POWER TO THE PEOPLE, RIGHT ON

予定どおりリラックスしてユルユルと過ごしてたら夕方に本社から電話。
なんだ、そんな話かよ、ビビらせるなって。いや、ちょっと待った。めんどくさい、無理なお願いだな。最悪を想定してたからホッとしちまった。騙されねーぞ!
「要は駆け引きと根回しだよ。君は嫌いなようだが」
「学校では習いませんでしたから」
大好きな『AKIRA』(映画の方)に出てくる台詞。
凄く判る。
物事には表と裏があって白黒つかないことばかり。そこで損しないように上手く立ち回らなきゃいけない。めんどくせーことこの上なし。
「事故でうっかり人を殺してしまった奴と、殺そうと思ったけど失敗した奴と、どっちが悪人なんだろうな」
「テロリストを捕まえました。だけど、口を割りません。その場合、拷問するのは許されますか?」
「お前は法律違反をしている。でも悪いことはしない奴だ。法律を守ってる奴は全員いい奴か?」
ホントに‟問い合わせ窓口はどこにあるんですか?”ってカンジだよ。
2年ほど前に文庫で読んだ『チルドレン』(初刊は04年)がとても良くて、続編の刊行を知ったものの安いし、持ち歩くのにも楽だから文庫化まで待とうと思ってたけど我慢出来ずに先週の旅のお供に買ったコレを読み終えた。
伊坂幸太郎の『サブマリン』
名キャラクターの型破りな家裁捜査官・陣内と、翻弄されながらも彼に一目置く部下・武藤のコンビのお話。
「俺には考えがある」
「本当のことを教えてください」
「本当のことをか?」
「はい」
「考えてなんてない」
「でしょうね」
『チルドレン』が短編集だったのに対し、こっちは長編だし、より重いテーマながら、お馴染みの2人のこんなやりとりで、楽しく読み進めることが出来た。1ヶ所、前作に登場したある人物の不在の理由を想像させるシチュエーションがあって、そこは悲しかったけど・・・。
陣内は相変わらず無茶苦茶で、‟こんなヤツ、身近に居たらめんどくせーな。いや、居るワケねーか”って思ったけど、果たしてホントにそうだろうか?居るかもしれないし、居たら面白いかも。関わりたくはないけど遠巻きに見てたい(笑)
スゲー魅力的だけど絶対にヒーローとかじゃない。だからリアリティがあるし面白い。
彼が前作にも登場した盲目の友人・永瀬たちと熱く語るチャールズ・ミンガスのライヴ盤でのローランド・カークの素晴らしいサックス・ソロを俺も聴いてみたい。それと、彼が関係のない(本当は少しだけ関係あるとも言える)忘年会に殴り込んで唄ったこの曲の替え歌も聴いてみたい。
John Lennon - Power To The People

陣内同様、スゲー魅力的だけど無茶苦茶で絶対にヒーローじゃないジョンの曲。
陣内はジョンのファンなのに、そんなジョンにも、誰であっても似てると言われるのは嫌いなんだけどね。
他にも引用したい陣内の台詞は山ほどあるけどコレだけはどうしても記しておきたい。
「今の俺が、今、一番本当の俺だからな」
バカみたいにシンプルだけどカッコイイ。
それにしても陣内の最後の台詞。
じわっときちまった。
俺もビビッて逃げてばかりいないで少しはちゃんとやらなくちゃ。
陣内も武藤には「陣内さんはちゃんとやってないですからね」って言われてるんだけどさ(笑)











































最近のコメント