玄といっていいほどの年月。もうとっくに彼の年齢を越えてしまったな、とあたりまえのことに溜息をついてしまいます。
昨年の映画では、彼のギタリストとしての側面にも(わずかですが)光が当てられていて、うれしく思いました。ギブソンからシグネーチャーモデルが・・・・ないですね。
投稿: ethic1968 | 2016年4月24日 (日) 14時18分
> ethic1968様
はじめまして。
コメントありがとうございます。
ああ、宝島の。
賀句さんのアレが紙メディアでは一番早かったかも。
「さよならジョニー。この大馬鹿野郎!」とか書いてたヤツ。
シグネーチャーモデル、ありえない話じゃない気もしますね。
投稿: LA MOSCA | 2016年4月24日 (日) 22時16分