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2016年11月26日 (土)

LONELY JAPANESE MAN

思いきりだらけた週イチ休み。

つまりは、いつもどおり。

今週火曜、朝っぱらに嫌な揺れのあった日に届いたコレを聴いてる。

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音源、映像は勿論、書籍、アパレル関係にフィギアまで。後を絶たない、このバンドのリーダーによく似た人(笑)関連のリリース・ラッシュを何処か醒めた想いで見てた俺(懐事情もある・笑)が、我慢出来ずに手にしたのがコレ。

89年、THE TIMERS、唯一のスタジオ・アルバム、『ザ・タイマーズ』のスペシャル・エディション。

リマスターCD、蔵出し音源集のディスク2、そして秘蔵映像のDVDの3枚組。

蔵出し音源は後に別な形で世に出た曲を含む10曲入り。「牛肉・オレンジ」のこの人らしい言葉遊びに笑わされる。2DKって(笑)出てくるタイミングが絶妙。「タッペイくん」の公式リリースは初だっけ?

DVDは結成直後とアルバム・リリース直後のライヴ映像がメインなんだけど、音源も出てない、実態がよく知られる前(今みたいなネット時代じゃないからね)の88年の方がやっぱり面白い。客の反応が生々しくてねぇ。「ロックン仁義」とかワンフレーズごとにリアクションがあって映像で観てても興奮するもん。

そしてアルバムのリマスター盤。映像や未発表音源の方が話題なんだろうけど、個人的にはこっちに持ってかれてる。

確かに音はクリアーになって低音も迫力増した気がするけど、そういうんじゃなくて。

元々、出た時から‟スゲー!スゲー!”って大興奮して聴いてたけど、久々にまとめて聴いて改めてスゲーなって。

誤解されてもいいから本音を書こう。

コレが清志郎、最後の大爆発だった気がするんだ、俺は。

勿論、この後の作品も殆ど聴いてとても好きなのもあるし、ライヴも何度も観て素晴らしい時もあったけど。でも、こうして時が経ってコレを聴くと・・・。

言っておくと‟反原発”、‟反核”、‟『カバーズ』の件への清志郎のリアクション”、‟土木作業員の扮装”(面白かったけどね)みたいな部分はそんなに重要じゃない、俺には。

我を忘れて、後先考えずにぶっ飛んでる清志郎にたまらなく興奮するんだよ。

そして曲が怖ろしく冴えてた。これ以上ないぐらいシンプルなのに。

 

「朝の4時か5時ぐらいまでレコーディングして、昼の12時にまた集合して録音再開するんですけど、その間にざらに2~3曲出来てるんです。それが毎日続いた。本当に憑りつかれてるカンジでした」

 

何度も引用してる、レコーディング時を回想した三宅のこの発言に大いに納得。ホントに神懸ってた、この時の清志郎は。エキセントリックでイカレてて、でも誰にでも判るような言い方で‟そうだよな”って共感出来ることを唄ってて。

コレが俺の大好きな、みんなに自慢したくなる清志郎。生理的に受けつけない人が嫌悪するのも含めてね。居なくなってから何処かの誰かが都合よく綺麗にまとめた清志郎じゃなくてさ。

 

タイマーズ - LONELY JAPANESE MAN 

勢いがあって痛快で爆笑させられた数々の曲も勿論大好きだけど、この1分ちょいの英語のみ(簡単だけどね)の歌詞の曲もたまらなく好き。この時はもう清志郎の生い立ちは知ってたんだっけなぁ?

俺はタイマーズも、この2年前の『レザー・シャープ』も清志郎はRCでやりたかったんじゃないか?って思ってる。この後、諦めたというかそういう想いは薄れていっただろうけど、まだこの頃はそうだったんじゃないかなぁ?

でも、この頃のRCにはコレは出来なかった。『ラプソディー』ぐらいの頃ならともかく、このぐらいの時期には無理だった。そして出来なくなってたカンジのRCも俺は好きだった。

どっちが良い悪いじゃなくて仕方なかった。そう思う。

ただ、RCを‟生涯一バンド”と思ってたという清志郎は寂しかったんじゃないかな?

今回、この曲を聴いてて何となくそう感じた。

孤高の人だったんだな。最後までかどうかはともかく、少なくともこの頃は。

仕方ねえよな、これだけぶっ飛んでるんだもん。

唯一無二だよ、ホントに。

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